私たちの安全を守ってくれている警察。しかし、警察に関して知らないことも案外多いのではないでしょうか。
そこで今回は、警察に関する情報がわかりやすく説明されている「警察博物館（ポリス・ミュージアム）」をご紹介します。
実際に私も足を運びましたが、想像していた博物館とは違い、体験型のコンテンツが多かったので楽しみながら学ぶことができました。
警察博物館（ポリス・ミュージアム）とは？
「警察博物館（ポリス・ミュージアム）」とは、警察の歴史や活動を見て、体験して、学ぶことのできる博物館です。歴史資料を展示しているだけでなく、アニメーションを使った映像作品や警察官の仕事を疑似体験できる体験型コンテンツも充実しているので、大人から子供まで幅広い年代の人が楽しめます。
警察博物館の展示は1階から5階まで、6階はイベントスペースとなっています。1階はピーポくんホールという名のエントランス、2階～4階は体験型で学べる施設、5階は貴重な展示物が満載の警察の歴史が学べるフロアです。
1階では、ヘリや白バイがお出迎え！
1階は、「ピーポくんホール」という名前のエントランス。
警察航空機第1号となるヘリコプター「はるかぜ」や白バイなどが展示されており、実際に乗ることもできます。
ピーポくんのグッズなどが販売されている自動販売機も1階に設置されています。
2階では、日常に潜んでいる危険を再認識！
2階は、「人と街をともにまもる」をテーマにしたスペースとなっています。
フロアの中央部分には街のミニチュア模型があり、事故や犯罪が起こりやすい場所などをわかりやすく説明してくれています。
この階のイチオシは「自転車の運転シミュレーター」です。実際に自分がペダルを漕いだり、ハンドルを曲げたりすると画面の中の自転車が連携して動きます。自転車を乗っている時に注意すべき場所や状況などが盛りだくさんで、思わず夢中になってしまいました。
3階では、警察の仕事を疑似体験！
3階は、「事件・事故を解決する力」をテーマにしたスペースとなっています。
警察の実際の仕事をシミュレーターで体験することができます。たくさんの面白いシミュレーターがあるので時間を忘れてのめりこんでしまいます。
自分が鑑識になり、容疑者の指紋を割り出す「容疑者の指紋を探せ」。指紋を採取するときは、ハケを優しく扱うのが上手くいくコツなんだとか。なかなか難しい上に、時間制限もあるのでクリアした時は達成感が得られました。
数秒間で指名手配犯の顔を覚えて、写真や映像の中から探し当てる「指名手配犯をさがせ」。初級・中級・上級の3つの難易度から選ぶことができますが、初級から初級とは思えない難易度！中級と上級は1度もクリアできませんでした...
「いつのまにか警察官」というブースでは、画面の前に立つと自分の服が警察官の制服に早変わり。自分の動きに合わせて、画面上の制服も動いてくれます。制服は数種類あり、敬礼すると制服が変わります。
4階・5階では、警察に対する理解を深める！
4階が「首都をまもる 警視庁の今とこれから」、5階が「警察のあゆみ」をテーマにしたスペースとなっています。4階・5階共に写真撮影は禁止されているフロアとなっていました。なので今回は、文章のみでの説明になります！
4階は、現在の警察官や山岳救助隊、水難救助隊などの制服が展示されている他、「プライド」「ぼくは鼻のそうさかん」「110番 その先で」の3つの短い映像（いずれもおよそ9分ほど）が上映されており、警察の仕事を深く知ることのできる階となっていました。
5階は、明治時代の警察制度立ち上げから現在までの警察に関わる資料が展示されています。「日本の警察の父」と呼ばれ、近代的な警察制度を立案して実現させた川路利良初代大警視の略歴の他、明治・大正・昭和年間に起きた重大事件が説明されていました。
入場無料の警察博物館で楽しく学ぼう！
入場無料で、大人から子供まで楽しく学べる「警察博物館」をご紹介しました。私は平日の昼間に訪れましたが、子供連れの家族だけでなく、若いカップルや大学生くらいの女性グループなども見学に来ていました。ぜひ、家族と、恋人と、友達と時間をみつけて訪れてみてくださいね。
《関連記事》
高級ショッピング街「銀座」を無料で楽しむ！ 5つのギャラリー巡り（ライター：オルカ）
