タイにもグランドキャニオンがある...!?
タイ北部のチェンマイにグランドキャニオンができたと聞き、先日行ってきました!
「できた」というのは、掘削現場だった場所に地下水や雨水が溜まり偶然誕生した場所だから。2015年頃から注目を集めるようになった比較的新しいスポットで、チェンマイ旧市街から車で40分ほどの「ハーンドン」という地域にあります。
チェンマイのグランドキャニオンへの行き方
チェンマイ旧市街から、「ソンテウ(ソンテオ)」と呼ばれる乗り合いタクシーをチャーターして行きました。チェンマイには電車が通っておらず、街中で流しのタクシーを見かけることも無いので、観光客はどこへ行くにもこのソンテウやトゥクトゥクが主な交通手段となります。多少不便ではありますが、それがまた旅情を掻き立ててくれたり。
赤色のソンテウは決まった行き先が無く、交渉すれば貸し切ることも可能。普通のタクシーと同じように手を上げて停め行き先を告げ、OKであれば乗り込みます。
「Grand Canyon Chiang Mai」と運転手さんに言うと、
「は?」みたいな顔をされて全く通じず...。
近くにいたタイ人の女の子たちが間に入って、行き先や帰りも乗せてほしいということを運転手さんにタイ語で伝えてくれたので、無事に乗ることができました。(タイの人たちはみんな、困っている人を見かけたらすぐに助けてくれます。私たち日本人もこうありたい!)
ちなみに、ソンテウからの眺めはこんな感じです。
後ろのドアが無く開放的で面白いですが、走行中ガタンガタンと大きく揺れるたびに転がり落ちるのではないかとヒヤヒヤ(笑)
徐々に他の車やバイクが減り、周囲が田舎らしい風景になってきたら、チェンマイのグランドキャニオンが近づいてきた証拠です。
グランドキャニオンに到着!
グランドキャニオンへ着いたら、入場料50バーツ(=約160円)を支払ってさっそく入場!
入り口付近には水着ショップやトイレ、眺めの良いカフェもあります。
▲ グランドキャニオンが一望できるカフェのテラス席
さて、肝心の景色は...
「おぉ〜!!!」
と感動して数秒後には、「なんかしょぼいな。」と気付き始めます...。
それもそのはず。本家グランドキャニオンの断崖が平均約1,200mもの深さがあるのに対し、こちらはたったの20〜30mほど。
全然グランドキャニオンじゃない...!!!(笑)
(比較したい方へ、本家グランドキャニオンの記事はこちら →「【アメリカ】グランドキャニオンでついにゴール☆おおきみかアメリカ横断中22」)
それでも堂々と「GRAND CANYON」と書いてあり、なんだか微笑ましいです(笑)
タイ版グランドキャニオンの楽しみ方
ここでの主な遊び方は、崖からジャンプして水へ飛び込むこと! 眺めるだけなら迫力の足りなさを感じますが、ここから飛び込むとなると足がすくみますね...。(飛び込んでいません。)
▲ 水の上の筏でのんびりすることもできます。
▲ ボルダリングができる場所も発見。
以前は自由に飛び込むことができたそうですが、事故で亡くなった方が出たため、現在は飛び込む場所や時間が決められています。
オープン直後の時間帯は飛び込んだりして遊ぶことができないので、お客さんがほとんどいませんでした。私の他にはドローンで写真を撮っている欧米人の方が一人いるのみ。
スタッフさんがジップラインではしゃいでいました(笑)
結論:ここは「絶景」スポットではない
日本では度々「絶景が楽しめる新名所」として紹介されることがありますが、絶景を期待して行くとおそらくがっかりするのでは、と個人的には思いました。
SNS等で検索して1〜2年前の写真と比較してみると、最近になって柵が設置されたことが分かります。これが最大のがっかりポイントかもしれません。
タイの人たちはここを「眺めの良い場所」ではなく「飛び込んだりして遊ぶ場所」だと言っておられましたが、確かにその通りです。 いつもより開放的な屋外プールで遊ぶ といった感覚で行くのがおすすめ! また、カフェで景色を眺めながらのんびりするのも良いかと思います。
暑い日に友達とわいわい楽しむにはとても良い場所だと思うので、ぜひ足を運んでみてください!