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2022-06-12

【ブラジル】滝だけじゃない!イグアスの滝周辺のおすすめスポット②

世界三大瀑布「イグアスの滝」

以前ブラジルの西部、フォス・ド・イグアス (Foz do Iguaçu) にある世界遺産、世界三大瀑布でもある「イグアスの滝」を紹介させていただきました。

フォス・ド・イグアスという町はイグアスの滝以外にも見所がたくさんあります。前回の「滝の周辺にある観光スポットと旅Tips」第一弾に続く、第二弾となります!

アーヴェス公園(Parque das Aves)

鮮やかでカラフルな鳥たちを超至近距離で楽しむことができる公園。園内はきれいに整備や手入れがされているので、鳥以外にも花や植物も楽しむことができるでしょう!

自然豊かな園内はまるでジャングルのよう!

歩いていると、ほら!作り物なのでは?と思ってしまうほど美しいくちばしの持ち主。トゥカーノ (tucano) にも出会えます。これはなかなか感動しますよ。

園内でも一押しのスポット。
ここは鳥を「柵の外」から見るのではなく「柵の中」に人間も入るというスタイル。エサを食べたり飛び回っているところを目の前で見ることができたり、一緒に写真を撮ったりすることもできます。

鳥たちも人に慣れているのか、怖がって逃げるということもありませんでしたね。運が良ければ、このカラフルなアララ (arara) という鳥を腕や頭に乗せることもできるようですよ!

旅の最終日、午後にフライトを控えている中でここを訪れましたが、キャリーケースが入るサイズのコインロッカーも設置されているので安心して園内を回ることができました。 イグアスの滝のあるイグアス国立公園やフォス・ド・イグアス空港からも非常に近いので、観光客のことをよく考えられていますね!

「鳥なんてどこにでもいるから…」と、あまり乗り気でなかったブラジル人の夫も、なんだかんだいって私より楽しんでいました(笑)みなさんも是非カラフルな鳥たちを間近で見て楽しんでくださいね。

入場料 70レアル

隣国パラグアイへ(Ciudad del Este, Paraguay)

「パラグアイでの買い物」はフォス・ド・イグアスへの旅行で観光地として挙げられる一つ。距離的に近いということもありますが、パラグアイは他国からの輸入に税が課せられないため、あらゆるものを安く購入できることで有名なのです。(対するブラジルの輸入税はかなり高い…。)

周辺にはいくつもショッピングセンターが立ち並びますが、店内はまるで空港の免税店のよう。そして、それと同じ町なのか…と思ってしまうほど、外とのギャップが大きいのも事実。

これはブラジルからパラグアイへ陸路で入国した辺り。

筆者はブラジル在住で治安の悪さには免疫がついてきていましたが、それをも遥かに上回る空気感に終始緊張…。アドベンチャー要素かなり強めで、旅のメインであるイグアスの滝に張るくらいインパクトある1日でした。笑

ブラジルからパラグアイへと向かう入り口。ここを抜けると国境となるパラナ川があり、両国を繋ぐ「友情の橋 (ponte da amizade)」が架けられています。

ブラジル国内のUberなどは国境を越えることができないため、観光客がブラジルからパラグアイの国境の町、シウダード・デル・エステ (Ciudad del Este) に向かうには、方法はこの通り。
① 観光ツアーに申し込む
② 国境付近に止まっているバイクタクシーに乗る
③ 徒歩で橋を渡る   ←これに決定!

徒歩わずか10分程度でパラグアイに入国完了〜
車両での入国はイミグレで時間がかかると聞いていましたが、なんと!何も求められることなく入国できてしまいました(帰国も然り)。徒歩だったから??

