日本で一番広い都道府県の北海道。北海道といえば、広大な大地を想像しませんか?
そんな広い大地一面に広がるお花畑は、圧巻。
北海道だからこそ見られる見渡す限りのお花畑をご紹介します。
① カタクリ&エゾエンゴサク
エゾエンゴサク(蝦夷延胡索)というお花を知っていますか?長い長い冬が明けると咲き始め、北海道に春の訪れを告げてくれます。
▲ エゾエンゴサク
北海道や東北の一部で咲くお花で、カタクリと同じ5月初旬に見頃を迎えます。カタクリとエゾエンゴサクが同じ場所に群生している場所は、北海道では人気のお花畑スポット。
私が行ったのは浦臼町という札幌と旭川の中間地点にある町の神社。『浦臼神社』では、毎年たくさんのカタクリとエゾエンゴサクが見られます。
敷地内にはエゾリスも数匹生息していて、お花畑にリスがいるメルヘンチックでファンシーな写真が撮れることで人気です。
ただ、4回チャレンジしましたが、私は一度もエゾリスに会えず…運次第なので仕方ないですね(笑)可愛らしい小鳥と一緒に撮れたので満足です!
神社は入場料・駐車料はかかりません。敷地内はマナーを守って過ごしましょう!
② 芝桜
5月中旬から下旬にかけて見頃を迎える芝桜のお花畑。
大空町の『ひがしもこと芝桜公園』では、約10万平方メートルの広大な敷地に芝桜の絨毯が一面に敷かれ、この時期だけの絶景が楽しめます。道内のいくつかの有名な芝桜畑の中でも一番の広さと数を誇ります。
ピンク色の芝桜だけではなく、紫色や白色など色とりどりの芝桜が咲きます。
太陽が全体に当たるように斜面になっていて、この形状もひがしもこと芝桜公園の魅力のひとつ。
丘の途中には芝桜色の鳥居があり、登っていくと山津見神社という社も公園内にあります。
入園料は500円(芝桜まつり期間中)です。
道東に位置する東藻琴という場所にあり、女満別空港から車で約30分。
公共交通機関でのアクセスは悪く、あまりお勧めしませんが、バスツアーなどもあるので、ぜひチェックしてみてください。
③ チューリップ
カラフルな愛らしいシルエットのチューリップを見にいくなら、札幌の『滝野すずらん丘陵公園』がおすすめ。5月中旬に見頃を迎えます。
札幌と千歳の間にあり、新千歳空港からは車で約1時間、札幌駅からは車で約30分です。
駐車料金は420円(普通車)で、入園料は450円とお安い理由は、北海道唯一の国営公園だから。
チューリップは色彩豊かに咲き誇り、北海道に春の訪れを教えてくれます。園内には、『彩の丘』と『虹の丘』があります。
▲ 彩りの丘
彩の丘は、様々な色味のチューリップで一面彩られていて、虹の丘は大地に虹が現れたかのような配色でデザインされています。
約200品種25万株の北海道最大規模のチューリップ畑に癒されてみませんか?
※滝野すずらん丘陵公園は2021年7月現在、臨時休園中。
④ 菜の花
滝川市は、5月中旬になると市全体が黄色に染まり始めます。菜の花の見頃は5月下旬。どこもかしこも真っ黄色で、春の香りが立ち込めます。
▲ 街中に菜の花が咲く滝川市
滝川市では毎年、『たきかわ菜の花まつり』が「幸せ色の丘」で開催されます。入場料は無料です。
(新型コロナウイルスの影響で去年から2年間開催されていません。)
青い空と黄色の菜の花がさわやかで気持ちがいいですよね。
滝川市は旭川空港から車で約1時間。
街中の菜の花スポットを巡れる車が断然おすすめです。
菜の花が見頃の時期は、ちょうどアスパラも収穫時期で、道の駅に採れたての新鮮な北海道のアスパラがずらっと並ぶので立ち寄ってみてくださいね。
⑤ ラベンダー
言わずと知れた北海道一有名なお花畑。
ラベンダーは7月中旬が見頃で、ファーム富田はラベンダーの淡い紫色一色に染まります。
ファーム富田の日本最大級のラベンダー畑、『ラベンダーイースト』では展望デッキや風香る丘から眼下に広がる一面のラベンダー畑が見られます。
ファーム富田は、旭川空港から車で約45分。公共交通機関で行くなら、臨時列車のノロッコ号に乗り、JRラベンダー畑駅で降りると、徒歩7分で行くことができます。入場料、駐車料金は共に無料です。
北海道は空も淡く、目に見える色全てがパステルカラー。北海道らしいやわらかさに時間も忘れてのんびりしてみてはいかがですか?
※2021年、ラベンダーイーストは休園。
⑥ ひまわり
北海道の爽やかな夏の風に揺れるひまわりは、北竜町の夏の風物詩。北竜町の『ひまわりの里』です。
燦々と降り注ぐ太陽の光に負けずに上を向くひまわり。見ているだけで、なんだか元気がもらえますよね。
北竜町は道北に位置し、旭川空港から車で約1時間30分。駐車場があり、駐車料金・入園料は共にかかりません。また、24時間入場可能なので、公共交通機関よりレンタカーがおすすめ。見頃は8月上旬です。
実は、北海道には有名なひまわり畑が2つあります。1つはこの北竜町。もう1つは名寄のひまわり畑。名寄は『星守る犬』という映画のロケ地になったこともあり、全国的に有名になりました。
どちらも道北にあるので、ハシゴ旅するのも面白いですね!
⑦ 虹色のお花畑
ご紹介した一面一色に染まるお花畑も綺麗ですが、こんなお花畑もいいですよね。
北海道の観光スポットとして有名な『四季彩の丘』では、様々な種類のお花の虹が大地を彩ります。
5月からチューリップやパンジーが見ごろを迎え、10月までの6ヶ月間、虹の色が変わっていくのもここ四季彩の丘の魅力。
写真は9月中旬で、サルビアやケイトウ、マリーゴールドなどが咲いていました。
旭川空港から車で約30分。入場料は500円(7月〜9月)です。
カラフルなお花畑でSNS映え間違いなしです!
北海道は長い冬が明けると、一斉に様々なお花が咲き始めるのが特徴。
だからこそ春が待ち遠しく、花々がより一層愛おしく思えます。
春から夏の北海道は気候も良く、お花もたくさん咲き、絶景の宝庫。
皆さんも北海道らしい広々とした敷地に咲く、一面のお花畑を見に行ってみてはいかがですか?