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桜の季節はそろそろ終わりだと思っていませんか?実はこれから満開を迎える桜があるんです。それも、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部である「吉野山」の千本桜。
一生に一度は見てほしい絶景をご紹介します。




吉野山の千本桜

奈良県の吉野山は日本でも有数の桜の名所で、4月の上旬から中旬にかけて美しく桜が咲き乱れます。
その数、なんと約3万本
山肌にシロヤマザクラが咲き誇り、山全体が桜色に染まるほどです。

1300年ほど前に植えられた桜は、豊臣秀吉が5千人の人々を連れて花見をしたこともあるという逸話も残っているほど、歴史ある千本桜です。2020年になった今もなお、その美しい姿を見ることができます。

吉野山をピンク色に染める桜の大部分は、『シロヤマザクラ』と呼ばれる桜です。花だけが咲くソメイヨシノと異なり、ヤマザクラは葉と共に花が咲きます。
もちろん、有名なソメイヨシノも吉野山にはありますよ。ぜひ見比べてみてくださいね!

他にも、写真のように濃いピンク色の八重咲の枝垂れ桜など、吉野山に存在する桜の種類は数百種類と言われています。桜の品種や太陽の当たる位置によって、咲く時期が異なるのも魅力の一つです。




今年の見頃は?

吉野にある郡桜は、『奥千本』『上千本』『中千本』『下千本』と、山の高さで呼び名が変わります。
なので、4月上旬から約1ヶ月に渡り、たくさんの桜が見ごろを迎えるんです。
今年は暖冬の影響で、全国各地でも桜の開花が例年より早いです。吉野山も例外ではなく、今年はとても早い満開予想。

下千本は4月2日、中千本は4月4日、上千本は4月7日、奥千本は4月10日が満開だと予想されています。
去年、わたしが吉野に行った時は4月8日。下千本が満開でした。去年の旅を思い出して、今回は下千本の旅のしおりをご紹介します。




大橋の朱色と桜

下千本の駐車場から徒歩約5分。『七曲坂』と呼ばれる、くねくね曲がった坂を上に上に登っていくと、この大橋があります。
後述しますが、下千本にはロープウェイがあり、ロープウェイに乗ると、この大橋の近くまですぐに行けるので、そちらもおすすめです。

橋の朱色が桜をより一層引き立ててくれますね。
この橋は、川の上ではなく、堀の上を通っています。つまり、ここ吉野は『大塔宮之吉野城』として山を要塞化し、戦をした場所でもあることがわかります。後醍醐天皇の第三皇子である、護良親王(大塔宮)が鎌倉時代、元弘の乱で鎌倉幕府と戦った歴史です。

鮮やかな橋は下千本の有名な見所のひとつで、まわりにはいくつものお茶屋さんが。咲き誇る美しい桜を愛でながらお花見をするのも素敵ですよね。

わたしのおすすめは、やっぱり吉野山の名物、葛餅。ぷるぷるでとぅるんとした食感の葛餅に、黒蜜ときな粉をかけて食べます。これが本当においしい。最高級品と謳われる吉野の本葛をぜひ食べてみてください。




葛餅が苦手な方は、みたらし団子や三色団子などのお団子もあります。食欲をそそる香り…世界遺産の桜を前にしても、ついつい花より団子になってしまいます(笑)




後醍醐天皇の勅願寺『如意輪寺』

後醍醐天皇の命令で建てられた、この如意輪寺。吉野山からさらに一つ谷を越えた山にあります。歩くと少し遠いので、車で近くの駐車場まで行く方がおすすめです。
路線バスもあるので、活用してみてください。

本堂の後ろの裏山には後醍醐天皇陵が京都の向きに建てられています。写真は『後醍醐天皇御霊殿』という場所です。
緑濃く、しんとした空気感。パワーをひしひしと感じるお寺でした。

後醍醐天皇の腰掛石や重要文化財に指定されている木造厨子入蔵王権現立像などがあります。
吉野は歴史が深い場所で、有名な金峯山寺や吉野神宮などたくさんの名所があります。
その中でもここ、如意輪寺は静かで落ち着いた雰囲気で、おすすめです。

また、吉野山を一望できるカフェがこの如意輪寺の近くにあります。そこからの景色が私の一番のお気に入り。隣の山から、吉野山がピンク色一色に染まっている絶景を、ぜひ一度見に行ってみてくださいね。




アクセス方法

せっかく桜の咲き誇る春に吉野に行くなら、京都からなんていかがですか?

1泊2日の京都と吉野山の桜旅。京都駅からは橿原神宮前駅で近鉄特急に乗り換えて40分ほどで吉野に到着です。個人的にはすごく近く感じて、とても充実感のある旅でした。(写真は吉野→京都ですが…)

また、駐車場も大きなものがあるので車でも訪れることができます。電車の時間などを気にしないでゆっくり楽しみたい人には車の方がおすすめです。

先述したように、吉野山の下千本まではロープウェイがあるんです。先ほどの近鉄吉野駅から徒歩3分ほどのところに千本口駅というロープウェイの乗り場があります。大人450円(片道)、たった3分で山頂まで連れて行ってくれます。

そこから山道を降りながら桜を楽しむのも時間があまりない方や、体力・足腰に自信がない方におすすめです。
山といっても観光地。階段や坂道は多いものの、道自体は舗装されており、歩きやすいです。




いかがでしたか?

桜の名所。世界遺産。歴史ある千本桜。
旅好きが心躍らせるには十分すぎるキーワードですね♪

ざわざわ、そわそわしてしまう今日この頃。
この記事を読んで少しでも気持ちが前に向いてくれますように。




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