日本から直行便もなく、謎深き国、ブルネイ。
ブルネイでは、1年のうち ハリラヤ(ラマダン明け)3日間だけ王宮が開放され、観光客でも王様と握手できる、オープンハウスというイベントがあるのをご存知でしょうか。
今回、ハリラヤに併せてブルネイを旅し、2017年度の王宮オープンハウスに参加しました。
王宮オープンハウスの参加方法
ハリラヤは直前に日程が確定するため、(2017年度は6月26日。前日の夜に確定しました。)ハリラヤと見込まれる日の前後に余裕を持ってブルネイ旅行を計画しましょう。
ハリラヤの次の日から3日間だけ王宮が開放されます。詳細はハリラヤ当日の現地紙に記載されていましたが、念のためホテルのスタッフに確認しましょう。
予約や参加費は不要です。
王宮ことイスタナ・ヌルル・イマン(Istana Nurul Iman)に直接行きます。
私はオープンハウス初日に、宿泊先のホテルから車をチャーターしていきました。(公共バスもあるらしいですが、激しく混むし(なるべく朝早く行った方がよいそうです!)、慣れない土地でマレー語が分からないと不便が多いので、ホテルから車をチャーターすることをオススメします。)
ホテルの担当者の勧めにより、朝7時半ごろ王宮に到着しました。
王宮の門の前からは、王宮側が用意したバスで会場に向かいます。沢山の人の流れがあるため、迷うことはないと思います。
王宮の建物に着いたら受付を済ませます。(これも人の流れに従いましょう。)
王宮でご飯を食べる
受付後、まずはご飯タイム。
豪華なブルネイ料理の数々が振る舞われます。
王室の紋章入りのお皿を持って列に並んでいると、自動的にどんどん料理が盛られていって、お皿からあふれんばかりになります。
ブルネイ料理は、なかなかコメントが難しいですが、味に特徴のないマレー料理と行ったところでしょうか。油っぽいですが、普通においしいです。
デザートはカラフルなケーキ。ミルクティーが絶品でした。
ここから長時間待つことになるので、しっかり食べましょう。
ひたすら待つ
食事が終わったら、王族謁見のために並びます。
ここからは男女別で、男性は王様をはじめとした男性王族の方々、女性は王妃様をはじめとした女性王族の方々と会うことになります。
場所を変えつつ、待つ、待つ、待つ。
私の場合は約5時間並びました。最後の1時間位を除いては着席で待つので、思ったより疲れませんでした。
ブルネイ国民にとっては盆と正月がいっぺんにくるような一大イベントだそうで、皆さん衣装が華やかです。子供からお年寄りまで、みんなでわいわいしながら待ちました。
王宮の中は黄金と大理石だらけで、ブルネイの豊かさが伺い知れました。
いよいよ王族との謁見
謁見自体はほんの一瞬ですが、王妃様と握手し、少し言葉を交わしました。
最後にお土産をもらって帰ります。
お土産は、王宮特製フルーツケーキと王様の写真入りメッセージカード。
メッセージカードはシリアルナンバーが記載された、私だけのカードです。
それにしても、御年70歳のボルキア国王、イケメン過ぎる。
以上が王宮オープンハウス訪問の詳細です。
なお、ブルネイ滞在中に時間があったら、ダウンタウンにあるロイヤルガレリア(The Royal Regalia、王室資料館)に立ち寄って王室の歴史や宝物を勉強すると良いと思います。王様の戴冠式の際の山車や王宮大広間のレプリカ、衣装等が展示されています。
1年に3日だけですが、特別感のあるイベントですので、オープンハウス目的でブルネイを訪れてはいかがでしょうか。