close
2021-06-18

一生に一度は屋久島へ。全てが神秘的な『もののけ姫』の世界!(前編)


もののけ姫の世界がそのまま目の前に広がっている場所。鹿児島県、屋久島。
世界遺産にも登録されているその島は、堂々たる自然の美しさが満ち溢れています。

なかなか旅行には難易度の高い屋久島ですが、今回はその行き方や楽しみ方、注意点までご紹介します。



世界自然遺産『屋久島』

本州や九州から少し離れた離島である屋久島は、島独自の気候や地形が多様な生態系を生み出した奇跡の島です。大自然のパワーがそこかしこに溢れ、力がみなぎり、心が浄化される、そんな島。


屋久島では、日本固有の植物であるスギが1,000年もの月日を過ごし、ヤクスギと呼ばれるようになりました。
シカやサルも屋久島で長い年月をかけ、小柄になり、ヤクシカやヤクザルという亜種に進化しました。

▲ ヤクザル

このような屋久島独自の生命力溢れる美しい生態系が評価され、1993年に白神山地とともに世界自然遺産に日本で初めて登録されました。



屋久島までのアクセス方法

屋久島までは飛行機とフェリーの2通りの行き方があります。
飛行機は伊丹空港、福岡空港、鹿児島空港からの便があり、一番近い鹿児島空港からなら40分ほどで着きます。

▲ フェリーからの眺め

ただ、私のおすすめはフェリーです。

フェリーにも2種類あり、高速船と大型客船があります。高速船だと2時間かからないくらいで着きますが、大型客船だと4時間かかります。
大型客船だと天気が良ければ風が気持ちよく、眺めも最高ですよ。


▲ フェリーの案内図

今回私が利用したのは一番時間がかかるけれど、一番安い大型客船。『フェリー屋久島2』という船でした。

高速船だと椅子に座ってシートベルトをつけて過ごすようですが、大型客船なら自由です。
乗車時間は4時間と長いので、寝て過ごしている方が多かったです。

▲ 二等客室


車も乗せられるので、地元の方が利用することも多いようです。船には食堂やお風呂もついていますよ。

▲ フェリー内のお風呂


また、船の中でウミガメが飼われていて、見に行くことができます。

飛行機や高速船よりはるかに時間がかかるため不安でしたが、実際乗ってみると、とても快適で、あっという間に着いてしまいました。

▲ ウミガメに子供たちが夢中


このフェリーは、1日往復1便しか出ていなく、
行きは鹿児島港南埠頭 8時30分発、屋久島宮之浦港 12時30着。
帰りは13時30分発、17時40着
です。

値段は大人片道5200円、往復で9900円。学生のうちは、学割が使えるのでぜひ利用してくださいね。



屋久島旅行のすすめ

屋久島での移動手段はレンタカーがおすすめです。
バスもありますが、運行本数が少ないので、時間に余裕がないと厳しいかもしれません。ちなみに、バスの1日乗り放題券は2,000円で購入できます。

私はレンタカーもバスも使いませんでした。
その理由は、泊まった民宿『宇美河』がとても親切なお宿だったから。
屋久島にはホテルの他にも、民宿がたくさんあります。


フェリー乗り場までの送迎をしてくれたので、レンタカーの必要がなかったんです。
民宿のオーナーさんは、屋久島トレッキングのガイドもやっている方で、トレッキング前にはレンタルショップにも連れて行ってくれて、トレッキング後には絶景スポットにも連れて行ってくれました。

▲ 夕陽の絶景スポット

そういった民宿もいくつかあるようなので、泊まる際に確認するといいかもしれません。


屋久島は東京の2~3倍近く雨が降ります。天候がとても変わりやすいので、雨具は必須です。
屋久島旅行で特別必要な持ち物は、トレッキング用品くらいです。
トレッキングに関してはまた次回お話するので乞うご期待!



トレッキング以外の楽しみ方

屋久島は山だけではなく、海も川も楽しめる場所。
安房川ではカヌーやカヤック、横河渓谷ではラフティング、キャニオニングなどが楽しめます。

▲ 透き通る透明度の高い海

海ではダイビングやシュノーケルができます。
わたしは屋久島で体験ダイビングをしました。


▲ クマノミとイソギンチャク

透明度は高く、たくさんの生き物に出会えます。
写真は可愛らしいクマノミ。
クマノミだけでも3種類も会えました!たくさんいましたよ。


▲ ウツボ

他にも、大きなナマコやカレイ、ウツボ…。わたしが今回潜ったダイビングと、沖縄で何度かしたダイビングを比べると、生き物の豊富さでは屋久島の方が上でした。


▲ ウミガメ

実は、ここ、屋久島は日本有数のウミガメの産卵地。
なので、ウミガメと出会える確率も高いんです。
わたしも岩場で休憩しているウミガメに会えました!


私が体験ダイビングをしたのは、EVER BLUE YAKUSHIMAというダイビングショップ。
屋久島では体験ダイビングやファンダイビングができるツアーもたくさんあるので、ぜひやってみてください。



▲ 屋久島らしい水を湛えるコケ

いかがでしたか?
今回は屋久島の概要でしたが、次回は屋久島の最大の魅力、縄文杉やハート型のウィルソン株を見るための12時間トレッキングについてご紹介します。
行きたくなること間違いなしですよ。



store紹介した場所

屋久島

place

鹿児島県熊毛郡屋久島町
(GoogleMapで見るopen_in_new)

このしおりのライター

このライターのしおり