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【タイ】宇宙のような天井画!バンコクの絶景寺院「ワットパクナム」への行き方や注意事項など

最近人気が急上昇しているバンコクの寺院「ワットパクナム(WAT PAKNAM)」。吸い込まれそうなほど美しい、宇宙のような天井画が有名です。

ワットパクナムの写真はInstagramやガイドブックなどで何度も目にしたことがあったのですが、先日初めて実際に足を運んでみました!行き方や注意事項などをまとめてみたいと思います。




ワットパクナムへのアクセス

ワットパクナムは、バンコクの定番観光スポットが集まるエリアからは少し離れた場所にあります。

ワットパクナムの近くには、BTSウタカート・BTSタラートプルー・国鉄タラートプルー などの駅があり、それぞれから歩いて行ける距離ではありますが、決して近いとは言えません。暑い中を歩きたくない方や地図が苦手な方は近くの駅からタクシーやトゥクトゥクで向かうのが良いでしょう。

※2019年11月追記:地下鉄の延伸により、現在「ワットパクナム」へはMRT「バーンパイ(Bang Phai)駅」から徒歩10分ほどでアクセス可能です。


ちなみに私は、BTSの「ウタカート(Wutthakat)駅」から歩いて向かいました。

ウタカート駅からは徒歩20分ほど。周辺には外国人観光客向けの案内看板などが見当たらなかったので、スマホで地図を見られるように準備して行かれることをおすすめします。

道中では野良犬がのんびりお昼寝しており、ローカル感満載。他に観光客らしき人の姿は見当たりませんでした。のどかで落ち着いたエリアで人もあたたかく、すれ違った地元の方が笑顔で「イープン!(= 日本人!)」と言いながら手を振ってくれました。

川を渡ります。お寺の近くは花がたくさん咲いており綺麗でした。

ようやくワットパクナムの看板を発見!
警備員の方が、あの天井があるのは奥の白い仏塔だと教えてくださいました。

仏塔へ向かう途中、微かに聞こえるのはお経を唱える声。
ワットパクナム周辺では僧侶とすれ違うことが多々ありますが、特に女性はぶつかったりしないよう気をつけましょう。(タイでは、僧侶は女性に触れてはいけないという決まりがあります。)




どんな服装で行けば良い?

タイの寺院では、露出度が高い服装だと入ることができないことがあります。複数の寺院をまわりましたが、どこも基本的に、ノースリーブのトップスや膝上丈のパンツ・スカートはNG。有名観光地となっている寺院では入り口で服装チェックがあり、ショールなどを貸し出しているところもあります。

ワットパクナムは観光客が少ないため服装チェックはないものの、“露出度の高い服装は避けてください”との注意書きがあります。お邪魔させていただくのなら、そこは守るのが最低限のマナー。

暑くてもノースリーブのトップスは避ける、もしくは何か羽織るものを持って行き、くるぶしくらいまで丈のあるパンツやロングスカートを履いていくのが無難です。




拝観時間や拝観料、注意することは?

ワットパクナムの拝観料は無料、開いている時間は8:00〜18:00です。

ワットパクナムにはいくつか見どころがありますが、例の天井画があるのはこちらの大きな白い仏塔の5階。お寺の方も、日本人観光客はあの天井画を目当てに来ると分かっておられるので、何も言わずとも5階へ案内してくださいました。

仏塔へ入る前に靴を脱いで上がります。
エレベーターが使用できるのは、土日と仏教の祝日のみ。(ご高齢の方や体の不自由な方は、窓口で申し出ると平日でもエレベーターを使用可能とのことです。)

お寺の方が手渡してくださったのは、日本語のパンフレット!案内してくださったお寺の方も日本語が少し話せるようでした。実はこちら、千葉県に別院があるという日本に所縁のあるお寺なので、ところどころに日本との繋がりを感じられるものがありました。

注意事項としては、金色の柱には触れないこと。また、ここは神聖な場所ですので、大きな声で騒いだりふざけたりしないこと。写真撮影はOKとのことですが、参拝されている方の邪魔にならないように気をつけましょう。(ジャンプしたり、ねそべったりして写真を撮るのはやめてください。)




まるで宇宙のような天井画

5階へ上がると、いよいよあの天井画が現れます!

宇宙のような壮大なアートに、思わず息をのみました。

お寺がとっても静かで落ち着いていることも、他の有名寺院では感じられない魅力。観光客はおろか、私以外誰もいない時間もありました。静まり返った中で美しい天井を眺めていると、心が洗われるような気がします。

天井画の一部。
この天井に描かれているのは「仏陀の生涯図」だそうです。

天井だけでなく窓の上にも素敵な絵が描かれていました。

5階からの風景。対岸には、ワットクンチャンの巨大な仏像が!時間がある方はぜひこちらもセットで足を運んでみてください。




心休まるひとときを。

美しい天井画や外の風景を眺めながらぼーっとしていると、窓から吹き込むそよ風とともに、どこからかお経が聞こえてきました。こんなにも落ち着いた気持ちになれるとは。バンコクの混沌とした街並みにちょっと疲れたな、というときに良いかもしれません(笑)

写真で何度も見たことのある天井を目当てに わざわざこんな辺鄙なところへ行くなんて... と、ここへ来る前は行くかどうか迷っていたのですが、結論、来て良かったと思える場所でした。異国で宇宙のような仏教世界に身を包まれて、心に残る時間となりました。

ワットパクナムはバンコクで3〜4時間ほどスケジュールに空きがあれば観光できるので、ぜひプランに組み込んでみてはいかがでしょうか。



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store紹介した場所

Wat Paknam(วัดปากน้ำ ภาษีเจริญ)

place

バンコク จังหวัด กรุงเทพมหานคร 10160 タイ
(GoogleMapで見るopen_in_new)
directions_transit
BTS Wutthakat駅から徒歩15〜20分
access_time
8:00〜18:00

このしおりのライター

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