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2016-11-01

【ポルトガル】リスボンから日帰りで 異彩を放つ宮殿があるシントラへ

イギリスの詩人バイロンが「エデンの園」と称賛したシントラの街並み。
森に囲まれ、大西洋にほど近いこの村は王族や貴族の避暑地として栄えました。
ユーラシア大陸最西端のロカ岬への玄関口にもなっています。

 

いざ!シントラへ!

リスボンのロシオ駅から列車で40分。
アズレージョ(タイル)で美しく装飾されたシントラ駅に到着します。

シントラ駅前からは434番の循環バスに乗車しましょう。
循環バスは『駅→シントラヴィラ→ムーアの城跡→ペーナ宮殿』と、シントラの主な見所3か所を巡ります。
ペーナ宮殿はかなりの高台(山頂)にあるので、駅から歩いて行くには相当な覚悟が必要です。

 

ペーナ宮殿

まずは一番の高台にあるペーナ宮殿前で下車。
ゲートから宮殿までは500Mくらいの登り坂。
ミニバス(往復3ユーロ)も走っていますので体力を温存したい方は利用しましょう。
坂を上ると、岩山にそびえたつ宮殿が見えてきます。

このガチャガチャ感!なんとも表現しにくい、おもちゃのお城みたい。
マヌエル、イスラム、ゴシック、ルネサンスなど様々な建築様式が混合しており、統一性がない不思議なコントラストを生み出しています。

 

ギリシャ神話に登場する海王ポセイドンの息子、海の守護神トリトンがひときわ目を惹きます。

 

装飾や彫刻、アズレージョなど細かい部分まで個性的で独特。
若干頭がパニックになりがちですが・・・テラスからの眺めは爽快で、頭をスッキリさせてくれます。

 

眼下にはムーアの城壁。

お次は歩いて坂を下り、ムーアの城壁へ向かいます。

 

ムーアの城壁

敷地内は広く、かなり歩きます。おまけにアップダウンも激しく膝が笑います。
山の上にこれだけの規模の砦を築いたとは、すごいです、ムーア人!

 

見上げると先ほど行ったペーナ宮殿が。入場した側は黄色が目立っていましたがここから見ると赤い壁なんですね。

 

眼下にはシントラヴィラ、王宮が望めます。

かなり歩いて足を酷使したため、シントラヴィラまでバスに乗車します。

 

シントラ王宮

15世紀初頭から19世紀後半にかけ、ポルトガル王家が住み続けていたという王宮。
2本の大きな煙突が目印です。
ペーナ宮殿ほどの派手さ(異様さ)はないですが、各部屋の内装は美しく、特に「紋章の間」の木製の天井とアズレージョが見事です。

 

シントラヴィラからムーアの城壁が望めます。

リスボンへ行ったらシントラ観光は外せない、大人気スポット!
頑張れば半日でも周れます。
沢山歩いた後は、シントラ銘菓「トラヴセイロ」と「ケイジャーダ」でパワー補給をしてください!

このしおりのライター

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