close

どこまでも続く黄金色の世界! 秋の「尾瀬ヶ原」ハイキング

東京から夜行日帰りで、草紅葉が見頃の「尾瀬ヶ原」へ行ってきました!

“夏がくれば思い出す〜、はるかな尾瀬、とおい空〜” の歌でお馴染みの「尾瀬」は、群馬県・福島県・新潟県・栃木県の4県にまたがる景勝地。その中心となる「尾瀬ヶ原」は、本州最大の高層湿原です。

今回は群馬県側の入山口「鳩待峠」から入り、尾瀬ヶ原ハイキングを楽しんできました。(歩いた距離は約19km、かかった時間は休憩含めて約8時間。) 実際に歩いたルートと見どころをご紹介します!




夜行バスで尾瀬へ。早朝は極寒...!

金曜の夜23:00頃、夜行バスで東京都内を出発。
土曜の朝5:00すぎに「鳩待峠」へ到着しました。

バスを降りてびっくり、10月上旬の尾瀬は冬の寒さです......! 慌てて防寒着を着ましたが、あまりの寒さに手が震え、ファスナーがうまく上げられないほど。

東京都内はまだ半袖のトップスでも出かけられる暖かい日が続いていたので、尾瀬に来たんだという実感がさっそく湧いてきました。




定番ルートを歩く!

鳩待峠の小屋で軽食をとり、空が少し明るくなってきた5:30ごろ、ハイキングスタート!

今回のルートは、「鳩待峠」→「山の鼻」→「牛首分岐」→「竜宮」→「ヨッピ吊り橋」→「東電小屋」→「ヨッピ吊り橋」→「牛首分岐」→「山の鼻」→「鳩待峠」の約19km。
時間の無い方は牛首分岐あたりで折り返しても良いと思います。

▲「鳩待峠」〜「山の鼻」

最初は山道を1時間ほど歩きます。道が整備されていますし、下りなので体力的にはまったく辛くありませんでしたが、雨が上がったばかりで足元が濡れていたため滑って転倒する方が続出...! 足元に気をつけながら歩きましょう。

なお、「山の鼻」ではトイレ休憩が可能です。 トイレはチップ制で1回100円。小銭を用意しておくと良いでしょう。

▲「山の鼻」〜「牛首分岐」

「山の鼻」を越えると、写真でよく見る尾瀬ヶ原らしい景色が広がっています! このときは曇っていたのでイマイチな眺めですが...

しばらくして雲の切れ間から太陽が顔を覗かせると、

パァッと黄金色に輝きはじめました...!すごい...!
体も急にポカポカしてきて、太陽のありがたみを感じます。

▲「ヨッピ吊り橋」

都会では見られない植物や透き通った美しい池にワクワクしながら歩くこと約3時間半。「ヨッピ吊り橋」に到着しました!
想像していたより小さな吊り橋で、一度に渡ることができるのは10人までだそうです。

▲「ヨッピ吊り橋」〜「東電小屋」

当初は「ヨッピ吊り橋」で折り返す予定でしたが、時間に余裕があったので、少し足をのばして「東電小屋」にも行ってみることに。
ここまで来るとかなり人が減って、静かな尾瀬ヶ原をのんびり満喫できます。

▲「東電小屋」からの眺め

来た道を振り返ってみると、絶景が広がっていました!


その後は「ヨッピ吊り橋」→「牛首分岐」→「山の鼻」→「鳩待峠」と引き返しました。

最後の「山の鼻」〜「鳩待峠」が上りなので、体力を温存しておくことをおすすめします!(しんどかった......)




尾瀬グルメも楽しみの一つ!

尾瀬ヶ原ではところどころにベンチが設置されており、景色を眺めながらお弁当を食べることができます。

バスを予約する際にオプションで申し込んでおいた「まいたけおにぎり弁当」が、想像以上に美味しくて感動...!

終盤に「山の鼻」で食べた「花豆ソフトクリーム」(500円)や、

「鳩待峠」へ戻ってきて食べた「スタミナ丼」(800円)も美味しかったなぁ。




尾瀬ヶ原の「草紅葉」の見頃は?

最後に、尾瀬ヶ原の草紅葉の見頃について。

黄金色に輝く尾瀬ヶ原が見られるのは、例年9月下旬〜10月中旬ごろだそう。私が行った日はまさに見頃でした!(本記事の写真はすべて2019年10月5日に撮影したもの。)

5月下旬〜6月上旬には「水芭蕉」が、7月中旬〜8月中旬には「ニッコウキスゲ」が見頃となる尾瀬。また別の季節にも訪れてみたいなあと思います。



store紹介した場所

尾瀬国立公園

このしおりのライター

このライターのしおり