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2017-09-20

『サヨナライツカ』の世界!艶やかなホテル、マンダリンオリエンタルバンコク

ここ数年で東南アジアの有名どころホテルは大概制覇しましたが、その中で 宿泊施設、食事、バー、スパのすべてにおいて個人的ダントツのNo.1に君臨しているのが「マンダリンオリエンタルバンコク」です。

このホテルは、辻 仁成さんの小説『サヨナライツカ』(中山美穂さん主演で映画にもなりました。)の舞台でもあります。中学生のころにこの小説を読んでずっと憧れだったホテルを訪れました。



荘厳なロビー

まず圧倒されるのがロビー。クラシックな調度品や艶やかな色使い、アロマの香りはこのホテルの象徴的空間です。

『サヨナライツカ』の名シーンの数々になったこの場所にいるだけで、感動で泣きそうでした。すれ違うスタッフの方々はなぜか宿泊者の名前を覚えており、「Good afternoon, Ms.〇〇」と声をかけられるのが不思議。


訪れた時は普段アフタヌーンティを提供しているオーサーズラウンジが改修中でお休みだったので、ロビーでアフタヌーンティを頂きました。(現在はオーサーズラウンジが営業中。)

夜のロビーラウンジは、人も少なくバンコクの喧噪がウソのような静寂の空間に、時間によってはクラシック音楽の生演奏が流れます。夜遅くまでこのロビーでのんびりできるのは、宿泊するメリット。読書するのも良いですね。(読む本はもちろん『サヨナライツカ』です。)



バンブーバー

ホテル1階にあるバー。こちらはロビーとは違って陽気なジャズ演奏が賑やかです。色んな国の人が来ており、多言語の飛び交う華やかな空間です。『サヨナライツカ』でも主人公がよく飲みに出かけていた場所。小説みたいに意外な人との再会は無かった(笑)。



客室と朝食

今回は新館に宿泊しました。お部屋はチャオプラヤ川ビュー。

清潔で冷房の効いた空間でのんびりできます。専用のバトラーさんがいて、客室内でのチェックインや、部屋を出入りするたびに傘やら水やら渡してくれて気遣ってくれます。

朝食はチャオプラヤ川沿いのテラスで。シャンパン(私が宿泊した際は「モエ・エ・シャンドン」!)が飲み放題で、朝から酔っ払って魂をつかまれました。



オリエンタルスパ

スパはチャオプラヤ川の対岸にあり、川を船で渡って行きます。

シグネチャートリートメント1時間30分 4500バーツと、街中で500バーツも出せばマッサージが受けられるバンコクで強気設定!と思ってしまいましたが、洗練されたセラピストさんによる「かゆいところに手が届く」マッサージやスパの内装を体験して、お金を払う価値があると思ってしまいました。

自分のことを本当に大事に扱ってくれるまごころが伝わってきて、街中のスパでは得られない天国感!マッサージが気持ちよすぎて(酔っ払って)寝てしまったことが悔やまれます。マッサージ前後で飲んだ、ハニージンジャーティーもおいしかったです。



今度訪れた時は是非『サヨナライツカ』で主人公が宿泊していたオーサーズウイングのサマセット・モームスイートに宿泊したいと思います。

このホテルに宿泊するために仕事を頑張ろう!と思える、人生の節目毎に訪れたいホテルです。


このしおりのライター

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