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2016-07-04

江戸川河川敷で開放感に包まれ 花菖蒲を愛でるひととき

2016年東京もいよいよ夏の訪れを感じさせる季節になりました。
5月下旬から6月にかけて見ごろを迎える花が…
あやめ、ショウブですね!
もう見頃は過ぎてしまいましたが、キレイだったので来年の参考にしてもらえればと思います。

今回は都心から電車でもアクセスが良く無料で楽しめる菖蒲園に行ってきたお話しです。
京成本線江戸川駅から徒歩5分くらい。 車だとR14千葉街道の市川橋のたもと上流側にある「小岩菖蒲園」は江戸川区が管理運営する公園。
もともとは当時殺風景だった江戸川河川敷に彩りを添えようと、地元の方々からの寄贈された花菖蒲を活用すべく、江戸川区が整備し昭和57年に開園した菖蒲園。 江戸川河川敷に広がる菖蒲田は開放感たっぷりで爽快な風を感じながら菖蒲の花を楽しむことができます。





見頃の期間には小岩菖蒲園まつりが開催されます

入口には立派なゲートも作られ年に一度の晴れ舞台に華を添えます。
そしてなんと、入園料無料!

開放感たっぷりの河川敷に広々と植えられた花菖蒲の数々。
約50000本の花菖蒲が来園者を迎えてくれます。
管理が行き届いた園内はとてもきれいに整備されており快適!

回遊式庭園に整備されており、かなり間近にお花を楽しめます!

しかし色々な種類がありますね!花菖蒲、あやめ、カキツバタ…
間近で見てみると微妙な色の違いや模様の違いが分かって楽しいです!
園内の一角には様々な品種が一か所に集中して植えられ、 見比べることもでき、それぞれの説明もありましたが…
さすがに私は覚えられませんでした…!

菖蒲田のほかにも様々な植物が植えられており
この日は園内の池で蓮の花が美しく咲いていました。
そしてその周りではザリガニ釣りを楽しむ子供たちの姿…
一瞬ここが東京であることを忘れさせてくれる光景でした!





アクセスも良く、バリアフリーの園内はみんなで楽しめる!

小岩菖蒲園の最寄駅は京成電鉄「江戸川駅」。 駅から江戸川に向かって徒歩5分という好アクセス!
花菖蒲を眺めていると頻繁に江戸川の鉄橋を渡る電車が行き交います。
その音が風情を壊すをいう書き込みもネット上で見ましたが、 実際に行ってみるとむしろ風景として川と鉄道と花菖蒲を楽しむのも悪くありません!
いかにも都会の河川敷に位置する菖蒲園って感じで、私は好きな光景でした!
子供たちも電車に手を振ったり楽しそうでしたし、 電車の音に子供たちの騒ぐ声も掻き消され、決して悪くないかと…

園内は区の施設ということもありバリアフリー化されています。
菖蒲園の一角には車イス対応のバリアフリートイレもあり、 園内には高齢者施設やデイサービスの方々もたくさん訪れていました!
季節感あふれる遠足やお散歩にちょうどいいですね!

実は今回、我が家も車イス利用の母を連れて家族総出で行きました。
色々と心配もしていましたが河川敷も整備され、 特段の不自由もなく車イスでも存分に菖蒲園を楽しむことができて大喜び!
孫に車イスを押してもらいながら楽しむ花菖蒲…
母の笑顔にその充実感が溢れ、微笑ましい光景とともに、 素敵な時間を過ごすことができました!





復活を願う!水上バス

小岩菖蒲園の江戸川沿いには「水上バスのりば」が…
しかし残念ながら「休航中」の文字…
今から20年ほど前にはここから篠崎公園や葛西臨海公園を結ぶ 水上バスが運航されていましたが、2000年代初めを最後に休航しています。

せっかく船着場があるのだからこの菖蒲園まつりの時期だけでも 江戸川の川風を感じれる遊覧船が走ってくれるといいんだけどなぁ…
今後の江戸川舟運復活に期待しましょう!



東京の東を流れる江戸川に見つけた美しい花菖蒲の数々…
河川敷なので駐車場も無料でゆったりと楽しめるのが嬉しいです!
今年はもう花菖蒲の時期が終わってしまいましたが、 また来年の梅雨、都心から気軽に花菖蒲を楽しむならおすすめです!
近隣に葛飾区や足立区の菖蒲園もあるので一日かけてめぐってみるのもいいですね!



このしおりのライター

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