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2019-03-26

【オーストラリア】素通り厳禁!過酷なアウトバックのオススメスポット10選


こんにちは! SAORIGRAPHです。
皆さん、「アウトバック」をご存知ですか?うん、ステーキハウスじゃないよ。今日は食レポはしませんよ。

アウトバックとは、オーストラリアの内陸部に広がる、砂漠地帯を中心とした人口希薄な地域のこと。アウトバックの有名な観光地としてはウルル(エアーズロック)がありますが、ウルル以外にも見所はあるのでしょうか?

メルボルンからダーウィンまで約5,500kmをレンタカーで縦断旅してきた私が、アウトバックの絶対に見逃せない素敵なスポットを10ヶ所、ご紹介します!



1.オパール採掘場(クーバーペディ)

南オーストラリア内陸部の荒野にある町、クーバーペディ。ここは世界屈指のオパール採掘の町なのです。

町の周辺にある採掘現場には地面にたくさん穴があいているので、走ったり、後ろ歩きしたり、歩きスマホはやめましょう。穴に落ちます。

クーバーペディでは、オパール採掘場を実際に見学することが出来ます。ツアーもありますし、個人で直接行っても見学できる採掘場もあります。

今回訪れたのは「Tom's Working Opal Mine」。町からも近く、個人での訪問OKな採掘場です。最近は少ないようですが、以前はダイナマイトを爆破させたりして掘り進んでいたようです。

採掘場の壁をブラックライトで照らすと、青く輝く部分が。これがオパールです。採掘場内には「こりゃ一攫千金狙えるな...」と思う程あちこちにオパールがあり、宝探し気分を味わいたい方にオススメのスポットです。



2.ダグアウトハウス・教会(クーバーペディ)

雨がほとんど降らず、夏は40℃を超え、冬は夜間10℃以下まで冷え込む砂漠気候のクーバーペディ。そんな過酷な環境で快適に過ごすため、人々は地下や岩盤に穴を掘り住居を構えました。これがダグアウトハウスです。

現在では主に観光ホテルや教会などで、ダグアウトハウスを体験することが出来ます。洞窟内は年間を通して大体24℃前後に保たれているので、とっても快適!

地下教会もこの通り。幻想的な空間が広がります。
クーバーペディを訪れたら、ぜひ洞窟ホテルに宿泊して街中の地下施設をまわってみて下さい。



3.ディンゴフェンス(クーバーペディ)

ディンゴフェンス(ドッグフェンス)は、オーストラリアの野生の犬「ディンゴ」の南進を防ぎ、羊を守る為に作られたフェンス。
何がすごいかと言うと、その長さ。

ディンゴフェンスの長さはなんと、約5,300km!
日本列島の長さがざっくり約3,000kmなので、日本列島より長いフェンスが延々と続いているのです。

地平線の向こう側まで続くフェンス、なかなか味のあるスポットですよ。



4.ウルル(エアーズロック)

オーストラリア大陸のほぼ中央に位置する、世界最大級の一枚岩「ウルル(エアーズロック)」。オーストラリアと言えばこの一枚岩を思い浮かべる人も多いのでは?

人気があるのは早朝や夕方のウルル。サンライズやサンセットに染まるウルルの光景は、地球の力強さを感じます。

ウルルには空港もあり、オーストラリアの各都市から国内線でのアクセスも可能。観光拠点となる「エアーズロック・リゾート」には宿泊施設やショッピングモールなどが集約しています。ウルルの観光方法はツアーは勿論、レンタカーでまわることも可能です。

アボリジニの聖地であるウルル。気象条件によっては現在も登ることが出来ますが、2019年10月26日以降はウルル登山が完全に禁止となります。

ウルル周辺にはアボリジニの聖地がいくつかあり、進入禁止や撮影禁止とされている場所もあるので注意しましょう。



5.フィールド・オブ・ライト(ウルル)

ウルルのツアーでイチオシなのが、「フィールド・オブ・ライト」です。
ウルルが見える広大な敷地を約5万球もの光の球体が照らし出す、壮大な光のインスタレーションは素敵な想い出になること間違いなし!

