close
2023-03-21

【山岳観光】立山黒部アルペンルートの風光明媚な風景と雪の大谷について

私は今回、長野県側から訪ねました。
自宅から車で行き、深夜には扇沢駐車場に到着しましたが、駐車場はほぼ満車でした。

立山駅と扇沢駅共に駐車場はありますが、シーズン中は非常に混雑するので、交通機関での利用がいいと思います。

・扇沢駅(長野県側)駐車場
 無料駐車場 230台 ※シーズン中はほぼ空きがありません。
 第2・第3駐車場 350台 (一日1,000円)
 その他にも、シーズン期には臨時駐車場が設定されます。

・立山駅(富山県側)駐車場
 無料駐車場 900台 臨時駐車場600台

それでは、アルペンルートについて見て行こうと思います。

立山黒部アルペンルートとは?

立山黒部アルペンルートは、日本屈指の山岳リゾートとして名高い上高地や乗鞍岳と共に中部山岳国立公園の一部になっています。

中でもこのアルペンルートは、標高3,000m級の北アルプスを横断する世界有数の山岳観光ルートです。
全長は立山駅から扇沢駅までの37.2kmで富山県と長野県にまたがっています。

山岳地帯のため、天候にも大きく左右されますが景色は圧巻であり、起伏もさほど無いので老若男女誰でも大自然を満喫しながらハイキングができます。

また、立山黒部アルペンルートは様々な乗り物を乗り継いでいくため、乗り物好きの子どもも楽しめます。

アクセスは公共交通機関の場合、富山県側から訪れるのであれば富山地方鉄道・立山駅。
長野県側から訪れるのであれば、JR信濃大町駅よりバスに乗って起点の扇沢駅へと入ります。

アルペンルート内は国立公園内なので、マイカー規制がされています。
≪路線について詳しくはホームページをご覧ください。≫

10月中旬 AM 7:00 扇沢駅出発

アルペンルートの長野県側の起点・扇沢駅看板前でパシャリ。

駐車場は週末ということもあり朝7時の時点で満車でした。

扇沢駅から黒部ダム駅を結んでいるのが、この関電トンネル電気バスと呼ばれるものです。

長野県・富山県の県境を結んでいるものであり、現在日本で唯一の電気バスです。

このトンネルは “大町トンネル”と呼ばれていて、開業前の掘削工事は特に時間を要した難所であったそうです。

トロリーバスの終点・黒部ダム駅での一枚。
ここは、黒部ダムの散策拠点ですが、日電歩道を通って黒部峡谷・欅平に抜ける通称“下ノ廊下”の起点でもあります。

知る人ぞ知る登山道で、黒部渓谷・強いては日本最難関級の難易度として名高いものです。

≪詳しくはホームページをご覧ください。≫


AM 8:00 黒部ダム 到着

天気は晴天。放水時には雲が少しでてきていたが、景色は抜群。

空気もよく放水の時間になると多くの人で賑わっていました。

また、ここには黒部ダム建設の歴史を知ることができる記念館があります。そして黒部ダムには展望レストランがあり、ダムカレーが名物です。

AM 9:00 黒部湖駅

ケーブルカー・ロープウェイを乗り継いで “室堂”へ。

黒部ダムを散策した後、ダムから10分程度進むと“黒部ケーブルカー”の黒部湖駅に着きます。このケーブルカーは日本唯一全線トンネル内を通っているものです。

ケーブルカーに乗り、大観峰へ。
ここは室堂と並ぶアルペンルートの名所の一つです。直下には黒部ダムが見えます。

その他にも日本アルプスの山々を眺めることができます。

そして、この大観峰からロープウェイに乗り継ぎ室堂へ。

このロープウェイの大きな特徴は全線を通して景観保護のため一つも支柱がない点です。


AM 11:00 室堂

4種類の乗り物を乗り継ぎ、北アルプス連峰の登山拠点・室堂へ。

標高は2,450mありアルペンルート最高峰です。室堂には、高原ホテルもあり予約が中々取れない程の人気ホテルです。

ここには幾つかの散策コースがあり基本的には平坦な箇所が多いので、雄大な景色を楽しみながら老若男女誰でもハイキングを楽しむことができます。

また、室堂はハイキングだけでなく、5月には“雪の大谷”が作られ、年間を通してアルペンルートが最も混雑する時期です。
雪の大谷は毎年4月中旬から6月中旬にかけて行われるアルペンルート内でのイベントの一つです。

今年、2023年には50周年を迎える歴史あるイベントで、雪の除雪によってできる”雪の大谷“は、最大で高さは8mにもなります。

冬季は雪の影響で全線閉鎖となりますが、年間を通して四季折々の景色を楽しむことができるアルペンルート。

私は今回長野県側から足を運んだので、今度は富山県側からも訪ねてみたいと思います。
富山県側にも“弥陀ヶ原”や“称名滝”等たくさん観光名所があります。

ぜひ、皆様も行ってみてはいかがでしょうか。

このしおりのライター