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2021-01-18

年に数日しか見られない有明海の絶景を求めて熊本県へ!

九州の熊本県には阿蘇をはじめとし、素敵な景色を見られる場所がたくさんあります。

そんな熊本県でワタシが「一生に一度は見てみたい!」と思っていた絶景が「御輿来海岸(おこしきかいがん)の砂干潟」です。

有明海は干満の差が日本一で、干潮の時間帯には潮が引いた砂浜に風と波がつくる美しい模様「砂干潟」が出現します。
そして、砂干潟となった海岸線に夕陽が沈む様はこの世のものとは思えない絶景なのです。

干潟と夕陽が重なる日は年に数日しかなく、その数日の中でも晴れて綺麗な夕陽を見られるのは稀です。
まさに奇跡の絶景!
無事に見ることができるよう祈りつつ旅立ちました。



御輿来海岸の絶景を見たいなら、事前調査は必須です!

冒頭でも触れた通り、御輿来海岸の砂干潟と夕陽が重なるタイミングは年に数日しかありません。

砂干潟だけでももちろん美しいのですが、どうせなら夕陽とのコラボレーションを見たいところ。
御輿来海岸がある熊本県宇土市のHPにて、事前に干潟と日の入りの時間をチェックしてから旅の計画をたてましょう!


宇土市は熊本市内から車で1時間ほどの場所にあります。
熊本市内にはホテルや宿がたくさんあるので、旅の拠点は何かと便利な熊本の繁華街付近がおすすめです。

ワタシが御輿来海岸を訪れたのは昨年の2月。
九州の日の入り時間は関東より遅く、2月中旬だと18時くらいになります。

熊本市内を14時頃に出発し、渋滞もなく15時には御輿来海岸付近に到着しました。

夕陽が沈むまではまだまだ時間があるのですが、展望所の駐車場は既に満車でした。
年に数日しかないこの日を狙って、全国各地からたくさんのカメラマンたちがやってくるのです。

幸いワタシの車は小さな軽自動車だったので、運良く案内の方に脇道の空いているスペースをあてがってもらえました。

駐車場が満車の場合は、高台にある展望所まで坂道をしばらくのぼって来るようになります。



展望所には既にたくさんのカメラマンたちが!

小高い山の上にある干潟観賞地の展望スペースには、たくさんの人が三脚を立ててスタンバイしていました。


海岸は潮が引き始めて、砂干潟の模様が見えています。

これからどんどん干潟になり、ちょうど夕陽が落ちる頃が干潮の時間なはず。

カメラマンたちの数もどんどん増え、軽く100人以上は集まってきました。



日が落ちはじめ、海岸が黄金色に!

太陽の位置が低くなってくると、海岸が黄金色に染まってきます。
美しい!

写真をやっている人は優しく親切な方が多く、近くにいたオジサマたちとレンズの交換をしてみたり、絶景スポットの情報交換をしてみたり、夕陽を待っている数時間はあっという間に過ぎていきました。

刻一刻と落ちて行く夕陽。
砂干潟の模様もよりクッキリとしてきました。



これが見たかった絶景!

日没時間直前、一生に一度は見てみたい!と切望していた光景が目の前に!

想像していたより何倍も美しい奇跡の絶景に言葉が出ません。
夕陽が沈み切る最後の一瞬まで目が離せず、ひたすらにシャッターを切りました。

仲良くなったカメラマンさんの中には、「何度も何度も通ってやっと今日この光景を見られた」と言っている方がたくさんいました。
一度のトライで見ることのできたワタシはツイている!



日没後もまた絶景なり

夕陽が沈みきると、集まっていた人々も三脚を片付け、帰りはじめました。

名残惜しく、最後に一枚、日没後の干潟を撮影。

泣ける絶景を見せてくれた有明海に感謝しつつ熊本市内のホテルへ帰りました。



まとめ

御輿来海岸の絶景は、干潮時間と日没時間が重なること、晴れていることなど、いろいろな条件をクリアしなければ見ることのできない奇跡の絶景です。

気象条件が合わず行ってみてがっかり・・・ということもあるかもしれませんが、絶景好きな方にはぜひ一度見てみていただきたいと思い、ご紹介させていただきました。

日本は美しいなぁ。


このしおりのライター

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