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2020-06-30

山頂の絶景『エメラルドグリーンに輝く湖』の秘境とは!?


宮城県、蔵王にある秘境、『御釜』。
五色沼とも呼ばれるこの湖の色は写真の通り、美しいエメラルドグリーン。
今回は、この世のものとは思えないほど神秘的な絶景をご紹介します。





まずは、不帰滝

山頂の絶景とはいうものの、観光道路の『蔵王ハイライン』が整備されていたり、すぐ近くには駐車場もあったりと、アクセス抜群です。8時から16時までの昼間に蔵王ハイラインを通るには普通車550円の通行料がかかります。夜間(16時以降)は無料です。駐車場の近くには、レストハウスや売店があり、観光地化されていました。(売店の玉こんにゃくがおいしかった!)


御釜の手前の『駒草平』というところに車を停めて、少し寄り道。宮城県側から車で15分ほど進んだところにあります。駐車場から歩いてすぐ。駒草平展望台から見えるのが、この『不帰滝(かえらずのたき)』。


紅葉が綺麗で有名なようですが、私は去年の夏に行ったため、紅葉は見られず。しかし、夏の青々とした緑の中に落ちていく滝は美しく、早朝に行ったためか、低い場所に雲が立ち込めていてとても幻想的でした。





珍しい高山植物も必見

先程の駒草平、名前の通り、『コマクサ』という高山植物の群生地なんです。ピンク色で小ぶりなお花は、愛らしく、見つけた時はテンションがぐんと上がります(笑) この可愛らしさは是非見てほしい!高山植物の女王なんて別名がつくほどですよ!

コマクサの見頃は6月〜7月と言われていますが、私が行った8月上旬でもまだまだ咲いていました!意外と8月でもちらほら見られると思います!ただ、人が入れないように柵の向こう側にあるので、写真を撮るなら望遠カメラ必須、という感じでした。





いざ!御釜へ!

御釜を見るには、近くの蔵王刈田駐車場から3分ほどの場所にある『県営蔵王レストハウス』の展望台が、バリアフリーな上、アクセスしやすいです。その展望台から『刈田岳山頂』へ向かうには、坂の砂利道を10分ほど歩きます。スニーカーでも頻繁に滑ったり転んだりと、この道はすごく歩きづらいので注意してくださいね。


刈田岳山頂に着いたら、眼下に広がる景色がこちら。エメラルドグリーンがとても神秘的。くもりだったので、空が白く飛んでしまっていますが、写真の通り、くもりでも御釜の色はエメラルドグリーンでした。


御釜の色は温泉成分によるものらしく、強酸性で、生き物は住んでいないようです。御釜は1182年の噴火で形成されました。この噴火で五色岳にできた爆裂火口に200年にわたって水が溜まってできた火口湖で、名前の由来は単純に、お米を炊く釜の形に似ているから。


太陽の光の当たり方で色が変わると言われていることから、五色沼という別名がついているので、太陽が燦々と降り注ぐ時はまた違う色を見せてくれるのかもしれません。
刈田岳山頂からしばらく奥に歩きましたが、御釜が大きく、正直なところ、展望台からでも、刈田岳山頂でも、さらにその先でもあまり御釜の見え方は変わりませんでした。ちょっと変わった方向から見たければ、お隣の『熊野岳』から見るのもいいかもしれません。


私が行った時は、駐車場までの道が雲の中の山道でした。見えないかなーと覚悟して登ったら、山頂に着いた時には、雲が流れて晴れてくれました。山頂ということもあってか、天気が変わりやすかったり、雲の中に入ってしまって御釜が全く見えなかったり…ということもよくあるようです。天気がいいことを願うしかないですね…!





いかがでしたか?

わたしは空港経由だったので、帰りは仙台まで行きました。仙台までは1時間30分かかりますが、帰り際においしい牛タンも食べれて大満足の弾丸一泊二日旅行でした!

ちなみに、この牛タン屋さんは超人気店の『閣』というお店。牛タンのたたきもおいしかったです。仙台駅近くの商店街に入っていますが、4店舗あるので、近くの店舗を探して行ってみてもいいかもしれません。ランチの時間に行ったせいもあってか、1時間以上並んだので、時間がない時には気を付けてくださいね。

ぜひ蔵王の神秘の絶景と仙台のおいしいグルメを満喫する旅行に出かけてみてください!





store紹介した場所

蔵王の御釜

place
989-0916
宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉倉石岳国有地内国有林内
(GoogleMapで見るopen_in_new)

このしおりのライター

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