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2022-05-14

世界遺産!世界三大瀑布「イグアスの滝」の絶景を求めて

世界三大瀑布「イグアスの滝」

言わずと知れた世界三大瀑布のひとつ。ブラジルとアルゼンチンの国境に位置するイグアスの滝ですが、特定の滝を指して呼ぶのではなく、周辺に点在する大小275もの滝の総称して「イグアスの滝」と呼ぶようです。

また、この一帯の素晴らしすぎる自然景観と森林の生態系、希少性の高い野生動物が暮らす大自然はユネスコの世界遺産にも登録されています。これは行って納得するでしょう!

さて、私にとってパンデミックが起こって以来の旅行。イグアスの滝があるのはブラジルの西側。サンパウロ州にあるグアルーリョス空港からフォス・ド・イグアス空港まで、フライトはわずか1時間40分。筆者はサンパウロ在住ですが、こんなに近いとは…!驚きました。

ブラックフライデーに購入したお得なパッケージは、空港からホテルまで旅行会社による送迎付きでした。ブラジル人である夫も含め、現地のことを何も知らない私たちにとって「Bem vindo!(ようこそ)」のプラカードで出迎えてもらえたのはとても有り難かったですね。

いざ、イグアスの滝へ!

イグアス国立公園の入り口はこんな感じ。

描かれているのは絶滅の危機にも瀕しているジャガー。ブラジルの動物群の中でも最も象徴的な動物の一つで、ブラジルのお金(50レアル札)にも描かれています。

イグアス国立公園・入場チケット売り場。

一般的にはここから滝まで観光気分を味わえる二階建てオープンバスで向かうようですが、私たちは参加したツアーのワゴンカーでGO。オープンバスに乗れなかったことを正直悔やみましたが… ワゴンカーでは滝までの道のりで何度か停車し、ガイドさんが国立公園の植物や動物、周辺の地理、歴史についてを笑い交えながら説明してくれたので、かえってこちらの方がよかったかもしれません。

到着してワゴンを降りると、いきなりイグアスの滝を一望できるスポット!
初めて見る感動で思わずこの場所だけで満足してしまいそうに。そのためここだけでかなり時間を費やしてしまいました。

ここから遊歩道を進んで行きます。ある程度整備された道なので、がっちりトレッキングを意識した格好でなくても良さそうでした。私は端からビーサンで臨んでいましたが、それでも全然問題ありませんでしたよ。

メインの滝がどのあたりにあるのかわからず進んでいたので、視界が開ける度に写真やビデオを撮ったりしていましたが、だんだんと滝の音が大きくなり、ドーン!!と目の前に全貌が広がりました。

「イグアスの滝」を検索するとよく出てくるこの景色。「ここからの景色だったのかー!」と違う感動も覚えました(笑)絵になりますね。

世界三大瀑布の中でも水量No.1といわれるだけあるのがわかります。激しすぎる水しぶきは上空まで登り、時折虹が見えて観光客を喜ばせていました。

イグアスの滝は季節によって水量が変わるようです。水量が多くより大迫力な滝が見たいなら雨期(10〜3月頃)がおすすめ!
ただ、その時期は辺りが真っ白になるほどの大雨が毎日のように降ります。ブラジル各地でも雨による被害が続く時期でもあるので、タイミングによっては旅のスケジュールに影響が出てしまうかもしれませんね…。

さて、この日は連日の雨の影響か水は茶色く濁っていましたが、天気が保ってくれたのが幸い。実はこの日も大雨予報でしたが、夜まで雨に降られることなく楽しめました!

激しい滝の目の前にあるこの橋。どうやって作ったんだろう?と不思議に思ってしまうほど崖っぷちギリギリのところにあります。

いざ、橋の手前で雨合羽を着て、カメラ・スマホの防水カバーを装着して臨みましょう! 前が見えなくなるほどの水しぶきを正面から浴びて楽しんだり(笑)轟々と流れ落ちる滝壺を眺めたりと、日本ではなかなか味わうことのできないこのスケール感に感激しました!

