神奈川県西部に位置する「小田原」は、東京都心からのアクセスが良く、日帰りで遊びに行きやすいエリア。
箱根へ行くときや新幹線で関西へ行くときなど小田原駅を通過する機会は多々あるものの、そういえばゆっくり小田原観光をしたことは無かったなぁと思い、小田原日帰り旅を実行しました。
ちなみに今回ご紹介するのは、駅から徒歩圏内のスポットのみ! 車が運転できなくても1日満喫できますよ。
早川のビランジュ
小田原駅の隣の「早川駅」から観光をスタートしました!
まずは、Googleマップで小田原エリアを眺めていて発見したスポット「早川のビランジュ」へ。道に迷わなければ、駅から徒歩15分ほどで行けます。
住宅街から5分ほど斜面を登っていくと、崖に一本の大きな木が立っていました。「早川のビランジュ」とはこの巨木のこと!
ビランジュ(バクチノキ)は温暖な地域の植物で、小田原から東北部ではほとんど見られないそうです。植物の分布上その東北限にある巨木であることから、国の天然記念物に指定されています。
緑の中にビランジュのオレンジ色が映え、圧倒的な存在感を放っていました。住宅街のすぐそばなのに、この木が一本生えているだけで森の中のよう!
ちょっとした冒険気分が味わえるスポットでした。
小田原早川漁村
続いては、“海の幸” を求めて港へ。早川駅から徒歩5分ほどの場所に小田原早川漁港があり、その周辺には新鮮な魚介を提供する飲食店が多数並んでいるのです。
その中で今回寄ったのは「小田原早川漁村」。飲食店、土産物屋など4つの店舗が入った施設で、浜焼き食べ放題のお店目当てで訪れる方が多いようです。
入り口付近の「旨いもの屋台」では単品注文が可能。こちらで「カキのがんがん焼き」(2個 500円)をいただきました。プリップリで美味しい!!!
小田原城
小田原を訪れたら、「小田原城」を見ないわけにはいきません! アクセスは、小田原駅から徒歩10分ほど。
小田原城は明治初期に廃城となって大部分が解体され、また関東大震災によって石垣も崩れ落ちてしまったそうです。現在の天守閣は再建されたものですが、充分見ごたえがありました。
また、小田原城址公園内では季節の花も楽しめます。例年2月には梅、3月下旬〜4月には桜、ゴールデンウィークのころには藤が咲くので、見頃に合わせて訪れるのも良さそう!
報徳二宮神社
最後に駆け込みで寄ったのは、小田原城址公園内の「報徳二宮神社」。こちらは明治27年に創建された神社で、小田原の偉人・二宮尊徳(金次郎)が祀られています。
境内には、お馴染みの「二宮金次郎像」が!(最近では “歩きスマホ” を連想させるとして全国の小学校から撤去されつつあるとか...)
この像は昭和3年のもの。当時これと同じ像が全国の小学校などに向けて千体ほど制作されましたが、戦時中すべて供出に遭ってしまい、残ったのはこの一体だけだそうです。
きんじろうカフェ
営業時間に間に合わず外観だけ写真を撮った「きんじろうカフェ」。報徳二宮神社の境内にあるカフェです。
ラテアートが可愛い...! きんじろうグッズも売っているみたいです。(また今度リベンジしよう。)
魅力たっぷり小田原!
自然、歴史、海鮮グルメなど、大満喫できた小田原日帰り旅。
箱根温泉や湯河原温泉とあわせて1泊2日で楽しむのも良さそうです。都内から非常にアクセスが良いので、次の休日はふらっと小田原を訪れてみてはいかがですか?