兵庫県豊岡市に位置する「城崎温泉」。
城崎温泉は外湯めぐりが有名で、外湯はどの温泉施設もタトゥーがあっても入浴可能。
近年では、海外からの旅行客も多数押し寄せ、人気の温泉地となっています。
ノスタルジックな街並みで浴衣を着て温泉めぐりを楽しみましょう。
アクセスは、大阪、京都、神戸などから各種特急電車にのりJR城崎温泉駅で下車すると目の前に温泉街が広がります。
▲ レトロな駅舎。駅の設備は、お土産屋さん、休憩所、お手洗いなども完備。
▲ 駅に掲載してある外湯めぐりマップ
1泊2日の日程で、タトゥーのたくさん入っている筆者が外湯を全てめぐりました。各温泉施設のおすすめポイントを紹介します。
鴻の湯
1400年前にコウノトリが足の怪我を癒していた場所を見たら温泉が湧き出していたという伝説のある「鴻の湯」。
広々とした露天風呂が2つ、内湯が1つ。
露天風呂からは、山の景色がのぞめるので、日々の喧騒を忘れて癒されること間違いなし。
脱衣場は少し小さめ。休憩スポットには椅子や、机があります。
自販機があり、休憩されている方がたくさんいらっしゃいました。
少しメインロードから離れたところにあり、落ち着いた静かな時間が流れます。
周辺には、城崎温泉ロープウェイ、源泉の城崎元湯などがあり、温泉卵、カニまんなど湯上がりにピッタリなグルメが楽しめます。
営業時間:7:00-23:00(最終受付22:40)
定休日:火曜日(祝日の場合は営業)
料金:大人800円、 小人400円 (小人は3歳から小学生)
▲ 鴻の湯の由来となったコウノトリ。
まんだら湯
メインロードから1本奥に入ったお寺や、神社などの近くにある「まんだら湯」。
こじんまりとした施設で、隠れ家的な雰囲気が漂います。
陶器製の露天桶風呂と、ジャグジーの内湯が楽しめます。
露天桶風呂は2つのみ。
基本的には1人用で、仲良しだと2人で入っている方もいました。
露天桶風呂は山の中で温泉に入っているかのような、不思議な気分になれます。
こちらの露天桶風呂は大人気。
裸の方が列を成して順番待ちをしているので、なんだかリラックスできず、すぐに出てしまいました。長湯が好きな方は視線が気になってしまう可能性大。
並ばずに入りたい方は、15:00-開湯に合わせてダッシュでお風呂を目指しましょう。
私は一番最初に入ることができて、列ができていくのをなんとも言えない気分で眺めていました。
内湯に入りながら順番を待つことはできないようで、内湯は空いていてのんびり。
柔らかい気泡に包まれて、体の疲れが癒せます。
脱衣場は狭いため、混雑時はゆっくり支度するのが困難です。
着替えが簡単な浴衣を着用していくのがおすすめです。
営業時間:15:00-23:00(最終受付22:40)
定休日:水曜日(祝日の場合は営業)
料金:大人800円、 小人400円 (小人は3歳から小学生)
▲ 周辺にたくさんお地蔵さんがいます。
御所の湯
今回の旅の中で3回もリピートしてしまった「御所の湯」。
露天風呂のみですが、広々とした施設です。
滝を見ながら過ごすことができ、マイナスイオンでリラックス効果も倍増しそうですね。
洗い場が2箇所あり、ここのお風呂では髪を洗ったりメイクを落としたり、ゆっくり過ごせます。
行った時はお湯が出ていなかったのですが、座り湯もあるみたいです。
山の景色、滝の音を聴きながら湯船に浸かり、夜は満点の星空を見ながら入浴すると最高です。
休憩スペースも広く、作りも立派で庭園、池もあります。
のんびり過ごしたい方にはおすすめ。
営業時間:7:00-23:00(最終受付22:40)
定休日:木曜日(祝日の場合は営業)
料金:大人800円、 小人400円 (小人は3歳から小学生)