事前に陸路入国について注意事項を収集していましたが、セキュリティフリーで呆気に取られてしまいました。笑

不安事項を少々漏らしてしまいましたが、国境に架かる橋を徒歩で渡るというのはとても貴重な体験!思い出に残る日となったので結果オーライです。

観光ツアーなどでは味わえないであろうドキドキを体験したい方は、ぜひ徒歩で国境を越えてシウダード・デル・エステの町を歩いてみてくださいね。

チェン・ティエン仏教寺院(Templo Budista Chen Tien)

ここは1996年にフォス・ド・イグアスの中国人コミュニティによって建てられた仏教寺院だそう。写真にはあまり写っていませんが、私たち以外にはツアーで訪れている人が多くいましたよ。

日本の仏教寺院とは違い、中国やインドの仏様でしょうか?鮮やかな色使いが目立ちました。仏様全員集合!といった感じ。あちこちに色鮮やかな仏像が点在しているので、不思議なことに活力が生まれるような、そんな感覚すら覚えました。

日本でもよく目にする阿吽(あうん)像と、その真ん中には横たわっている仏像。 これは単にリラックスしているわけでなく、涅槃の姿(仏教の悟りの境地)を表しているものなんだそう。日本ではこういった姿の仏像はあまり見かけませんよね。

日本でも馴染みのある阿弥陀如来と108体の金色の阿弥陀像。”南無阿弥陀仏”を唱えることについても説明がありました。

この仏教寺院はフォス・ド・イグアスの中心街から少し離れた高台にあるため、静かで眺めの良いところです。町の様子や隣国パラグアイの景色を見るのにも良いスポットかもしれませんね。
ただ閉園時間が少し早いので訪問される際はお気をつけください。私たちはギリギリの入園でしたので…。

入場料  無料
閉園時間 16:30まで

オマール・イブン・アル・カタバ・モスク(Mesquita Omar Ibn Al-Khattab)

ブラジルは文化や宗教など多様性に富んだ国というのは言わずもがなですが、フォス・ド・イグアスは大都市サンパウロに次ぐイスラム教徒が多い町なのです。

そのおかげか美味しいアラブ料理のお店にも出会えました。また食べたいな〜

さて、訪れたこのオマール・イブン・アル・カタバ・モスクは、世界で最も有名なイスラム芸術作品のひとつとしても挙げられているそうです。白と青を基調とした楕円形の部屋には目を見張る装飾ばかり…!

壁には聖地メッカをはじめとするイスラム教の各地の時刻が。分刻みで時刻が異なるのも少し気になるところ。モスクの入り口はメッカに向けられて建てられているという豆知識も!

1日5回あるお祈りの時間には見学することができません。でも観光客がモスクを訪れること自体は歓迎されているなぁという印象を受けました。

モスクでは女性は髪を見せてはいけません。男女ともに露出の多い服もNG!モスクの入り口では無料でベールを貸してくれるので、それを身につけて見学することになります。

異なる宗教や伝統を知るのにとても良い経験になりましたよ。このモスクはフォス・ド・イグアスの中心街にあるので行きやすいですし、モスク向かいにはアラブ雑貨やアラブスイーツのお店もあるので、合わせて行ってみるといいですね。

入場料 無料

楽チン移動にはUberを

イグアスの滝があるフォス・ド・イグアスはそれほど大きな町ではありませんが、観光スポットは多くあります。各スポットまでもそれほど遠くありませんので、移動代もさほど嵩むことはないでしょう。

サンパウロのグアルーリョス国際空港。Uber乗り場まであります。

ブラジルではタクシーと並ぶかそれを越えるかの勢いでUberが使われています。たとえ現地語のポルトガル語がわからなくても、Uberのアプリを使えば言語の心配もなく、運転手と直接お金のやり取りもしないので金銭面でも安全です。
ブラジル旅行の際にはアプリをスマホに入れておくと良いかもしれませんね。

まとめ

旅のメインはイグアスの滝でしたが、フォス・ド・イグアスの町には近距離に多くの見所があります。そのため4泊5日と短めの旅行でしたが、様々な場所を訪れることができました!

地球の裏側・ブラジルの魅力をたっぷりと味わいに来てください。イグアスの滝を訪れるみなさんの参考になれば嬉しいです。

このしおりのライター

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