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【護国寺】意外に知らない「護国寺」のお寺探訪!東京のプチ富士山「音羽富士」に登頂

「護国寺」という地名、東京近辺に住んでいる人ならきっと耳にしたことがあるのではないでしょうか。

「閑静な高級住宅街」「池袋の近く」「東京メトロ有楽町線」など、エリアとしての護国寺のイメージを持つ人もいるでしょう。しかし、寺院としての護国寺がどんなところか、行ってみたことはありますか?

護国「寺」というだけあって、有楽町線護国寺駅の目の前にはもちろん、立派な寺院があります。
今回はこれまで「お金持ちの人が住んでいるエリア」というイメージしかなかった私が、たまたま散歩して通りがかった護国寺を楽しんできましたので紹介します。

アクセス抜群、さくっと行けるのに本格的なお寺である護国寺でリフレッシュして、ご利益をチャージしませんか?

護国寺とは?

護国寺とは、文京区大塚にある真言宗の寺院です。最寄りはもちろん有楽町線の護国寺駅です。

駅の出口の裏には、すぐこの赤く立派な仁王門が出迎えてくれますので、どんなに方向音痴の人でも迷わずに行けることでしょう。真夏や真冬でも、天候を問わず行きやすいのはうれしいポイントですね!

護国寺の歴史は江戸時代から。江戸幕府五代将軍として有名な徳川綱吉が、母の頼みを受けるかたちで建立を命じました。

御本尊は綱吉の母「桂昌院」の念持仏(ねんじぶつ)です。
念持仏とは礼拝のために個人が身の回りに置いておく仏像のことで、現在本堂には綱吉の母の念持仏が安置されています。

そんな護国寺のご利益のなかには、「玉の輿」もあると言われているそうです。
その理由は、綱吉の母「桂昌院」はもともと八百屋の娘であったため。八百屋の娘から将軍の生母まで大出世を果たしたことから、玉の輿の願いが叶うとも噂されているそうです。
もちろん玉の輿以外のご利益もありますので、パワーをもらいたい人は本堂でお願いしてみましょう!

プチ富士山「音羽富士」

護国寺は敷地が広く、本堂以外にもさまざまなスポットがあります。
そのなかに「音羽富士」というスポットがありましたので、立ち寄ってみました!

本堂への階段に登る前、音羽富士の看板が目に入ります。
外国人もよく観光に来るのか、「GO UP」と書いてあるのが妙に惹かれて、今日は富士登山をすることにしました。

音羽富士のような富士山を模した小さな丘は「富士塚」と呼ばれており、東京のみならず全国あらゆるエリアに点在しています。このプチ富士山に登ると、本物の富士山に登るのと同じご利益があると言われており、だれでも気軽に登りやすい富士山として、古くから信仰の対象とされていました。

東京には「江戸七富士」と呼ばれる有名な7つの富士塚がありますが、音羽富士はその1つに含まれています。ちなみに、その他6つの富士塚は神社にある一方で、音羽富士だけが寺院内にあるため、ちょっとレアなタイプの富士塚なんですよ。(寺院の境内にありますが、山頂にあるのは「浅間神社」です。)

案内の看板から飛び石に沿って歩いていくと、つつじの咲く登山ルートに入ります。本堂への階段が立派なぶん、一気に自然たっぷりな脇道に逸れてちょっとわくわくしてしまいます。

麓にはきちんと「一合目」の石碑がありました。
二合目、三合目と山頂までこのような石碑がありますが、半分土に埋まっていたり、文字が薄くなっていたりして、よーく見ないと見つけられないかもしれません。(私も全部は見つけることができませんでした。)音羽富士に登るときはぜひ、すべての「○合目」を見つけられるかチャレンジしてみてください。

こちらが登山ルートです。「だれでも登れる富士山」だと思ってなめていました…(笑)。初夏の生い茂る草木のなか、急坂に置かれた石段を登っていきます。

よーく見ると石に文字が彫ってあるのが見えますか?「〇合目」の石碑以外にもさまざまな石碑が立っていますので興味深いです。

どこから道で、どこから石碑ゾーンなのか、境目が分かりにくいため、誤って踏んだり手をついたりしないように慎重に登り進めます。

山頂に来ました!所要時間は3分くらいでしょうか。富士登山完了です。
小高い丘には少し広いスペースがあり、下の自然や石碑たちを見渡せます。

こちらは別角度から。敷地の外を見渡すと目の前にはビルがあり、「ここは池袋近くの都会なんだな」ということを思い出します。

山頂には「富士浅間神社」があります。富士山を信仰する浅間神社は全国に1,300社もあるそうですよ。お参りして、足元に気を付けながら石段を下り、下山しました。

まだまだある護国寺の見どころもチェック!

護国寺の見どころはもちろん音羽富士だけではありません!広い敷地にはあちこちに見どころスポットがありますので、歩いて周ってみましょう。

童謡「からすの赤ちゃん」石碑

たまたま野良猫があくびをして撮れた一枚。

海沼實という音楽家が作曲した「からすの赤ちゃん」という歌の歌詞が彫られています。
海沼實は護国寺に「音羽ゆりかご会」という合唱団を創立した人物。いまは品川区を本拠地としていますが、日本で最も伝統ある合唱団のようです。

不老門

本堂までのメインの道はこちら。入口にあった仁王門同様、赤く重厚な門構えです。

観音堂(本堂)

よく晴れた日に青銅色の屋根が映えます。ここに綱吉の母「桂昌院」の念持仏が安置されています。ぐるっと見て回る時間がない人も、ここは外せないメインスポットです!

江戸時代から今まで、関東大震災や太平洋戦争もありましたが、これらの災害や戦災から逃れ、創設当時のままの姿を残している貴重なお堂です。

一言地蔵

初夏の日差しが強すぎて、後光が差したみたいになってしまいました(笑)。
ここのお地蔵さんは言葉の通り、「一言だけの願いを叶えるお地蔵さん」です。

普段は扉が閉まっていて気づかずに通り過ぎてしまいそうですが、お参りするときは扉を開けて問題ありません。せっかくなので一言決めて、お願いをしてみてください!案外その「一言」を考えるなかで、自分のなかで一番大事なことが見つかることもあるのかもしれません。

墓地エリア

一言地蔵がある小道から少し進むと、お寺の奥は墓地が広がっています。
こちらは一般の人も利用できる墓地ですが、大隈重信、山県有朋といった歴史上の著名人も眠っています。歴史に興味がある人は、覗いてみてはいかがでしょう。

護国寺駅に用事があるとき、せっかくなら立ち寄ってみよう!

初めて護国寺を周ってみて、「さすが駅名になっているだけある!」と感激してしまいました。

じっくり見て周れるほど見応えがあるスポットですので、護国寺駅に向かう用事があった際は、通り過ぎるのではなくちょっと時間を作って散策してみてください。

本格的なお堂や自然に囲まれて、リフレッシュできること間違いなしですよ!


このしおりのライター