バンコクは一年を通してとても暑い地域で、特にGW頃は一年の中でもっとも暑い時期になります。
僕もGWに何度かバンコクに行きましたが、日がずっと照り続ける中、屋外を歩き続けるのはかなりつらいです。
そんなときはチャオプラヤー・エクスプレスボートを利用して観光してみませんか?
チャオプラヤー・エクスプレスボート乗り場へのアクセスと船の乗り方
チャオプラヤー・エクスプレスとは、バンコク市内の西側を流れるチャオプラヤー川を南北に行き来する水上ボートです。
ボート乗り場へはまず、スカイトレイン(BTS)を利用しサパーンタクシン駅まで行きます。バンコク中心部のサイアム駅からであれば10分ほどで着きました。駅から歩いて5分ほどでサトーン(Sathorn Pier)という船乗り場に着きます。
サパーンタクシン駅の改札を出ると案内地図がありました。
サトーンの乗り場へ行くには2番出口に向かいます。
ボートには、英語でアナウンスが流れる観光客向けのツーリストボートと、地元の人々が通勤・通学にも使うフラッグボートがあり、さらにフラッグボートには各駅停車から急行まで4種類のボートがあります。
フラッグボートの名の通り、種類によって船に立てられている旗の色が異なります。
せっかくなので現地の雰囲気を感じられるフラッグボートに乗ることにしました。
チケットを買うために少し列に並びました。
自動券売機などはありません。チケットが置かれたテーブルを前にして、おばちゃんが豪快に声を上げながら売っています。
チケットの案内板を見ると一日乗車券があるようだったので、それを欲しい旨を英語で伝えてみました。すると、閉まっている案内所のような場所を指して「あっちへ行け」みたいなジェスチャーをされました。
よく意味が分からなかったのですが、後ろにも人が並んでいることもあり、とりあえず普通の片道切符を買いました(どうやら一日乗車券はツーリストボートだけのようです)。
15バーツ(約50円)でした。結構安いですね(行き先や船の種類により料金は異なります)。
肌で風を感じながら水上を進む
船を待っていると10分ほどで来ました。
時間帯にもよりますが、船の本数は比較的多いようです。しかし、ときどき遅れたりもします。
僕が乗ったのはこんな感じの船でした。
座席は100席くらいでしょうか。船内はこんな感じです。
昼頃の時間帯だったので乗客は少なめですが、曜日や時間帯によっては混雑して座れないこともあります(実際、夕方の船では帰りの観光客が多かったので立ちっぱなしでした)。
ボートはサイドがオープンになっています。船が走っていると、風が涼しくて気持ちいいです。
バンコクでは屋外はカンカン照りで暑く、一歩お店に入ると冷房が効きすぎて寒かったりしますので、自然の風を感じられるボートは快適です。
水上からは広く景色が見渡せるので、ボートに乗るだけでも十分に楽しめますよ。
ボートはサイドがオープンとはいえ屋根がありますので、景色を堪能するには船の真ん中の方ではなく端に近い席に座りましょう。
いろんな船がひっきりなしに行き交う
水上は交通量が多く、ボートに乗っているとエクスプレスボート以外にもたくさんの船が行き交います。
形の違う乗客船も走っています。
こちらはとても小さな船です。漁船のような感じです。
こちらは川岸のショッピングモール「ICONSIAM(アイコンサイアム)」の送迎用シャトルボートのようです。
ちなみにアイコンサイアムは昨年11月にオープンしたばかりの、高島屋やLOFTも入る大型のショッピングモールだそうです。
さらに進んでいると、寺院の形をした船も航行していました。
こちらも寺院の形です。屋根には「ペニンシュラ バンコク」の文字が。
寺院の形の船は高級ホテルの専用シャトルボートのようです。
「バンコク」を見渡せる
バンコクは先進と伝統が入り交じった都市です。
水上から眺めると、両岸にはたくさんの高層ビルや高級ホテル、ショッピングモールや大型のマーケットなどが並んでいます。
こちらは高級ホテルのようです。
こちらはフラワーマーケット。スターバックスも入っています。
バンコクはいまなお開発途上であり、建設中のビルもちらほら。
一方で、それらの高層ビル群を一通り抜けると、寺院も見えてきます。
ボートは王宮周辺地区の観光に便利
エクスプレスボートを利用する人の主な目的のひとつは、やはりワットアルンやワットプラケオ、ワットポーなどの有名スポットの観光です。
これらの観光スポットが点在する王宮周辺地区には電車が通っていないので、陸上交通ではバンコク中心部からタクシーやトゥクトゥクで行くしかありませんが、せっかくバンコクに来たなら、観光をより楽しむ意味でもボートの利用がおすすめです。
水上から眺める寺院は、また異なる趣があります。
こちらは水上から見たワットアルン。
すらりと天高く伸び、圧倒的な存在感ですね。
こちらは水上からのワットプラケオ。
少し木々に隠れてしまっていますが、こちらも大きくて強い存在感です。
まとめ
エクスプレスボートから眺める景色はそれだけで十分に観光を楽しませてくれるものでした。
水上ボートは単なる移動手段だけではなく、旅行の楽しみ方を増やしてくれます。
バンコクを訪れたらぜひチャオプラヤー・エクスプレスボートに乗って涼しく快適に、水上からの景色も楽しんでみて下さいね。