「フィールド・オブ・ライト」ツアーは何種類かありますが、オススメは「Field of Light Star Pass」。ツアー時間は2.5時間で、夕暮れから夜にかけての景色を楽しむことができ、かつ軽食とドリンクが付いてきます。

この地面から生えているのが、太陽光発電によって光る装置。夕暮れから夜にかけて、だんだん球体に光が灯っていきます。

日が沈み球体に完全に光が灯ると、辺り一帯幻想的な雰囲気に!球体を支える支柱が風でゆらゆらと揺れ、色が刻々と変化する美しい光の世界を楽しめます。

この「フィールド・オブ・ライト」はもともと2018年3月31日までの予定でしたが、好評につき2020年12月31日まで延長となりました。

この機会を逃さず、ウルルで幻想的な体験をしてみてください!



6.レプタイルセンター(アリススプリングス)

オーストラリアのほぼ中央に位置する町、アリススプリングス。この町にある「アリススプリングス・レプタイルセンター」では中央オーストラリアの珍しい爬虫類が見られます。

また係員が説明を交えながら、実際にトカゲやヘビに触ることが出来るショータイムも!

爬虫類はそこまで得意ではありませんが、せっかくなので蛇を巻いておきました。皆さんも訪れた際はチャレンジしてみてください。



7.デビルズマーブル(テナントクリーク近郊)

デビルズマーブル(Devil's Marbles)では、たくさんの大きな奇石が絶妙なバランスで立っていたり、そこら中にごろごろと転がっている不思議な光景が見られます。

アリススプリングスから北へ約400kmのところに位置し、一番近いテナントクリークという町からも約100km離れているので、レンタカーかオプショナルツアーでの訪問となります。

こちらもアボリジニの聖地となっているので、ある方角は写真を撮ってはいけないと注意書き看板があります。こんな辺鄙な場所ですが、フリーWi-Fiが飛んでいて、一応キャンプ場があります。

アウトバックの中でも最高に蝿が多い場所だったので、夏場訪れる際は蝿除けネットを忘れずに!



8.マタランカ温泉(マタランカ)

日本人たるもの、「温泉がある」と聞けば「じゃあとりあえず入らないとな」という思考回路をお持ちの方も多いのでは?

マタランカという町には温泉が湧き出している場所があります。ただし、温泉といっても日本の温泉とは異なり、温水プールくらいの水温。体を温めるというよりリフレッシュするのに最適な場所です。

ジャングルに囲まれたマタランカ温泉は、底がしっかりと見えるほど透き通っておりとっても綺麗!

一見浅そうに見えますが、入ってみると足が着かないくらいの深さ!(着く場所もある)水面にプカプカ浮かんで、癒されてみて下さい。



9.カカドゥ国立公園(カカドゥ)

世界複合遺産に登録されているカカドゥ国立公園。日本の四国に匹敵する面積をもつカカドゥ国立公園では、自然の壮大な景色が楽しめ、ワニやカンガルー、バッファローなどの沢山の動物にも出会えます。

雨季は至るところで水量が増え、スポットへの道路がクローズとなってしまうので、訪れるのであれば乾期の始め頃がオススメ。

また、カカドゥ国立公園にはたくさんのアボリジニが描いた壁画(ロックアート)が残されています。数千年前の壁画が今でもしっかり見れるだなんて、ロマンを感じますね!

カカドゥ国立公園を楽しむのであれば、最低でも2日は滞在したいところ。国立公園内に宿泊施設やキャンプ場があるので、快適に滞在することができます。



10.ジャンピングクロコダイル・クルーズ(ダーウィン)

ダーウィンの名物と言えばこの「ジャンピング・クロコダイル」。アデレード川に生息している野生のイリエワニに、船から肉を垂らしてワニをジャンプさせるのです。

出航してしばらくすると、どこからかイリエワニが泳いで近付いてきます。そこへ肉を付けた紐を垂らし、タイミングを見計らって肉を引き上げるとこのようにワニが水上へと勢いよくジャンプ!ものすごい迫力です。

ちなみにイリエワニは体長が平均4~5mにもなり、ワニの中でも大きさは最大級!もしこの川に落ちたら...と考えるとゾッとしますね。船からは身を乗り出さないようにしましょう!




アウトバックの縦断はなかなか過酷ですが、普段と違った刺激的な体験が沢山出来る贅沢な旅。少し長めの休みが取れたら、レンタカーを借りてオーストラリアの大地を走り回ってみてはいかがでしょうか?

このしおりのライター

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