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2019-06-12

【オランダ】フードマーケットとアート空間の融合! ローカルの人も集まる「マルクトハル」

オランダ第二の都市「ロッテルダム」は、首都・アムステルダムよりも観光客が少なく、静かで落ち着いた雰囲気の街です。しかし、近代的な建物が多く、街をぶらぶらしているだけでも想像の斜め上をいく面白い建物と出会える、刺激的な街でもあります。

そんなロッテルダムでも特に目を引く存在なのが「マルクトハル」という巨大な複合施設です!




芸術が爆発しているフードマーケットの「マルクトハル」

近代的な建物が多いロッテルダムの中で、圧倒的な存在感を放っている「マルクトハル」。ロッテルダム中央駅から歩いて20分ほど、最も近いロッテルダム・ブラーク駅からだと3分ほどです。営業時間は10:00〜20:00(金曜は10:00〜21:00、日曜は12:00〜18:00)。

このマルクトハルというのはオランダ語で「マーケットホール」という意味。言われてみればなんとなく語感が似ていますよね。

アーチ状になっている天井には、アボカドやさくらんぼなどの食べ物から建物や動物まで、さまざまな絵がところ狭しと描かれています。まるで教会にある壁画のよう!

天井には窓のようなものがたくさん。それもそのはず、なんとこのマーケットの上はアパートになっていて、実際に住んでいる人がいるのだそう。こんなおしゃれな家に住んでみたい...。

マルクトハルの地上階には、食品や軽食などを販売するお店が100軒ほど並んでいます。私が訪れた13時ごろはちょうどランチの時間だったので、結構混雑していました。

地下階にはスーパーマーケットもあるので、観光客だけでなく地元の人も多いように思いました。ただ単に食事をするだけでなく、ローカルな雰囲気を味わいたいという人にもおすすめのスポットです!

なかなか日本では見られない食べ物を売っているお店もいくつか発見!
こちらは「EXGO'S DRAGON BREATH」というアイス(?)を販売するお店です。液体窒素で瞬間冷却した、雛あられのようなコーンボールをストロベリーソースにつけて食べる新感覚アイスです。食べるとドラゴンのように口から白い煙が出て楽しい!




マルクトハルでランチを食べるなら「EKMEKCI」がおすすめ!

マルクトハルにはたくさん美味しそうな料理があり、何を食べようか迷ってしまいます...。
私も決めきれずにフラフラ歩いていると、「EKMEKCI」というトルコ料理のお店からとってもいい匂いがしてきたので、こちらでランチを食べることにしました!

EKMEKCIで食べられるのは「ギョズレメ」という、クレープのような生地に肉やジャガイモ、ホウレンソウなどを包んで焼く、トルコの国民食。なかなか日本では見かけない料理ですよね!

注文方法は、決まったトッピングがされたギョズレメを選ぶ or 自分でトッピングを選んで自分好みのギョズレメを作ってもらう の2つの方法があります。

英語に自信のない人や選ぶのがめんどくさい人は決まったものを選ぶのが無難です。好き嫌いが多い人や自分の好きなものを詰め込みたい人は自分でトッピングを選ぶのがおすすめ。


〜トッピングを選ぶときの流れ〜

①チーズを選ぶ
チーズは「ゴーダチーズ」と「フェタチーズ」の2種類。チーズは無料です。

牛乳から作られる「ゴーダチーズ」はロッテルダム近郊の町「ゴーダ」発祥で、オランダを代表するチーズ。ヒツジやヤギの乳から作られる「フェタチーズ」はギリシャを代表するチーズ。せっかくロッテルダムにきたので、ゴーダチーズをチョイスしました!

②トッピングを選ぶ
トッピングはトマトやホウレンソウなどの野菜を中心に全14種類。1種類追加ごとに+0.5ユーロ。私はコーン、トマト、ポテトをトッピング。

種類が多いので、何種類トッピングすればいいのかわからなくなりますが、普通の人は3種類ほど、野菜が好きな人なら5種類ほどトッピングするのがおすすめなんだそう!

③お肉を選ぶ
メインとなるお肉は日本でもポピュラーな「ケバブ」など5種類。お肉も複数選ぶことができ、1種類追加ごとに+1.5ユーロ。私はケバブをチョイス。ピリッと辛く、スパイシーなケバブはどこで食べても安定の美味しさです。

トルコ感を味わいたいならトルコを代表する「ケバブ」か、スパイシーな柔らかいサラミソーセージの「スジュク」がおすすめ!他にはチキンに唐辛子パウダーをふりかけた「チキン ピリピリ」、「ミンチ」、「ツナ」があります。

④ソースを選ぶ
ソースは「トマトソース」「ザジギ」など4種類。ソースは1種類ごとに+1ユーロ。ソースがなくても十分味がついているので、逆にソースが味の邪魔をしているような気がしました。ただ、食べている途中で味変ができるので、味に飽きやすい人にはおすすめ!

聞き馴染みのない「ザジギ」というのは、ヒツジやヤギの乳から作ったヨーグルトに、ニンニクやオリーブなどを加えたソースのこと。


目の前でギョズレメを作っている様子を見ることができます。表面がきつね色になってくると香ばしい匂いが漂ってきます。注文してから渡されるまでは混雑状況にもよりますが、5〜10分ほど。

1枚を6等分に切り分けてくれているので、食べやすいです!フォークで食べるのもよし、ピザのように手で食べるのもよし。かなりボリュームがあるので2人で1つをシェアするくらいがちょうどいいかもしれません。

生地の表面はパリッとしていますが、噛んでいるとモチっとした食感も。中はかなりアツアツなので一気に頬張ると口の中が美味しいと熱いで大変なことに!
初めてギョズレメを食べたのですが、かなり美味しくて大当たりでした。ギョズレメ、毎日食べたい!




近くのキューブハウスにも訪れてみて!

お腹いっぱいになったあとは、マルクトハルと目と鼻の先の距離にある「キューブハウス」にも訪れてみてください!マルクトハルに劣らない、アーティスティックな建物です。
このルービックキューブのような建物は実際に人が住むアパートで、旅行客でも宿泊することができるんです。内部がどうなっているか気になる方はぜひ泊まってみてください!




このしおりのライター

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