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2020-07-02

【ケニア、マサイ村】これはエンターテインメント! マサイ族と一緒にジャンプ!

はじめに

ハネムーンで訪れたのは、ケニア、マサイマラ国立公園。サバンナをサファリカーで爆走するドライブでは、数多くの野生動物に遭遇することができました。(その様子はこちらの記事をご参照ください!)

ところでこの地域、「マサイマラ」と呼ばれていますが、「マサイ」と聞けばあの世界一有名と言ってもいい民族のことを頭に浮かべる方が多いのではないでしょうか。その民族というのが、そう、マサイ族。
マサイ族は主にケニア南部からタンザニア北部に暮らしています。今回私たちはマサイマラ国立公園近くの一つのマサイ村を訪問しました。

そのマサイ村訪問ですが、エンターテインメント要素強め!それはそれでとても面白い体験になったので、レポートしていきます!





マサイ村到着

マサイマラ国立公園内をサファリカーで走り、向かったのは公園の端の端。公園を少し出て見えてきたのが、今回オプショナルツアーとして訪れたあるマサイ族の村です。

事前に聞かされていた一人$20のツアー料金を村の入口で払い、ここからマサイ村訪問、いやいや「マサイ劇場」スタート!





~起~ 熱い歓迎

茂みに囲まれた村の入口から女性たちがたくさん出てきました!今でも耳に残る、若干中毒性のある歓迎の歌っぽいものを歌ってくれます。

促されるままに私たちも一緒になって歌いながら入村!この頃には「歓迎の歌(勝手に命名)」を完全にマスター。
あっちなみにこれから続くめくるめくマサイ劇場の観客は私たち日本人2人だけです。

するとどこからともなく、男性たちが出てきました。

先程とリズムが異なる「歓迎の歌Ⅱ」を歌いながら、次第に井戸端会議スタイルに。

するといきなり、おそらく「歓迎の歌Ⅱ」一番の見せ場、「ジャンプ」が始まりました!

いきなりすぎてカメラからもれなくフレームアウト!

そして得意の観客参加型、夫も負けじとジャンプします。(圧倒的身体能力の差)

ヘラヘラしていた私も負けじとジャンプしますが、これから召されるかのような謎フォルムに。

日頃戸棚の上の方にあるものをとる時以外ジャンプしないためか、単純な垂直ジャンプが相当疲れることを知りました。噂通りマサイ族は息も上がらず軽々と連続ジャンプを決めていて、尊敬のまなざしをおくる私たち・・・。

と、入村からまだ一言もマサイ族と言葉を交わさずに歓迎を受けたところで、ようやく英語の堪能な青年が色々と説明をし始めてくれます。





~承~ 突然の火

青年の説明とともに、いきなりその場で始まったのが火起こしです!

かつてこんなにも唐突に始まる火起こしがあったでしょうか。(いや、ない。)

意外と仲間が手こずっていてニヤつき始めるお兄さん。

とはいえ5分もたたないうちに火起こし成功!果たしてどこまで日常的にこの方法で火起こしをしているのかは謎ですが、手慣れた様子で軽々と火を起こして見せてくれたのには、おお~!と思いました。





~転~ おうち訪問

続いては青年に連れられておうちへ。(火起こしほど唐突さはない)

マサイ族のおうちは、家畜である牛の糞と泥を塗り固めて作られているそう。乾燥していてカチカチのため、頑丈そうです。

おうちの中に入ると、非常に涼しくて快適。明かりは炊事をする場所の炎だけであったため、「そこに座って」と言われてもどこに座る場所があるのか分からないほど部屋の中は真っ暗。炎のそばには、このおうちの奥さんが座っていて、お尻の置き所がいっこうに分からない私と奥さんで互いにヘラヘラ見つめあう不思議時間が流れました。

なんだかんだ青年は色々説明してくれて、質問はない?等結構聞いてくれるので、この時間は「マサイ劇場」から一度離れ、普通に会話を楽しむことができました。(ただマサイ劇場はこれでは終わらない)





~結~ いよいよメインイベント

おうち訪問の後、茂みに囲まれた村の住居スペースから出ると、草原にはこの村の家畜がたくさんいました。
あ~家畜めちゃくちゃいるね~なんて青年に話していると・・・

先程の「マサイ劇場」で「歓迎の歌」を熱唱してくれた女性たちによる「マサイ劇場第2部 副題:何も買わないとは言わせない」が開幕されているではありませんか!!!

売られているのはビーズアクセサリーや、マサイ族が身に着ける鮮やかな布など。
青年に端から丁寧に見ることをおすすめされ、「ほえ~、そのアクセサリー(見るからに族長用)はさすがに大きすぎるなあ」等言いながら一周。


もう一周くらいしてはどうかとおすすめされ、この青年相当なおすすめ好きないし一周好きだなと思いつつ、結局「歓迎の歌」で人一倍声が通っていたお姉さんの元へ。


さっき一緒に歌って踊っていた子と突如価格交渉、という緊迫した瞬間を味わいつつも、結局二人で買ったブレスレットは、「マサイ劇場」のいい思い出です。

もちろん、お土産を買わないと帰れない、といったことは全くないのでご安心を笑

続けておすすめされた、羽織りどきが分からない布はお断りしましたけどね。

そうして私たちは、マサイ村をあとにしたのでした。





マサイ族には、このような村で観光客を迎えるビジネスを行っている人もいれば、サファリツアーのドライバーとして働いている人もいます。またもちろん、観光とは離れて牧畜生活を行う人も。
私が「マサイ劇場」と表現したように、一種のエンターテインメントとして今回のマサイ村訪問は楽しみましたが、どんな形であっても日本にいては会えない方々との交流はとても刺激的で、面白かった!
私たち2人だけに向かって、村の全員に各種「手厚い」歓迎・対応をしてもらえたことも、とても貴重な体験でした。

いつかケニアを訪れることがあったら、ぜひマサイ村を訪問してみてくださいね!きっと面白い経験ができるはずだから!





このしおりのライター

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