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2021-02-23

『豆イチ』で活気づく! 小豆島のフォトスポットを自転車で巡ろう

元々、地場産業のオリーブや、エンジェルロードなど豊富な観光資源に恵まれた小豆島ですが、新たな展開を迎えています。それは、地域が一体となりサイクリストの集客を図るサイクルツーリズム。

具体的には『豆イチ』ルートマップの作成、サイクルステーションの設置など、少しずつ自転車で観光がしやすい環境が整えられており、併せて小豆島で味わえる美しい景色にも焦点が当たっています。

今回は、そんな旬の「自転車で巡る小豆島の魅力」をお届けしたいと思います。



自転車で旅をする方法

観光スポットをサクッと回り、手軽に小豆島の良いとこ取りをしたい!という方は、レンタサイクルがおすすめです。

小豆島では各港でレンタサイクルが利用でき、気軽にサイクリングが楽しめます。近年設置されたHELLO CYCLING小豆島は、電動自転車を島のいたるところで乗り捨て可能な嬉しいサービスです。

港から周囲を走って散策するだけでも、景色やアート、香りなど様々な発見がありますよ!


その一方、ある程度長い距離を走り、小豆島の美しい景色を思いっきり楽しみたい!という方は、マイ自転車を持参しましょう。

基本、フェリーならば輪行(自転車を所定の袋に入れること)すれば無料ですし、何よりも島での行動範囲が広がります。

クロスバイクやロードバイクを持っている人は、こちらがおすすめです。



土庄港周辺のフォトスポット

実は小豆島には、6つの港 / 9つの航路があり、とてもアクセスしやすい島だということをご存知でしょうか?具体的には兵庫県の神戸港・姫路港、岡山県の新岡山港・宇野港・日生(ひなせ)港、香川県の高松港・高松東港から訪れることができます。

どの港を拠点にするかで楽しめる旅のカタチは少しずつ変わりますが、今回は主要港である「土庄(とのしょう)港」と「坂手港」をメインに扱います。なぜなら、その二つの港に見所が集まっており、効率的に回れるからです。


まず土庄は『迷路の町』と呼ばれ、入り組んだ路地裏の多い、こぢんまりとした町。海と山どちらにも近く、重ね岩やエンジェルロードといった景勝地を擁します。

町と自然が緩やかに結び付いた風情ある港町で、島の魅力が凝縮されているのが特徴です。


瀬戸内国際芸術祭の会期には、新奇に富んだアートが立ち並びます。特に少し内陸に入った場所にある、千枚田&オリーブの夢の景観は必見です。


また、港周辺には「石の絵手紙」が設置されており、フォトジェニック!立ち止まって様々な読み手の想いに耽ってみるのも旅情高まるひと時です。



坂手港周辺のフォトスポット

坂手は小豆島の東側にある小さな港町で、先程の土庄に比べると閑静な佇まいです。神戸港からジャンボフェリーで繋がっているため、関西方面からのお客さんがよく利用します。


フェリー乗り場近辺には、ヤノベケンジやビートたけしが手掛けたアート作品が点在しており、独特の雰囲気を演出しているのが特徴です。


町の中心へ自転車を走らせると、醤油の香りが鼻腔をくすぐり、町の一角にあるオリーブの木に癒されます。特に瀬戸内国際芸術祭のアートの一つ「オリーブリーゼント」は皆で楽しめるフォトスポットでしょう!


春になれば、小豆島固有種の常光寺桜が随所に咲いて美しいです。また桜×オリーブのコラボが見られるのは、小豆島だけではないでしょうか?まさに和と洋が融合しています。


小豆島産の豊富なフレーバーを揃える「ミノリジェラート」は立ち寄り必須!サイクリングで疲れた身体に、風味豊かなジェラートが染み渡ります...!



少し離れているけれど、魅力的な三都半島

レンタサイクルでも少し脚力に自信があるという方や、サイクリストにぜひ訪れてほしいのが、小豆島南部に位置する三都半島。

1周20kmほどのコースになっているこの半島には、圧倒的に美しい小豆島の自然が広がっています。走り抜ければ感動すること間違いなし!


中でも半島東側の海岸線はたまらない爽快感。潮風が心地よく、磯の香りが鼻を満たしてくれます。


先端にある釈迦ヶ鼻は、知る人ぞ知る癒しのスポットです。芝生に寝転がりながらストレッチするのがオススメです。なお2月〜3月には河津桜が咲く、隠れ名所でもあります。


また無料で見られるアートも点在しており、見応えあるものばかりです。特に小豆島に漂着した流木で作られた潮耳荘は、まるで秘密基地!

サイクリングに疲れたら一息ついて、波の音に耳を澄ましてみてはいかがでしょうか?



終わりに

以上、小豆島をサイクリングする魅力について、風景写真とともに紹介してきました。

コンテンツが豊富なこの島は、ひとたび自転車で回ると、面白い発見や感動に溢れています!そして思わず写真を撮りたくなるようなフォトジェニックな場所も多いです。通常の観光とはまた違った旅の楽しみ方としていかがでしょうか?



このしおりのライター

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