“海の見える駅”として人気を集めている「下灘駅」。なにひとつ視界を遮るものがなく、瀬戸内海を一望できる素晴らしいロケーションを誇るスポットです!
そんな下灘駅でも特に人気の時間帯が、一帯がオレンジ色に染まる夕暮れ時。
私も今回、夕方〜マジックアワーの時間帯を狙っていたのですが、四国カルストから車で向かっている途中で工事や渋滞に足止めされ、到着したのは結局19時半前。太陽は完全に沈んでしまっていました。
夜でも下灘駅に入れる?
ネットやSNSで見る下灘駅の写真はどれも、明るい時間帯に撮られたものばかり。ひょっとしたら夜は入れないのでは・・・?という不安もあったのですが、駅舎に電気がついていたのでとりあえず一安心。日が沈んだ後でも入ることができました。
時刻表を見たところ、1時間に1本ほど、21時台まで列車は走っているようです。
小さな平屋建ての駅舎は、昔懐かしいレトロな雰囲気。映画やドラマのロケ地としてもたびたび使われているのだそう!
夜の景色はどうなの?
下灘駅は駅舎に駅員さんがいない無人駅。特に切符売り場なども見当たらず、切符を買わなくてもホームに入ることができました。
ホームに入れたら次に気になるのは、夜の下灘駅の景色ですよね。
結論としては、真っ暗で海は全然見えない! ザァ〜という波の音だけが聞こえてきます。
なんとなく予想はしていましたが、いざ目の前にするとちょっと残念...。
しかし、せっかく来たのだから少しでも下灘駅を満喫しようと思い、ホームのベンチに座って海風を感じたりしながら、もう少しだけ滞在することにしました。
ベンチにずっと座っているのも写真撮影の邪魔になってしまうので、下灘駅のホームをぶらぶら。
何気なくぶらぶらしていたのですが、線路に近づいてみるとビックリ!ホームのすぐうしろが海だと思っていたのに、海までは意外と距離がありました。ホームと海の間にはなんと道路が通っており、車も走っていました。
最初は真っ暗で何も見えなかったのですが、20分ほどして暗いところに目が慣れてくると徐々に海が見えるようになってきました!真っ暗だからってすぐに帰らなくてよかった。
見る場所を変えると遠くの光が水面に映って見えるところがありました!これは昼間では見られない、夜の下灘駅だけの幻想的な光景です。
列車がきたらシャッターチャンス!
しばらくすると、ぞろぞろとカメラを持った人が下灘駅に集まってきました。こんな夜に何事?と思っていると、ほどなくして2両ほどのレトロな列車がきました!
集まってきた人たちは列車に乗るのではなく、“列車×下灘駅”の写真を撮影しにきた、撮り鉄の方々でした。
レトロな列車だけでなく、こんなポップで可愛らしい列車も!
夜は心ゆくまで写真撮影を楽しめる!
20時すぎにもなると、私たち以外に観光客はいなくなったので、下灘駅のあらゆるスポットで写真が撮り放題でした。これも人が少なくなる夜の特権。
列車がきていないことをよーく確認してから、線路ギリギリのところでも撮影!
下灘駅はホームと線路の高さにほとんど差がないので線路に簡単に降りられそうですが、くれぐれも降りないように!
下灘駅の人気フォトスポットのベンチでも撮影。
人が多いと、次に待っている人のために素早く撮影を済ませなくてはならなかったり、見られて恥ずかしいのでカッコつけて写真を撮れなかったりしますが、人が少ないと心ゆくまで写真撮影を楽しむことができます!
眺めは昼〜夕方の時間帯に劣るかもしれませんが、下灘駅は夜になっても楽しむことができました!
ただ、列車の運行終了後はホームに入ることができないかもしれないので、早めに訪れるのに越したことはなさそうです。
夜に訪れる場合は、夜にしかできない楽しみ方を見つけて満喫してくださいね!