ジブリ作品で一番のイケメンは、『猫の恩返し』のバロンだと思っています。
今回は、『猫の恩返し』のモデル地だと言われている3つの場所へ、実際に行ってきました!
1. 横浜元町商店街
まずは横浜へ!
作中に出てくる「十字街」は、横浜の元町商店街がモデル地。スタジオジブリ公式サイトにも、横浜元町が “大いに参考にした場所” として掲載されています。
最寄駅:元町・中華街駅(徒歩約1分)
元町・中華街駅を降りると普段なら中華街へ向かうのですが、今回は反対側の元町商店街へ!平日の昼間でも人がたくさんいて賑やかです。
ハルが猫を追いかけて走っていそうな十字路がありました!
この商店街は、古くから西洋文化の影響を受けていたことが感じられます。
「ハイカラ」という言葉が似合う建物が多く、歩いていて楽しい!
『猫の恩返し』の森田監督が「おしゃれな街並みだなあ」と感銘を受けたというのも頷けます。
赤い旗に描かれているのは...
十字街のマーク!?
かと思いきや、お店のロゴでした。笑
白い大きな猫には残念ながら出会えませんでしたが、お洒落な商店街を歩いてワクワクしました。中華街も近いですし、ぜひあわせて行ってみてほしいです!
2. 高円寺のケーキ屋さん
作品の冒頭で猫が口に箱をくわえて出てくるケーキ屋さんは、なんとモデルになったお店が実在するんです! そのお店は高円寺にあります。
最寄駅:新高円寺駅(徒歩約5分)
ケーキブティック「MYNT」さん。
螺旋状の緑色の階段や、“手作りケーキ” の看板などがそっくり! お店の方によると、以前はここにベンチも置いてあったそう。
現在ショップは移転し、大通りに面したこちらの建物になります。
変わらない “手作りケーキ”の看板には...
「スタジオジブリ“猫の恩返し” “おさかなクッキー”ご用意できました」の文字が!
あの“おさかなクッキー”がほんとに食べられるなんて...!
お店に入ると、ショーケースには手作りと思われる美味しそうなケーキが、壁際にはお土産にも良さそうな可愛らしいラッピングのおさかなクッキーが並んでいました。
ジブリ愛に溢れたノート
お店の方が、こんなノートを見せてくださいました。
「Haru Yuki Note」
ノートを開いてみると、全国各地からこのお店を訪れたジブリファンの方々の、あたたかいイラストやメッセージが詰まっていました。中には、沖縄から来たという方も!
『猫の恩返し』が愛されていること、そしてこのお店もとっても愛されていることが、ひしひしと伝わってきます。
森田監督のメッセージも発見!
お店の方にお話を伺ったところ、『猫の恩返し』にMYNTが登場していることは、お客さんに言われて初めて知ったんだとか。森田監督に感謝の気持ちを込めて、作中に登場するクッキーを現実世界にと、おさかなクッキーを作り始めたそうです。
おさかなクッキーは、どこか懐かしい味がしました。
もともと「MYNT」さんでケーキを入れるのに使われていた箱も見せていただきましたが、作中に登場する箱にそっくりでした。その箱が今では廃番になってしまい、猫がくわえられるようなサイズ、子どもが抱えて可愛いものをと、おさかなクッキーにぴったりな新しい箱を一生懸命探されたそうです。
お店の方はとってもあたたかい方で、また会いに行きたいなと思いました。次はケーキを買いに伺います!
3. 阿佐ヶ谷の並木道
最後に向かったのは、阿佐ヶ谷。
ちょっと頑張れば、高円寺のケーキ屋さんから歩いて行ける距離です。
トラックに轢かれそうな猫をハルが間一髪で助けるシーンは、阿佐ヶ谷駅前から続く並木道(中杉通り)がモデルになったと言われています。
最寄駅:阿佐ヶ谷駅(徒歩約1分)
『猫の恩返し』の登場人物は夏服を着ているので、作品の季節は春〜夏でしょうか。私がここを訪れたのは11月で、紅葉した葉が落ちていたりと、ちょっと雰囲気が違いました。
舗装された道路や、車道と歩道の間の草木など、似てると言えば似てる?
道路脇の植物は、よーく見るとピンク色の蕾が...!作中ではピンク色の花がたくさん咲いていましたよね。春〜夏頃に訪れれば、より一層作品のモデル地らしさがあるかもしれません。
作中でラクロスのスティックをぶつけて折ってしまうパーキングメーターもありました!
中杉通りにあるお洒落なカフェでごはんを食べて帰宅。
可愛いお菓子屋さんや雑貨屋さんもあり、楽しくお散歩できる通りでした!
お天気の良い日に、猫を探しながら歩いてみてはいかがでしょうか。
観たあとにちょっと優しい気持ちになれるような、ほっこりする作品『猫の恩返し』。そのモデル地もまた、なんだかほっこりする懐かしい雰囲気の場所ばかりでした。ぜひモデル地を訪れて、作品をもっと好きになってください♪
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