みなさんがこの秋に見たい絶景といえば、赤や黄色に染まる紅葉でしょうか。
カラフルな絶景も素敵ですが、秋にしか見れないこんな絶景もあるんです。
一面、黄金に染まった「すすき」。
今回は箱根へ、秋を感じる旅に行ってきました。
仙石原ってこんなところ
箱根湯本からバスで30分。
江戸時代初期まで「仙石原村」という地名で、千石もの穀物がとれるほどの平原だったことが由来と言われています。ススキが一面を覆うのは、台ヶ岳という丘で、見渡す限りのススキに言葉を失います。
もともとは茅葺き屋根の「茅」を栽培していたそうですが、今となっては箱根の秋の観光名所。
現在では、この一面のススキを守るために、毎年3月に山焼きを行っています。
この山焼きをしないと雑木林になってしまうそうで、平成元年から再開されたそうです。
仙石原のすすき草原は、入り口から約700メートルの一本道になっており、奥まで行ったら、折り返して戻ってきます。
スタスタ歩けば、片道10分くらいですが、すすき草原の美しい空気感を味わいながらのんびり歩いていると20分ほどかかってしまいます。
ピーク時は人も多く、往復で30分以上かかってしまうことがあるので時間に余裕を持ってスケジュールを組みましょう。
遊歩道の足元はこんな感じ。コンクリート等で舗装されているわけではなく、砂と石の道でした。ヒールでも歩くことはできますが、歩きやすいスニーカーがおすすめです。
熊の出没注意の看板も発見!注意してくださいね!
見頃はいつ?
10月中旬から11月上旬が満開のすすきを見ることができる見頃。
この時期の仙石原は、風の通り道が見えるようにサワサワとなびく黄金色のすすきが一面に広がっています。青空に白銀のススキ…美しいですよね。
▶︎満開のすすきと青空
見頃はもう少し先と言ったところですが、9月10日頃に見に行った際も、一面ススキでとても綺麗でした。
満開ではなくとも、すすき自体は咲いていて、見頃の時よりも人も少ないのでおすすめです。
▶︎まだ咲いていないすすきの蕾
特に西日の時間帯に行くと、ススキがさらに輝いて黄金色をまといます。見頃にも負けないほどの格段に美しい絶景が見られます。
西日をうまく使うと、こんなに素敵な秋らしいポートレートも撮れちゃいます!ぜひ一度、この時間帯のすすき草原を見に行ってみてください。
また、見頃の季節になると「箱根ナビ」などのネットですすきの開花状況を随時更新してくれます。行く前にチェックしてみてもいいかもしれません。
アクセス
実は、新宿駅から直接行くことができちゃうんです!
小田急箱根高速バスで「仙石高原」バス停下車、すぐです。箱根湯本駅からだと、箱根登山バス桃源台線に乗ると、同じバス停に着きます。
自家用車で行くなら、いくつか駐車場がありますが、一番おすすめの駐車場をお伝えします!
芦ノ湖側から車で仙石原へ向かうと、バス停の道路を挟んで向かい側(道路左側)にローソンがあります。左へ曲がり、そのローソンの手前の道へ進むとすぐ左手に臨時駐車場があります。500円で駐車できます。
お金は、駐車場の向かいの酒屋さんに払うシステムでした。
他にも臨時駐車場はありますが、結構歩くので、ここがおすすめです。
観光地として人気を誇る箱根には、温泉や美術館、神社に湖と、見どころがたくさんありますが、すすきの絶景も負けてはいません!
ぜひ一度この時期にしかみられない絶景を堪能してみてはいかがですか?