▲ お昼も素敵です。お城のような作り。
一の湯
城崎温泉街の中心に位置する「一の湯」。
洞窟風呂と広い内湯が楽しめます。
外には、誰でも利用できる足湯スペースがあります。
洞窟風呂は、天然の岩窟を削って作られており、冒険心をくすぐります。
休憩スペース、脱衣場も広々しており、朝風呂として利用してお着替えまで済ませることができますよ。
営業時間:7:00-23:00(最終受付22:40)
定休日:水曜日(祝日の場合は営業)
料金:大人800円、 小人400円 (小人は3歳から小学生)
▲ 一番に入って誰もいなかったので、施設の人がいいよと言って撮った脱衣場の写真。メイクエリアもあります。
柳湯
外湯の中では一番小さく、浴槽が内湯1つのみのシンプルな「柳湯」。
あつ湯となっており、外湯の中では1番高温の45度。
深めの浴槽で、しっかり肩まで浸かることができます。
熱々のお湯に肩まで浸かると思わずはあ〜と声が出てしまいます。
さっと浸かって、出ていく方が多いので、小さいお風呂ですが比較的混雑していませんでした。
誰でも利用できる足湯が表玄関、裏玄関に2つあります。柳矢川の流れを見ながら足の疲れを癒すのもいいですね。
営業時間:15:00-23:00(最終受付22:40)
定休日:木曜日(祝日の場合は営業)
料金:大人800円、 小人400円 (小人は3歳から小学生)
地蔵湯
地元の方の利用率が高い「地蔵湯」。
広々とした内湯のみ。真ん中の浴槽を囲むように洗い場が設けられ、人の目を気にせずに過ごすことができます。親しみやすい温泉です。
現在は利用を一時的に停止していますが、2階には家族風呂の設備もあるので、家族旅行の方には嬉しいですね。復活が楽しみです。
営業時間:7:00-23:00(最終受付22:40)
定休日:月曜日(祝日の場合は営業)
料金:大人800円、 小人400円 (小人は3歳から小学生)
▲ メインロードに位置していて入りやすい雰囲気です。
番外編:さとの湯
(現在老朽化に伴う改装工事のため、無期限営業休止中。)
JR城崎温泉駅出てすぐのところにあったさとの湯。
外湯の中で唯一ドライサウナのある温泉施設でした。
電車を見ながら入れる展望露天風呂も最高。
帰る電車ギリギリまで楽しめるので、ありがたかった…。営業再開が楽しみです。
タトゥーについて
海外からの旅行客も多く、タトゥーについては外湯全てで全面規制なし。
世界各国から訪れた人も同じように、浴衣を着てカランコロンとそぞろ歩く姿は見ているだけでお風呂の持つ偉大さを感じます。
私が行った時は、地蔵湯以外はほぼ海外からの方が入浴されていました。
絵で描いてある入浴マナーが各所に掲示してあり、きちんとマナーを守っているのも印象的でした。
外湯をめぐるなら「ゆめぱ」
外湯めぐりには外湯1日フリーパス券「ゆめぱ」がおすすめです。
城崎温泉に宿泊する場合は、チェックインから翌日の15:30まで使える「ゆめぱ」がついてくることがほとんどです。(時間などの詳細は宿泊予定のホテルにご確認ください。)
私は宿泊時についてきた「ゆめぱ」を利用して、温泉めぐりを楽しみました。
日帰りで温泉を楽しむ場合は、各外湯の窓口で購入できます。
価格は大人1500円、子供750円。2つ以上外湯をめぐるなら「ゆめぱ」がお得です。
定休日も各店舗によって異なります。1日で全てをまわりたい方は、金土日のいずれかを狙っていくといいでしょう。
外湯めぐりをする際は、しっかりと水分をとって、休みながら楽しみましょう。
無理してお風呂に入ると癒しの旅のはずが、疲れてしまいますよ。
関西の各方面からのアクセスがいいので、週末の旅行におすすめです。