今では九州を代表する人気観光スポットになった「高千穂」。
私は祖父母が宮崎に住んでいるので、有名になる前から知ってはいたのですが、幼い頃は高速道路がなかったり、電車でも行きづらかったりと交通の便が悪かったので、なかなか行く機会に恵まれませんでした。
しかし、数年ぶりに宮崎を訪れたら高速道路が開通しており、アクセスしやすくなっていたので念願叶って行ってきました!
季節問わず絶景を楽しめる「高千穂峡」
阿蘇山の火山活動と五ヶ瀬川の侵食作用によって作り出された「高千穂峡」は、国の名勝・天然記念物にも指定されている絶景スポット!
InstagramなどのSNSで見る写真と同じ、もしくはそれ以上に美しい光景が広がっていました!SNSに載っている写真を見るとすごく綺麗なのに、実際行くとそうでもなくてがっかり...みたいなことはなかったです。
ポスターなどでよく見かけるのは、「高見台」という場所からの眺め。
綺麗な景色はもちろん、草木の匂い、頬を撫でる優しいそよ風、水が流れる音など、高千穂峡は五感で楽しむことができます。
高千穂峡にかかる「御橋」からの眺め。
ちなみに御橋のすぐ近くに、「御塩井駐車場」という駐車場があります。御塩井駐車場は、御橋以外の有名スポットやボート乗り場にも近いので、おすすめの駐車場です。
ボートの上から絶景を眺める!
せっかくなので橋の上から眺めるだけでなく、ボートにも乗ってみました。ボート(定員3名)は、1隻2,000円で30分間乗ることができます。
ボートに乗ったら、高千穂峡の名所である「真名井の滝」の滝壺へ!滝を下から見上げるのは、ボートに乗った人だけの特権です。
真名井の滝に近づくと、水しぶきがすごいです。マイナスイオンたっぷりで心地良いですが、ちょっとボートの操作を誤ると、意図せず滝行をすることになります...。私が訪れた際はちょうど目の前のボートが、思いっきり滝に突っ込んで、びしょびしょになっていました。
真名井の滝から奥は、川幅が狭くなっているので他のボートとすれ違うときは要注意です!
日本神話の主神を祀る「天岩戸神社」
せっかくここまで来たんだからということで、高千穂峡から車で20分ほどの場所にある「天岩戸神社」まで足を延ばしました。
天岩戸神社には天照皇大神(あまてらすすめおおみかみ)が御祭神として祀られています。日本神話には八百万の神が登場しますが、天照皇大神はその中でも主神とされている神様。お参りしたら、なんだかとても強大なパワーをもらえたような気がしました。
神話が伝わるパワースポット「天安河原」
天岩戸神社から川沿いの道を歩くこと約10分、「仰慕窟(ぎょうぼがいわや)」という間口40m、奥行き30mの大きな洞窟に到着しました。洞窟の中には社と鳥居だけがポツンと立っており、神聖な雰囲気が漂っています。
弟・素盞嗚尊(スサノオノミコト)の横暴に耐えかねた兄・天照皇大神が、巨大な岩の裏側にお隠れになった場所、そして八百万の神がどうやって天照皇大神を表に出そうか神議したと伝えられている場所です。かつて神々が集まった場所に、今自分が立っているなんてすごい経験!
積み石をして願いを叶える!
鳥居と社の周りには無数の積み石がありますが、これは最初からあったものではなく、いつからか参拝者たちの手によって石が積まれていくようになったんだそう。願いをかけながら石を積むとその願いが叶うと言われているので、訪れた際はぜひ石を積んでみてください!
交通の便が良くなって、アクセスしやすくなった「高千穂」。宮崎市だけでなく、熊本市や大分市などからも日帰りで行けるので、九州旅行をする際はぜひ足を運んでみてください!