長野県の「八方池」は、標高2,060mに位置する神秘的な池。風のない晴れた日に見られる、白馬三山を鏡のように映す絶景が有名です。
頂上まで登らず「八方池」を見にいくだけであれば、登山初心者でも気軽に訪れることが可能。
10月中旬、登ってきました!
ゴンドラ・リフトを乗り継いで、標高1,830mへ!
標高2,060mの「八方池」まで登山初心者でも無理なく行くことができる理由は、「八方アルペンライン」を利用して最初の登りをショートカットできるから!
ゴンドラ・リフト計3つを乗り継いで、標高1,830mの「八方池山荘」まで一気にアクセス。そこから片道90分ほどのトレッキングです。
【行程】
八方ゴンドラリフトアダム(約8分乗車)→ アルペンクワッドリフト(約7分乗車)→ グラートクワッドリフト(約5分乗車)→ 八方池山荘〜八方池トレッキング(約90分)
ちょうど紅葉シーズン。リフトからの眺めや、乗り継ぎ場所である「兎平」「黒菱平」からの眺めも素晴らしく、感動しっぱなし。遠くのほうには雲海も見ることができました。
最後のリフトに乗り継ぐ場所である、標高1,680mの「黒菱平」には、白馬三山や長野オリンピックスタートハウスが望める小さな湿原「鎌池湿原」があります。
この辺りから上は長野県天然記念物に指定されており、ここにしかない固有種や貴重な高山植物が生息しているのだそう。ルールを守って、美しい自然を後世に残していきたいですね。
最後のリフト・グラートクワッドリフトを降りたら、ここからトレッキングスタート!
八方池山荘〜八方池トレッキング
八方池まで片道90分ほどのトレッキング。歩きやすく整備された木道と、岩がゴロゴロした道があります。
このためだけに本格的な登山装備を買い揃える必要はないと思いますが、最低限、動きやすい服装・歩きやすい運動靴で。標高が高く気温が低いため、防寒具も必要です。
コースは開放感たっぷりで、眺望を楽しみながら歩くことができます。
山に雲がかかっており、八方池で景色が楽しめるのか心配...。
標高2,005m・第2ケルン(やすむケルン)。ここまで来たら、八方池まであと少し!
そしてついに、八方池に到着!!!
まるで天空の楽園!「八方池」
登っているときからなんとなく予想していた通り、雄大な山々は雲で隠れてしまっていました。
それでも、充分素晴らしい眺めです!
池のまわりでコーヒーを淹れたり山ごはんを食べたり、皆さん思い思いの時間を過ごしていました。まるで楽園のような空間。
滞在中に雲が完全に晴れることはなく、綺麗なリフレクションを撮ることはできませんでしたが、季節や天候によって違う表情を見せてくれるのも八方池の魅力。次に訪れるときはどんな景色が見られるのか楽しみです。
下山時には、標高1,400mの「兎平」でごはんを食べました。
兎平には「HAKUBA MOUNTAIN BEACH(白馬マウンテンビーチ)」というおしゃれスポットが昨年オープンしており、サウナやジャグジーもあります。こんな場所でサウナやジャグジーが楽しめるなんて、なかなかない体験ですね。
「八方池」まで初心者でも気軽に登れるシーズンは夏〜10月下旬頃まで。6月中はまだ池に雪が残っている景色が見られるそうです。
圧倒的なスケールに魅了され、何度でも訪れたくなる八方尾根。また別の季節にも登ってみたいと思います!