今年の春は7年に一度の善光寺御開帳が行われたということもあり、多くの方々が長野県を訪れたのではないでしょうか?
御朱印収集が趣味な僕もしっかり参拝させて頂き、限定の御朱印をget!
さらにお戒壇巡りやお朝事などの貴重な経験もでき、大満足の善光寺参りでした。
お戒壇巡りやお朝事は御開帳期間後もやっていますので、興味ある方はぜひ!
さて善光寺御開帳で大いに盛り上がっていた長野県ですが、実は温泉王国であることをご存知の方は多くないかもしれません。
公式観光サイトによりますと温泉地数が北海道に次ぐ全国2位、日帰り温泉施設数はなんと全国1位なんです。
善光寺参りの翌日に長野電鉄を利用して日帰りで湯田中渋温泉郷に行ってきました。
今回の記事ではその時の様子をご紹介させて頂きます。
長野電鉄について
温泉郷に行くのに利用した長野電鉄がとても面白い鉄道会社だったので、温泉の前に紹介させてください。
長野電鉄は長野駅から湯田中駅を結ぶ地方私鉄です。今年(2022年)は営業開始から100年と意外と歴史は古いです。
▲長野駅を出発してしばらくは地下を走っていきます
長野駅から湯田中渋温泉郷の玄関口である終点の湯田中駅までは停車駅の少ないA特急で40分ぐらい、停車駅の多いB特急で50分ぐらいです。
「特急使うと特急料金が高くつくから嫌だなぁ……」と思った方々、驚かないでください。
なんと長野電鉄では特急料金は全区間一律100円(自由席)なんです!
これだと気軽に利用することができますね。
さらに特急料金の安さだけでなく、使用している車両も驚きなんですよ。
こちらが今回利用した特急ゆけむり号。
もうお分かりかと思いますが、元小田急のロマンスカーです。
そして、今回は時間の都合で残念ながら乗車できなかったもう1つの特急スノーモンキー号がこちら!
▲車窓から慌てて撮ったので、ブレ気味ですみません……
JR東日本の成田エクスプレスですね 笑。
スノーモンキー号には別料金が必要にはなりますが、個室席があるそうです。
次来る時は絶対乗ろうと思います!
湯田中駅到着!まずは渋温泉へ
湯田中駅から渋温泉へはバスが出ています。
所要時間は10分かからないくらい。
料金も210円とリーズナブル。ただ、歩いても20分少々なので歩いてもいいかもしれません。
渋温泉到着
▲ノスタルジックな雰囲気がいいですね!
渋温泉は9つの外湯めぐりが魅力的なのですが、それができるのは残念ながら宿泊客のみ。
日帰り客が利用できるのは9番の大湯のみとなっています。
とは言っても、直接大湯に行っても鍵がかかっていて入れません。
まず、観光案内所にて入浴券を購入します。
その後、大湯近くにある数軒の旅館のいずれかに入浴券を見せると鍵を開けてくれますので、これで晴れて入浴が叶うというわけです。
恥ずかしながら、最初はこのシステムが分からずあたふたしてしまいました。
やはり事前のリサーチは重要ですね! 反省……。
▲大湯外観は雰囲気ありますね!
▲まずは観光案内所で入浴券を購入しましょう!
▲入浴券の残った方は絵葉書になります
さてやっと入浴できるわけですが、注意点が1つ。
この温泉、めちゃくちゃ熱いです。
かけ湯の時点でびっくりして飛び上がってしまいました。
蒸し風呂もあるので、ちょこちょこ休憩しながら入るのが良さそうです。
次は湯田中温泉へ
温泉を楽しんだ後は湯田中温泉へ。
湯田中温泉は開湯1350年を超えるそう。今(2022年)から1350年前ということは670年代、壬申の乱があった頃でしょうか?
なんだか気が遠くなりますね。
湯田中温泉も宿泊客は外湯めぐりができますが、日帰り客が利用できるのは駅近くの楓の湯のみとなります。
館内の休憩所からは湯田中駅の構内が見えます。
湯温も高くなく、駅近なので電車の発車時刻ギリギリまでゆっくりできます。
最後に
今回は時間の都合で日帰りになってしまいましたが、次回は渋温泉か湯田中温泉のどちらかに宿泊してみたいです。
外湯めぐりも楽しそうですし、実は渋温泉にはジブリ映画の「千と千尋の神隠し」に登場する油屋に似た旅館があるんです。
▲江戸時代創業の金具屋
千と千尋の油屋に似ていると話題です! いつか必ず泊まりに来たいですね
みなさんもぜひ知られざる温泉王国長野に来てみてください!