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【静岡】涼しげな日本庭園で癒されたい!平安時代から続くいにしえの「大井神社」でリフレッシュ

こんにちは。東海道を歩いて旅しているぼっちのazumiです。
今回は静岡県の島田駅近く、東海道沿いにある「大井神社」を紹介します!そこまで大きな神社ではないのですが、その歴史の深さや美しい庭園は一見の価値ありです。駅からは徒歩5分と好アクセスなので、JR東海道線で電車移動している方もぜひ立ち寄ってみてくださいね。

大井神社の歴史やなりたち

こちらは東海道沿いにある大きな鳥居。ぽっかりと開いた荘厳な雰囲気に引き込まれました。
大井神社の正確な創建年は未だ明らかになっていないものの、書物にその名が登場したのは平安時代の865年。古代日本の時代から残る非常に歴史深い神社といえるでしょう。

近くにある大井川への信仰によって創建されたと考えられており、祀られている神様は、水の神「弥都波能売神 (みつはのめのかみ)」、土の神「波邇夜須比売神 (はにやすひめのかみ)」、日の神「天照皇大神 (あまてらすおおみかみ)」と、自然にまつわる3体の女神です。

3柱とも女性の神ということから、「女神(めがみ)の社」として女性に人気で、安産祈願に訪れる方も多いです。
また、もともとが大井川信仰から始まったものであること、江戸時代には多くの大名や旅人が東海道沿いの大井川を渡りにきたことから、旅の安全祈願・交通安全祈願の神社としても人気です。

私も東海道沿いを旅する身。大井川越えや今後の旅の安全を願ってお参りします。

境内には歴史を感じるこんな案内が。江戸時代の参勤交代の際、大名を乗せて大井川を越える稼業に従事していた人たちが、毎日大井神社に石を持ち帰り、この石垣ができたそうです。

途方もない時間がかかりそうですが…それだけ川越えに関わる人々がいて、安全に帰ってこられた証だと思うので、大変縁起がよさそうです。

大井神社の見どころ

そんな歴史深い大井神社ですが、ただ古いわけではありません!
普通の神社ではあまり見かけない「日本庭園」の美しさが見どころといえるでしょう。

こちらが神社の中心に位置する庭園。あまり大きな敷地ではないため、神社の半分以上が庭園といっても過言ではないです。また、私が行ったタイミングでは和風料亭のような音楽がかかっていて、高級感あふれる空間となっていました。

整えられた木々、朱色の渡り橋、そして悠々と泳ぐ色とりどりの鯉たちに癒されましょう。街にある神社で、まるで京都のような日本庭園にお目にかかれることはなかなかないので、地元の方がとても羨ましいです…!

そして、夏の期間だからか境内の通路には風鈴が飾られていました。日差しが強い真夏日だったのですが、たくさんの風鈴が揺れると、なんとも涼しげで透明感あふれる音色を奏でていました。

よく見るとただの風鈴の飾りではなく、一つ一つ短冊に願いが込められていました。みなさんの願いが叶いますように。
そして大井神社は日本庭園と本殿以外に、ちょっと変わった見どころもあります。

こちらの不思議な銅像は日本三奇祭のひとつ「島田の帯祭り」にまつわる像。10月ごろに行われる有名なお祭りのようです。
3年に1度の開催で次回はなんと今年、2022年開催を予定しています。着物の帯がかけられた刀を差して舞い踊る華やかなお祭りのようですので、近くの方はぜひ行ってみてください!

また、境内には「水みくじ」というものもありました。おみくじを「双龍の手水」に浮かべて結果を見ることができるようです。小さな女の子が親御さんと楽しんでいました!

街中の神社で自然に触れてお手軽リフレッシュ

東海道沿いに見かけてふらっと訪れた神社でしたが、その彩り鮮やかな庭園と見どころの多さにびっくりしてしまいました!

駅の近くや街道沿いなど、街中にもすてきな神社はあるものですね!ぜひ旅行先やご近所を散歩する際に、探してみてください。身近なところに意外なスポットがあるかもしれません。

このしおりのライター

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