春も終わり梅雨になりましたね。
夏がすぐ近くまでやって来ている今日この頃、北の大地、北海道では春本番。
北海道の広々とした大地に、一面に広がる菜の花畑。
真っ黄色の絨毯が市中に敷かれ、春の匂いが立ち込めます。
本州では毎日雨ばかりですが、今回は、そんなジメジメ気分も吹き飛ばす北海道の爽やかな春をお届けします。
滝川市の菜の花
みなさんは滝川市をご存知でしょうか?
札幌と旭川の間にある町で、空知地方に属します。
そのあたりは、お米が美味しいと有名で、その他にもさまざまなおいしい農産物がとれるんです。
▶︎手前も奥も菜の花
そんは滝川市は約30年前にナタネ栽培が盛んになり、たくさんの菜の花が栽培され、現在では日本有数の作付面積を誇ります。
その広大な土地が一面菜の花畑になるんです。
その菜の花からなたね油を搾取し、それを利用した加工品などもスーパーや道の駅で購入できます。
滝川市の菜の花は、観賞用ではなく、農作物であるが故に、連作を防ぐ目的で、畑の場所が毎年変わるんです。
毎年違う景色になるのも、滝川市ならではの楽しみなんです。
▶︎小道を進むと…
道路の脇の小道を進んだ先にあったり、大きな道路に面して一面菜の花畑が広がったりと、町中が菜の花畑で、駐車場はありません。道の駅に止めてお散歩しながら楽しむのがおすすめです。
菜の花は、大切な農家さんの農作物なので、観光する際はマナーを守って楽しみましょう!
見頃&見どころ
本州では四月上旬に見ごろを迎える菜の花ですが、北海道では五月の下旬から六月上旬に見ごろを迎えます。
菜の花がピークの時は滝川市の丘一面に真っ黄色の絨毯が敷かれ、春の香りが立ちこめます。
今年は二年ぶりに『たきかわ菜の花まつり』が開催されました。
展望台が設置されたり、グルメフェアが開催されたりします。
今年の開催日程は5月21日から29日の土日のみ。例年5月下旬に開催されます。
私は去年行ったので菜の花まつりは経験できず…
あたり一面の菜の花は本当に綺麗で元気が出ますね。
町中点々と咲き誇る菜の花畑を結ぶ『菜の花バス』や、菜の花畑を周遊する『菜の花タクシー』も運行するそうです。
私が写真を撮っていた時、ちょうどエゾシカが通り、菜の花に埋もれる鹿の後ろ姿をパシャリ。
こんな写真が撮れるのも北海道ならでは!
運が良ければキタキツネやエゾリスにも出会えるかもしれませんね。
寄り道
さて、帰る前に少し寄り道をしましょう!
滝川市から車で20分。深川市の『イルムの丘』へ。
そこは、イルムケップ山の麓にあります。妖精たちがその美しさを讃えると言われる山。空気が澄んでいて、静かで、とても気持ちがいい場所です。
▶︎セントマーガレット教会
そんな丘にあるのは、『セントマーガレット教会』と『ギリシャヨーグルト専門店 F Yoghurt』。
教会の中にはイタリアンレストラン『コリーナ』があり、おいしいイタリアンをいただけます。
▶︎ギリシャヨーグルト専門店 F Yoghurt
おしゃれなヨーグルト屋さんは、おいしすぎるこだわりの詰まったギリシャヨーグルトのほか、2階のカフェスペースでいただけるサンドイッチにデザートのフルーツヨーグルト、オーガニック食品も取り扱っています。
詳しくはまた別の記事でご紹介しますので、乞うご期待。
ぜひ来年は春いっぱいの滝川市の菜の花を見に、北海道へ足を運んでみてくださいね。