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大島紬などで有名な奄美大島。日本で5番目に大きなこの島(本州など4島を除く)は、地域によって文化や歴史、地形などの様相もまた少し異なります。
今回は奄美空港に近い北部、奄美市は笠利町でのお立ち寄りスポットをご紹介します。



笠利町について

笠利町は島の最北部に位置します。
町の真ん中あたりに奄美空港がありますので、旅の行き帰りの際に観光もしやすい地域。
同じ奄美市である島の中心地・名瀬地区からは龍郷町を挟み飛び石のように離れていて、のどかな田舎の風景が広がっています。

島の北部は古代や中世の遺跡がたくさん発見されていて歴史的にも面白く、また幹線道路沿いには個性的なお店も見られます。

山がちで坂道がとても多い中南部と異なり、一部を除いて比較的アップダウンの少ない地形ですので、自転車での旅もおすすめですよ(僕もマウンテンバイクをレンタルして回りました)。




あやまる岬

奄美空港から北へ5kmほどのところ。奄美十景のひとつに数えられています。
少し高台になっていて、南北180度以上の大パノラマが見渡せますよ。

冬の曇り日なので見えにくいですが、晴れた日は海が鮮やかな色を見せてくれるはずです。

東向きなのでおすすめはなんといっても日の出。
僕が行った日は雲が厚く、「鮮やか!」とはいきませんでしたが、少し変わった日の出を見ることができました。




奄美市歴史民俗資料館

幹線道路から脇道に入り、あやまる岬へ向かう途中にあります。

「奄美市」とありますが、元は笠利町の歴史民俗資料館です(入り口上の記載も「笠利町」のまま)。
さとうきびを絞る機械をはじめとした農機具など、島北部の民俗や歴史が分かる民俗資料がところ狭しと並べられていました。

生活道具や農機具などは、他県の博物館で見たことのあるものもあれば島独特なものもあり、文化の違いが感じられて面白いですよ。




宇宿貝塚史跡公園

この史跡公園は発掘調査された遺跡の上に建物を建て、そのまま見学施設にしたという、なんとも大胆な方式でつくられています。

島北部は旧石器時代や縄文・弥生時代など古い時代の遺跡などが多数分布している地域で、貝塚や竪穴式住居跡などの遺構のほか、古代・中世を中心として多くの出土品が展示されていました。

お願いすれば学芸員の方に説明していただくことができます。
たくさん質問させて頂きましたが、とても丁寧に教えて頂きました。これで入館料200円は安い!
考古学マニアにはおすすめの資料館です。




城間トフル墓群

トフル墓とは、小丘陵に横穴を掘って作られた昔のお墓だそうです(トフルとは「天国に通る道」の意とのこと)。
かつての地域有力者一族のものといわれています。
城間地区にはそのお墓が9基、墓群として残っていました。

墓の中にはたくさんの壺が置かれ、壺の中に洗われた人骨が入れられていたそうです。
戦時中は防空壕としても使用されたりしたそうですが、一部のお墓では、なんと現在でも人骨が入れられた壺がそのまま置かれていました。
写真掲載は少々はばかられますので、資料写真の掲載に留めます。




奄美パーク

奄美パークは奄美最大級の観覧型観光施設です。
メインの施設はドーム状の建物「奄美の里」。
奄美群島の自然や歴史、文化などを見て、触って、感じることができます。

有料エリアと無料エリアがあり、徳之島や沖永良部島など島ごとのインフォメーションコーナーも充実していました。
おみやげ店もあり、奄美群島の特産品も買えますよ。

また奄美の自然を描いた日本画家、田中一村の記念美術館も併設されていますので、絵画に興味のある方はこちらもおすすめです。




奄美山海幸房 島一

島の伝統食材を使った食品を製造・販売しています。奄美パークのすぐ近くにあります。

パパイヤの漬け物・キムチ漬けや天然もずく、なべ底黒糖など、こだわり抜かれた商品が並んでいましたが、イチ押しは「つきあげ」。
いわゆる鹿児島のさつま揚げのようなものですが、アオサ、水イカ、天然もずくなどが練り込まれたものをその場で揚げてくれます。揚げたては絶品!

使われる塩は徳之島で作られた干瀬(ひし)塩。
海岸沿いのサンゴ礁干潟にあるクレーターのようなくぼみに海水が溜り、天日で濃縮されます。
その海水を取ってきて、煮詰めて作られるとのこと。徳之島でしかできない塩です。

こちらがその塩を作っている徳之島の「ましゅ屋」さん(「ましゅ」とは塩のことだそうです)。

おもむきがあります。




原ハブ屋

奄美大島産のハブを使った製品の製造、加工、販売などをされているお店です。

店内には財布やカードケースなどの革製品、ハブの骨を使ったアクセサリーなどが並べられていました。
健康や美容にも使われる、ハブ粉やハブ油なども売られていますよ。
奥には生きたハブが入ったショーケースも!いろんな種類のハブが見られます。

このお店のもうひとつの目玉が「ハブと愛まショー」。ハブのショーです。
都合が悪く見られませんでしたが、地元の方によれば観光客に人気のショーとのこと。




明神崎展望台

原ハブ屋からほど近く。幹線道路から脇に入った道の先に入り口があります。
展望台までは急な坂道が長く続きます。まるで小山を登っているかのよう。

苦労して登るだけに、展望台からの眺めは格別ですよ。




島んちゅmart 笠利店

島人による島人のためのコンビニ。
島には大手コンビニは少なく、代わりにこのような地元のコンビニが点在しています。
島んちゅmartはその代表格。島内には5店舗あり、笠利店は郊外に建てられたことや、つい2年ほど前にできたこともあってか、テラス席も作られて外観はおしゃれなカフェのようです。

島の食材を使ったおにぎりやお惣菜もたくさん販売されています。
コインランドリーやクリーニングなども併設されていて、旅人としては弁当やお茶を買ったり、ときに洗濯したりと、重宝します。




奄美きょら海工房

自家製純黒糖専門店です。

おしゃれな外観の建物。中に入ると正面には黒糖や黒糖を使ったいろんなお菓子などがずらり。奥はレストランとなっています。
一面ガラス張りとなっているレストランからは奄美の海が一望!

販売されている黒糖や塩。どこか別の場所で作られているのかと思いきや、実はここで作られています。
黒糖は、すぐ近くの畑から収穫されたさとうきびを、粗糖や糖蜜を加えずさとうきびの絞り汁のみを使って作られた純黒糖。
塩は目の前の海から、サンゴ砂を通してろ過された海水を使って作られた、その名も「奄美サンゴ海水塩」。
いずれもこだわりの一品です。

予約をすれば黒糖づくりや塩作りの見学もできるそうですよ。



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