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2021-04-07

埼玉県にある台湾のお宮「聖天宮」は、想像以上の映えスポットだった!


気軽に海外旅行に出かけられるようになるまで、まだしばらく時間がかかりそうですね。
今は我慢の時とはいえ、旅行好きのみなさんはきっと、ウズウズしていることと思います。
そんな時は国内に居ながらにして、異国の雰囲気を味わえる場所にプチトリップしてみてはいかがでしょうか?

今回は、「国内で海外旅行気分を味わえるスポット第一弾」として、埼玉県坂戸市にある台湾の神社「聖天宮(せいてんきゅう)」をご紹介します。



聖天宮とは?

聖天宮は、中国台湾三大宗教(道教・儒教・仏教)の中の一つ、「道教」のお宮(神社)です。
日本国内に現存する道教のお宮としては最大級の規模を誇り、境内には描かれているものを含めると、なんと5千頭もの龍がいるとのこと。


このお宮を建立したのは台湾出身の康國典(こうこくてん)大法師という方です。
康國典大法師が大病を患った際に、道教の最高神格である「三清道祖」に祈願し続けたところ、7年の闘病生活を経て病が完治しました。

感謝の念をこめて、「三清道祖」を祀るお宮を建立しようとしていたところ、現在聖天宮のある埼玉県坂戸市に建立するようにとの神のお告げがあったのだそう。
そのお告げに従い、1981年の着工から15年の歳月を経て、1995年に聖天宮が開廟しました。



境内へ潜入!

聖天宮の歴史をサラッと確認したところで、早速境内に入ってみましょう!
拝観料は大人1人500円です。
日本のお寺の拝観料と同じくらいですね。

田畑の多いのんびりとした田舎道に突如現れるド派手な外観の聖天宮、内部はどんなかんじなんでしょうか!?


こちらは「前殿」という場所です。
予想を裏切らない派手さ!
中華街を彷彿とさせます。


前殿では、台湾おみくじを引けるみたいです。
柱を囲っている柵におみくじがたくさん結んでありますね。
引いたあとのおみくじを結んでおく習慣は、日本と同じなのでしょうか。
それか参拝客が日本人ばかりだからかな?


柱から天井まで朱塗りでおめでたい感じの渡り廊下を進み、本殿へと向かいます。


こちらは中庭からみた前殿。
台湾にワープして来ちゃったかな?というくらい、異国情緒あふれる空間です。

聖天宮は、映画やPVのロケ地としても使われているそう。
納得。



お宮の中心部、本殿へ!

中庭を挟んで前殿の向かい側に「本殿」があります。
透かし彫りされた柱は、5mもある一本の石柱からできているのだそうです。


天井を見上げてみると、目の覚めるような豪華な装飾が。
この煌びやかな天井は、一万以上の部品を、釘などは使わずに組まれているそう。
台湾の宮大工さんのウデ、すごいですね!


これは台湾版の狛犬かな・・・?
ちょっとイラっとする顔をしていて面白いです。



「鼓楼」からの眺め

前殿横の「鼓楼」に入ってみると、上に登れる階段があります。
細い階段をのぼってみると・・・


まわりの田んぼや何かが見えて、日本に帰って来た感。


いたるところに龍がいます。
5千頭全部見つけるのは至難の業ですね。



まとめ

聖天宮の敷地内を歩いていると、気分はすっかり台湾旅行!
こんなに立派なお宮なのに、人が少ないのも嬉しいポイントです。

聖天宮は、東武東上線の若葉駅から徒歩約30分の場所にあります。
のんびりと歩いて向かうもよし、若葉駅東口からバスに乗ってくるもよし。
バスを利用する場合は、東武バスの「若葉02」か「東坂02」に乗車し、「戸宮交差点前」バス停で下りてくださいね。

それでは、よい旅を。



このしおりのライター

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