今月9日、「池上線フリー乗車DAY」が大きな話題となった東急電鉄。池上線以外でも何か面白そうなイベントはないだろうかと思っていたところに、「世田谷線が、ねこだらけ!」という文字が飛び込んできました。
東急世田谷線といえば、東京都内では珍しい2両編成の電車が走る路線。なかなか乗る機会がありませんが、期間限定で走っているという “招き猫電車” とやらに乗ってみたい...!
渋谷から電車で5分、世田谷線起点の三軒茶屋駅へと向かいました。
お得な「世田谷線散策きっぷ」をゲットしよう
世田谷線 三軒茶屋駅に着いたら、まずはフリー切符を購入。
世田谷線沿線の散策には、1日何度でも乗り降りできるフリー切符「世田谷線散策きっぷ」(大人330円・子ども170円)が便利! 世田谷線 三軒茶屋、上町、下高井戸の各駅にて販売しています。
ほとんどの駅に改札が無いので、乗務員の方にフリー切符を見せて乗車します。
“幸福の招き猫電車” が運行中!
さて、お目当の招き猫電車がこちら!
東急世田谷線では2018年3月頃まで、世田谷線の前身である玉川線(玉電)の開通110周年を記念して、招き猫がデザインされたラッピング電車が運行しています。
招き猫電車は通常の運行ダイヤに組み込んでの運行となり、いつ出会えるかは分かりません。
電車を3本見送っても出会えず、今日は走っていないのかも...と諦めかけていましたが、結局この日は招き猫電車に2回乗ることができました!
▲ 乗ってみると、足元には猫の足跡が。
▲ 吊り革まで招き猫モチーフで可愛い...!!!
なぜ、期間限定の電車のデザインが「招き猫」なのか。その答えは、世田谷線 宮の坂駅から5〜6分歩いたところにあるお寺「豪徳寺」にあります。
開運招福! 猫だらけの「豪徳寺」
豪徳寺は、井伊直弼の眠る墓所として知られる井伊家の菩提寺。
江戸時代の彦根藩主・井伊直弼が、豪徳寺の住職が飼っていた白猫に手招きされ、寺に立ち寄ったことで落雷を避けることができ命を救われたという言い伝えがあります。それ以来、豪徳寺の猫は招福の象徴となったんだとか。
豪徳寺には、大小さまざまな招き猫が奉納されています。おびただしい数の招き猫がずらりと並ぶ奇妙な光景は、海外からの観光客も訪れるほどの人気ぶり!
「豪徳寺」については、こちらの記事でもご紹介しています。
>> ひこにゃんはここから生まれた!おびただしい数の招き猫がいる豪徳寺
連れて帰りたい! 可愛い猫のお菓子をお土産に
世田谷線沿いぶらり旅のお土産には、可愛い猫モチーフのお菓子を買って帰りましょう。
こちらのお店は、世田谷線 山下駅から徒歩約3分の洋菓子店「Penguin pastry(ペンギンペストリー)」。美味しそうなケーキがショーケースに並ぶ中、豪徳寺からお墨付きを受けたというスイーツが目に止まります。
▲「豪徳寺にゃんこ鈴」(1袋3個入り 各170円)
ころっとした形が可愛い「豪徳寺にゃんこ鈴」は、プレーン、抹茶、チョコ、いちごの他、季節限定のフレーバーも販売されています。豪徳寺を訪れた記念にいかがでしょうか。
こちらは、世田谷線 山下駅から徒歩約3分の和菓子屋「東肥軒」。看板に書かれた “まねきねこのお菓子あります” の文字に誘われて入ってみました。
なんと、猫モチーフのお菓子が11種類も販売されているそう。
▲「招き猫サブレ」(各120円)
▲「吉祥最中まねきねこ」(120円)
小判形の最中に招き猫がデザインされた、自家製あん入り「吉祥最中まねきねこ」が特に美味しくてお気に入り! 猫好きな友人に贈りたくなるような、可愛い猫のお菓子で溢れたお店でした。
招き猫電車でおでかけしよう!
猫にまつわるスポットの他にも、神社やお洒落カフェ、地元の方々に愛されるベーカリーなど、見所が多数ある東急世田谷線。
2017年10月28日(土)からは豪徳寺にて、土日限定で「福を招くねこ展」も開催されます。(詳しくは、「玉電110周年記念 福を招くねこ募集キャンペーン」の公式サイトをご確認ください。)
2両編成の可愛い電車に揺られて、ぶらり途中下車の旅を楽しんでみませんか?