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「地球の裏側」南米ブラジル

日本の裏側に位置する南米・ブラジル。日本からは飛行機の直行便がないのでアメリカやヨーロッパ、中東などを経由して行きますが、いずれの経路を選んでも1日では辿り着けない長旅になります。(片道26〜30時間くらい)


そんな遠い場所に位置するブラジルですが、実は世界最大規模の日系人居住地であり、地域によっては現地の公用語であるポルトガル語に混じって日本語が聞こえてくることもあります。




日本より日本っぽい!?サンパウロの「リベルダージ」

サンパウロはブラジルの南東部に位置する都市で、日系社会が広がっている地域でもあります。サンパウロのリベルダージには日系スーパーや日本食レストラン、日本語の書籍を扱う書店など様々な日系商店があり、日本語が通じるお店もあるので、まるで日本にいるような錯覚すら覚えます。


リベルダージはかつて「日本人街」と呼ばれた場所で、地下鉄の駅を降りるとまず目の前にドーン!とお城風の建物がお出迎えしてくれます。ちなみにこれは、なんと銀行!


街中には日本を彷彿させるような大きな鳥居や灯籠、日本庭園や日本をモチーフにした建築やウォールアート、日本語で書かれた看板などを目にすることができます。信号も鳥居や灯籠のマークでかわいい!






「日本(Japão)」と名のつく地下鉄の駅

なんと「日本」と名のつく駅が日本の裏側にあるのです!それがこのリベルダージで、2018年7月、日本人のブラジル移民110周年を記念して「Liberdade駅」から「Japão-Liberdade駅」へと名称変更しました。


駅名に加えて駅前広場も「Praça da Liberdade」から「Praça da Liberdade-Japão」に変更したのですが、道路標識は以前のまま変わっていませんでした。


日本ではない国、しかも日本の裏側に「日本」と名のつく駅や広場があることに驚きを隠せませんが、なんだか嬉しくなりますね!




鳥居や日本庭園までのルート

地下鉄1号線(Linha Azul)のJapão-Liberdade駅から徒歩2〜3分。駅前広場を右手に出ると「89℃ Coffee Station」というカフェがあるので、それを目印に右に曲がり、ガウヴァン・ブエノ通りに入ります。


道なりに下って行くと目の前に赤い鳥居が見えてきます!


ここにも日本の名前!「大阪橋」という名前の陸橋にドンと建っています。


日本庭園は駅から鳥居へ向かう途中、「大阪橋」の手前にあります。赤い門をくぐると、鯉が泳いでいる池と竹林があり、日本らしい風景になぜか懐かしさを覚えます。


池の奥にはちょっとした休憩スペースもあります。


ただ、手入れが行き届いていないのか...期待して行くとがっかり感は否めません...。それでも、非日系の方々が物珍しそうに鯉や竹林を眺めている姿を見ると、なんだかほっこりしてきます。


駅から鳥居へ向かうガウヴァン・ブエノ通りには日系スーパーが多く立ち並んでいるので、覗いてみると面白いです。お客さんは非日系の方も多く、本だしなどの調味料を買う姿になんだか不思議な気分になったり、日本食材の値段の高さにびっくりしたり...。日本では安く買える豆腐やもやし、飴などのお菓子もこちらでは高級品の部類です。(日本食材は日本の約3倍のお値段...。)




「日本人街」から「東洋人街」へ

少し前に「かつて『日本人街』と呼ばれた」と書きましたが、1970年以降に中国や韓国などからの移民もこの地域に移り住むようになったのをきっかけに、中華系や韓国系のお店も徐々に増えていき「日本人街」から「東洋人街」と呼ばれるようになったようです。
今後、中華系のお店が立ち並ぶエリアが拡大すると噂されているので、いつの日か「東洋人街」から「中華人街」と呼ばれるようになってしまうのかもしれません...。

この写真を撮った日はちょうど中国の旧正月を祝う「春節祭り」の日だったので、中華系屋台が多く出ていたり催しがあったりで、物凄い人人人...。年に4回、こうした大きなお祭りが開催されます。(4月:花祭り、7月:七夕祭り、12月:東洋祭り、1月:春節祭り)

ただ、週末になると駅前広場に露店や食べ物屋台がたくさん出るので、プチお祭り気分を味わうことができます!もちろん平日に比べると週末は人が多いですが、せっかくなのでこのプチお祭り気分を味わうのも良いかもしれません。“日本風”の料理を食べることもできます。笑




サンパウロの気候と服装

ブラジルは広いので地域によって気候も大きく異なりますが、サンパウロは東京の季節を真逆にした感じです。一年中夏のイメージがありますが(私はそう思っていました。笑)冬は普通に寒いです。


●春〜初夏(9〜11月頃)
日中は暑くなるのでTシャツ一枚でOKですが、朝晩はひんやりするのでバッグに薄手の羽織を入れておくと良いでしょう。また、傘を持っていても無意味なレベルの豪雨が毎日のように降ったりもしますが、数時間で上がります。

●夏(12〜4月頃)
夏本番は2月。日中の気温は35℃前後にもなりますが、湿度は低いので過ごしやすいです。ただし、日差しは強烈!日焼け止めは欠かせません。天気が変わりやすく、突然空が真っ暗になって豪雨や雷、時には雹が降ったりもしますが、これも数時間でカラッと上がります。


●秋〜冬(5〜8月頃)
ブラジルに移住してまだ1年経っていないので“体験談”としてお伝えはできませんが、冬はダウンジャケットを着たりマフラーを巻いたりと、日本(東京あたり)の冬と同じ感覚で寒さ対策をしたら良いと思います。雨も少なく、雪は降ったことがないそうです。(旦那談)


季節を問わず、雨が2〜3日続くとぐっと気温が下がります。たとえ夏にサンパウロを訪れる場合であっても薄手の長袖が一枚あると安心です。




サンパウロの治安

ブラジルは貧富の差が大きく、その分治安の悪さが目立つことをまず頭に入れておきましょう。リベルダージは日系人やアジアの人も比較的多い観光スポットではありますが、サンパウロの中心街に程近く、近くには治安の悪いエリアもあります(Praça da Séなど)。

サンパウロに限ったことではありませんが、カフェやレストランなどでも鞄は椅子の背もたれに挟むのではなく、膝の上など目の届くところに置きましょう。携帯電話も狙われやすいものの一つなので、必要以上に路上で使うことはおすすめしません。旅先でおしゃれをしたい気持ちもわかりますが、あまり高価そうなものも身に付けない方が良いです。




とはいっても、ブラジルの人は陽気で大らかな人が多いのも事実です。旅先で被害に遭わないように最低限の注意を払い、日本では体験することのできない時間を楽しみましょう!




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