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2018-04-18

【ニュージーランド】目の前で氷河が崩壊!? “タスマン氷河”で感じる日本とは一味違う大自然


雄大な自然が魅力のニュージーランド。
自然が好きな人にとって、日本とは一味違う地球の美しさを感じられるニュージーランド旅行は最高の癒し休暇になることでしょう。

今回は、そんな自然大国ニュージーランドの氷河の中でも最大規模を誇る“タスマン氷河”の魅力をご紹介します。



タスマン氷河へのアクセス

タスマン氷河を訪れるにはクライストチャーチかクイーンズタウンからレンタカーを借りて訪れるかツアーに参加するのが一般的です。今回、私はクライストチャーチからレンタカーを借りて、テカポ湖を経由して行きました。

▲ テカポ湖のシンボル「善き羊飼いの教会」と星空

タスマン氷河までの道のりの途中には、星空で有名なテカポ湖があるので日程に余裕のある人は、テカポ湖で1泊して翌日にタスマン氷河を訪れるプランをオススメします。テカポ湖からは2時間弱で到着できるのでちょっとしたドライブ感覚で訪れることができます。

>>(関連記事)【ニュージーランド】誰しも一度は夢見る絶景。“テカポ湖”の世界一美しい星空を見てきた

タスマン氷河に近づくにつれて、ニュージーランド最高峰のマウント・クックが見えてきて、ニュージーランドの雄大な自然が姿を現します。こんな心地の良いドライブはなかなか日本では味わえません。



ミルキーブルーの湖水が美しい“タスマン氷河”

タスマン氷河駐車場からタスマン氷河のビューポイントまでは15分の軽いハイキングです。道はありますが、しっかりと整備されていない箇所もあるので足場には注意して進みましょう。

ハイキングコースは後ろを振り返るとかなり美しい景色が広がっています。

小高い丘を登りきると全長27km、幅4kmにも及ぶタスマン氷河が目の前に現れます。巨大な氷河ですが、1990年代に大規模な後退をして以来、年々規模は縮小しているんです。

氷河が岩石を削った時に発生する岩石の粉が湖水に溶け込んでいるため、湖水の色が自然のものとは思えないようなミルキーブルーをしているんです。
運が良ければ氷河から崩れ落ちた氷山が湖面に浮かんでいることも。

夏にも関わらずマウント・クックをはじめとするサザンアルプスの山々は冠雪しています。
目の前に広がる美しい大自然に圧倒されること間違いなしです。



タスマン氷河を訪れたらついでに“ブルー・レイクス”も

タスマン氷河からほど近い場所にあり、湖というよりも池に近いブルー・レイクスは、タスマン氷河駐車場から10分ほど歩いた場所にあります。レイク“ス”という名の通り、3つの湖で形成されています。

▲ 1つ目の湖

“ブルー”と名がつくにも関わらず、湖水は全く青くありません。もはやグリーン・レイク。
なんでもこの湖は天候などの条件によって湖水の色が変化する不思議な湖なんだとか。雨水が含まれているとグリーンになるとの説明書きがありました。

▲ 2つ目の湖

1つ目の湖まではしっかりとした道がありますが、2つ目、3つ目と奥に進むにつれて道がなくなるので自分で歩ける場所を見つけて歩きましょう。道が整備されていないのを見るに、推奨されているのは1つ目の湖だけのような気がしました。

▲ 3つ目の湖

私が訪れた時、2つ目の湖以降は一人も観光客がおらず、大自然を独り占めすることができました。ですが、長居は禁物。日が沈むまでに駐車場に帰っておかないと道が全く分からなくなり、迷子になってしまうかもしれません。



タスマン湖では泳ぐことも可能?

Tasman Lake & Riverの標識の方向に歩いている時に少し立ち話をしたアメリカ人ファミリーが「タスマン湖で泳いだよ」と言っていました。タスマン湖では泳ぐことも可能です。

私は泳いでいませんが、“氷河湖で泳ぐ”という面白い体験をしたい人は夏場に訪れて、タスマン湖で泳いで見てください。
ただ、湖底までの深さは200m以上と言われているので、泳ぐ方は十分注意してください。



ニュージーランドの大自然を満喫しよう!


地球温暖化の影響を受けているタスマン氷河。ニュージーランド最大の氷河といえど、年々規模が縮小しており、いつかは地球上から姿を消してしまうかもしれません。

そうなる前にこの自然が生み出した絶景を目に焼き付けておきませんか?



このしおりのライター

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