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2021-12-18

【北海道】冬だからこそ行ってほしい! 冬だけの絶景5選!


秋が過ぎ、もうすっかり冬になりましたね。
埋もれるほどの雪、毎日氷点下の気温が当たり前の北の大地、北海道。
冬は、北海道が一番美しい季節。

どこもかしこも絶景の北海道ですが、今回は冬の絶景をほんの少しご紹介します。
寒くて行きたくない!と思っている方も、北海道に行きたくなりますように。



アイスヴィレッジ

トマムにある星野リゾートでは、冬期限定で行われるイベントがあります。マイナス30度の氷の街『アイスヴィレッジ』です。
極寒の中のイベントですが、毎年大人気で、アイスヴィレッジを目的に全国各地から観光客が訪れます。

▲ アイスヴィレッジ

写真はアイスヴィレッジを一望できる丘の上の展望台から見た景色。
白銀の世界に青く浮かぶ氷の街は、ただ、幻想的で寒さも忘れるほどでした。

さらに、真冬の1月中旬からの約1ヶ月は氷の教会が期間限定でオープン
つんと冷えた空気と静寂に心が洗われ、落ち着く場所でした。

今年は12月10日から3月14日まで開催予定です。
陽が落ちてライトアップが綺麗な17時から22時(最終入場21時30分)までの営業時間です。

星野リゾートが開催するイベントなので、宿泊者以外は入場料600円がかかります。
詳しく書いている記事があるので、そちらも参考にしてみてくださいね。



ジュエリーアイス

近年注目を浴びているジュエリーアイス。テレビや旅行メディアで取り上げられることが多くなり、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
豊頃町という場所の大津海岸で見られる、太陽の光に照らされて輝きを放つ、氷の宝石。

▲ ジュエリーアイスのかけら

気温がマイナス20度にもなり、十勝川を凍らせます。凍った十勝川の氷は海へ流れ、波で形作られます。その氷塊が河口近くの大津海岸に打ち上げられ、世界的にも珍しいこの光景が見られるんです。
自然がつくりだした唯一無二のジュエリーアイスでアートな写真を撮るのも楽しいですよ。


▲ ジュエリーアイスを使って朝日の額縁

1月中旬から2月中旬が見頃ですが、その前後でも、天候によっては見られることがあります。逆に見頃の季節でも、必ず出会えるわけではなく、ジュエリーアイスの数も日によって差があります。
自分の運次第というのも、自然の絶景ならではですね。



流氷

日本では北海道でしか見ることができない流氷は、1,000キロも離れたロシアのアムール川の水が冷たい海で冷やされ凍り、北海道のオホーツク海にまで流れてきます。オホーツク海は北半球で流氷が見られる最南端なのだそう。
その距離や時間を思うと、なんだかロマンがありますよね。

オホーツク海に面した網走という場所では、毎年2月中旬をピークに流氷がやってきます。網走には、流氷を割りながら進んでいく『おーろら号』という流氷観光船があります。網走のほか、紋別では流氷を砕きながら進む砕氷船の『ガリンコ号』、知床では、流氷の上を歩くツアーなど、冬の北海道には流氷を楽しむためのツールがたくさん。


写真は、おーろら号の最終便に乗って見た西日の流氷。こんなにも美しく壮大な景色が目の前に広がっている経験は、数年経った今でも忘れられないほど。
人生で一度は見てほしい絶景です。



氷濤まつり・氷瀑まつり

北海道の冬のお祭りといえば、さっぽろ雪まつりを思い浮かべる方が多いかもしれません。ですが、『氷濤まつり』や『氷瀑まつり』は、そんな有名な雪まつりにも負けず劣らず!
氷のオブジェがライトアップされ、目の前にカラフルな光景が広がります。

▲ 氷濤まつり

氷濤まつりは、千歳市の日本最北端の不凍湖である支笏湖のほとりで毎年約3週間開催されます。
迫力ある大きなオブジェ「氷濤」が色とりどりな色を身に纏い、幻想的な世界を作り出しています。


▲ 氷瀑まつり

氷瀑まつりは、層雲峡という北海道でも有数の温泉地で開催されます。こちらのお祭りは、氷濤まつりよりも、見て触れて体験しながら楽しむことができると感じました。

迫力ある美しい世界を満喫するなら氷濤まつり、芸術に直に触れて楽しく極寒の冬を満喫するなら氷瀑まつり、といったところでしょうか。
どちらも素敵なお祭りなのでぜひ行ってみてくださいね。



青い池

北海道を代表する絶景スポット『青い池』。
今では観光ブックに載らないことはないほど有名になり、観光地としてメジャーな青い池ですが、ここがこれほどまで有名になったのは、Apple社のMacの壁紙に採用されたことがきっかけ。
世界中に名前を轟かせたその壁紙の写真が、まさにこの時期の青い池なんです。

真冬は凍ってしまい、池の青さがわからなくなってしまうので、池が凍らず、雪が降る初雪時期の数日間しか見られない奇跡の青い池です。
例年11月の上旬から中旬あたりが狙い目です。


こちらは、青い池から車で5分ほどと近くの『美瑛川』。その見た目から『ブルーリバー』と呼ばれ、『白ひげの滝』から水が落ちゆく光景は迫力を感じます。木々の枝の一本一本が雪で染められ、白銀の世界に流れる川の碧さがとても美しく、絵を見ているような絶景です。



北海道は極寒の冬ですが、だからこそ見ることができる絶景がたくさんあります。
真っ白にキラキラ光る世界の絶景を見に、今年の冬は北海道へ足を延ばしてみませんか?



このしおりのライター

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