野生のハナグマに注意

滝を後にしてトレッキングコースから戻ると、最終地点にはレストランやお土産ショップ、開けた休憩スポットがあります。緑がとっても気持ちいい!

ここには野生のハナグマが生息しています。見た目もかわいらしく、人にもよく馴れています。観光客や置いてある荷物などにも近寄ってきますが、あくまで「エサ欲しさ」です。決して凶暴な動物ではないようですが、鋭い歯と爪を持つ動物なので危険ですよ。エサをあげたりしないように!

ブラジル側とアルゼンチン側の魅力

始めにも書いたとおり、イグアスの滝はブラジルとアルゼンチンの国境に位置しているため、両者異なった魅力があります。
イグアスの滝は全長4kmと世界最大の幅を誇り、ブラジル側からはその全貌を一望することができます。対するアルゼンチン側は勢いよく流れ落ちる滝を上から見ることができ、大迫力スポットとしても有名な「悪魔の滝壺」に近づけたり、ボートで滝壺に突っ込むクルーズ体験もできるようです。

私たちも当初アルゼンチン側へも行く予定をしていましたが、ブラジル側だけですっかり満足してしまったので、アルゼンチンへは行かないことに。
でも、遠く離れた日本から訪れるようであれば、違う角度からの魅力を一遍に感じてみた方が良いかもしれませんね!

イグアスの滝を楽しむために

想像以上に水しぶきが激しいです。ずぶ濡れ必至!雨合羽やスマホ・カメラの防水ケース、靴が濡れるのが嫌であればビーサンなどがあると安心でしょう。

観光客の多いホテル周辺では、雨合羽やスマホの防水ケースを売っている露天商も多いです。ブラジルの有名なビーチサンダルブランド「Havaianas(ハワイアナス)」は、現地のスーパーなどでも買うことができます。お土産がてらに現地調達しても良いかもしれませんね。

現地の旅行会社へツアー申し込み

旅の最大の目的であるイグアスの滝…のわりに、どうやって行くのかあまり事前に調べずに飛び立ったわけですが(汗)空港に迎えにきてくれた旅行会社にツアーを申し込むことに。

【旅行会社】MMC Turismo Receptivo
【申込】WhatsAppでメッセージにて申し込み
【支払】ツアー当日にカード決済
【費用】1人60レアルくらい(イグアス国立公園入場料/ ホテルまでの送迎/ 現地ガイド込み)

言語は観光客によって使い分けているようでしたが、私たちのツアーではご年配夫婦に合わせてスペイン語でのガイドでした。お世話になった2日間、ポルトガル語とスペイン語しか耳にしませんでしたが、ホームページを確認すると英語や日本語を含む11ヶ国語対応可能とのこと。

担当してくださったスタッフさんもさすがブラジル人!といった感じでとてもフレンドリー。しっかりと気配りも行き届いていました。前夜にツアー申し込みOKなど、気軽に利用できるところも◎。良い旅行会社に出会えて良かったです。

*こちらの2枚はホテルの近くの街並みと広場。季節は日本と反対なので4月〜5月は秋になりますが、鮮やかな花や色使いで暖かい雰囲気を感じられる街並みでした。

まとめ

日本では経験できないであろう大迫力な自然を感じることができ、本当に感動しました。日本からは少し遠いですが… それでも足を運ぶ価値はあるでしょう!

今回訪れたフォス・ド・イグアスは「イグアスの滝」をはじめとし、他にも見所がいくつもあります。次回はそちらを紹介したいと思います。

store紹介した場所

Cataratas do Iguaçu - Brasil

place

BR-469, Km 18, Foz do Iguaçu - PR, 85855-750 ブラジル
(GoogleMapで見るopen_in_new)

このしおりのライター

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