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2020-06-27

【ウィーン】シティバイクで巡りたい♩ アートな建築

オーストリアの首都・ウィーンは、歴史的な街並みがとても美しいのですが、なかには思わず足を止めてしまう、ユニークな建築物もちらほら。芸術家Friedensreich Hundertwasser(フリーデンスライヒ・フンダルトヴァッサー)のアートな建築作品が見られることでも知られています。 今回は、曲線と色遣いが印象的なフンダルトヴァッサー建築をご紹介します。 きっとカメラ片手に訪れたくなるはず♩





ウィーンとフンダルトヴァッサー

フンダルトヴァッサーはウィーン出身の芸術家。ウィーンのガウディとも呼ばれているそうです。元々は絵画を描いていたということで、絵本から飛び出してきたような建築デザインにもうなずけました。彼は、「自然との共生」や「自然回帰」をテーマに活動していたこともあり、「自然界に直線はない」という考えから、曲線を使った建築が象徴的!一度見たら忘れられない、ユニークな外観です。

そんな彼の建築作品は、ウィーンの旧市街中心部から少し離れた場所に点在しています。晴れた日にはレンタサイクルで巡るのも気持ちいいですよ♩





ウィーンの街を「City Bike」で縦横無尽に!

ウィーンの旧市街は石畳なので徒歩での移動がおすすめですが、自転車で巡るのも楽しかったのでご紹介します。利用したのはウィーンのレンタサイクル「City Bike(シティバイク)」。
>>Citybike Wien

駅の近くや大きな通り沿いにシティバイクステーション(自転車置き場)があり、そこでピックアップします。サイト内のマップでは、自分がいる場所から一番近いステーションも案内してくれます。利用料金はクレジットカードで支払うシステム。現地の機械での登録も可能ですが、予めウェブで登録しておくとスムーズです◎利用開始時に1ユーロかかるのですが、1回の使用が1時間以内なら無料というのが魅力的!ワンコインでウィーンの街を堪能することも可能なんです♩

自転車の専用レーンや走行禁止のスポットもあることや鍵をせずに返却した場合などに罰金が発生することもあるので注意が必要ですが、風を感じながらウィーンの街を駆けめぐれるのは自転車ならでは。
ぜひチャレンジしてみてくださいね!





カラフルな集合住宅‐Hundertwasser Haus‐

フンダルトヴァッサーハウスは、彼が初めて手掛けた建築です。集合住宅で、現在も使われているため中には入れませんが、それでもカラフルな外壁や中庭、グニャグニャとした外階段で彼の世界は十分に堪能できます。

モザイクタイルを使用したピロティも素敵。夏には草木が生茂って噴水も解禁になるので「自然との共生」をさらに感じられそう。





フンダルトヴァッサーの世界に浸るなら‐Kunst Haus‐

フンダルトヴァッサーハウスから徒歩5分ほどの場所にある、クンストハウスは内部も見学可能です。大きな荷物はクロークで預けられるので、身軽になって内部も満喫して下さい♩

ギャラリーやカフェレストラン、ショップもあり、彼の世界観をたっぷり楽しめます。

水中のようなデザインのギャラリーへと続く螺旋階段も美しいので、様々な視点からフンダルトヴァッサー建築の世界を味わってみてください。

ちなみに、この螺旋階段の窓から見下ろす、カフェレストランが素敵です。

外観に加え、内装もメルヘンな雰囲気。床のタイル、トイレに至るまで、彼の曲線へのこだわりを見ることができます。ユニークな建築に釘付け。あっという間に時間が経ってしまいますよ。

通りを挟んで向かい側には、Hundertwasser Villageという複合施設が。お土産屋さんやバーカウンターなどで楽しめますのでぜひ立ち寄ってみてください。





郊外までお散歩へ‐Spittelau‐

先に紹介した2箇所とは少し離れますが、Wien Spittelau駅の近くにもう一つ彼の作品が。駅を出るとそびえ立つ煙突が印象的な建物。何かのテーマパークのような雰囲気ですが、なんとゴミ焼却場!!

雨の中訪れたのですが、曇り空でも映える圧巻の外観でした。





いかがでしたか?
今回はウィーン生まれの芸術家フンダルトヴァッサーが手掛けるフォトジェニックな建築をご紹介しました。
一目見たら彼のアーティスティックな世界の虜になるかも。有名建築が身近なウィーンで散策を心ゆくまで楽しんでください♩





このしおりのライター

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