埼玉県秩父郡は、長瀞渓谷をはじめ、自然がとても豊かな地域。
そんな秩父のさらに山奥・奥秩父には、毎年1月中旬〜2月中旬、冬の寒さが一番厳しい時期のみ見られる自然の絶景「三十槌の氷柱(みそつちのつらら)」があります。
今年の開催期間はすでに終わってしまったので、来年の冬のおでかけの参考にしてください!
三十槌の氷柱へのアクセスは車がおすすめ!
三十槌の氷柱は、電車やバスでも行けるようですが、車でアクセスするのが一番楽チン。
駐車場は「ウッドルーフ奥秩父オートキャンプ場駐車場」と「つちうらキャンプ場駐車場」の2か所です。今回私はつちうらキャンプ場駐車場を利用しましたが、ウッドルーフ奥秩父オートキャンプ場駐車場よりも三十槌の氷柱まで遠く、道のりも急な坂道で少し危ないので、ウッドルーフ奥秩父オートキャンプ場駐車場のほうがいいかも!
駐車料金はどちらの駐車場も500円/1台。別途、入場料として200円/1人がかかります。
いざ三十槌の氷柱へ!
つちうらキャンプ場駐車場からくねくねした急坂を下ると、もう氷柱(つらら)が!!
周りにほとんど雪がなかったので氷柱があるか心配でしたが、しっかり氷柱があって一安心。
でも、写真で見た三十槌の氷柱よりもかなり小さい...?
と思っていたら、ここはメインの場所ではありませんでした!
三十槌の氷柱に向かっている途中、綺麗な川が流れていました。
この川、実は「荒川」なんです!東京にも流れている、あの荒川です。
東京ではあまり綺麗とは思わなかった荒川も上流だとかなり澄んでいて別の川のようでした。
荒川をさらに上流に向かって歩いていくと...
川沿いの岸壁に氷柱を発見!!!氷柱は天然のものなので、暖かかったり雨が降ったりすると氷柱が小さくなってしまうこともあるのだそう。
16時半ごろ訪れたのでまだ日が沈みきっておらず、ライトアップはまだ始まっていませんでした。
入り口で「ライトアップは17時から」と教えてもらったのですが、16時45分くらいからうっすらと紫色にライトアップされているような気がしました...!明るいのでライトアップされている感はまだあまりありません。
この日、東京は薄手のコートでちょうどいいくらい暖かかったのですが、奥秩父は厚手のコートでも寒かったです。ライトアップまで待っていると体の芯まで冷えてくるのでしっかりと防寒していくことをおすすめします。
ついに幻想的なライトアップの時間!
日が完全に沈みきったあと、綺麗にライトアップされた幻想的な氷柱が現れます。
高さ約8m、幅約30mにもなる大規模な氷柱は圧巻です。
一定の時間で青、ピンク、赤など、さまざまな色に変化します。ライトアップの色によって雰囲気がガラッと変わるので、全部の色を見て自分のお気に入りの瞬間を見つけてみて!
こちらは先ほど紹介した天然氷柱の少し下流にある、人工氷柱。
天然氷柱よりも高さも横幅もないですが、ライトアップの仕方が天然氷柱とは違い、10〜20秒で色がどんどん変わっていきます。
人工氷柱は色がすぐに変わるので、iPhoneのパノラマ撮影機能を使えばこんなカラフルな写真を撮ることもできますよ。
多くの人が天然氷柱に夢中で、足を止めて人口氷柱を見る人はそれほどいないので、穴場です。
天然氷柱と人工氷柱を同時に見られるポイントもありました!川の水面にライトアップされた氷柱が映っていて、とても美しい光景が広がっています。
都心から三十槌の氷柱までは車でおよそ3時間。日帰りで自然を感じにいくにはぴったりの場所でした。
2021年の開催は終わってしまいましたが、来年の冬はぜひ足を運んでみてください!