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2020-06-13

【アート旅】どこを切り取っても美しい♡ 夏のニースで美術館を満喫♩

南フランスの観光都市、ニース。有名なリゾート地でもありますが、たくさんの美術館があり、アート巡りにもぴったりの街です。
今回はぜひ訪れて欲しい、素敵な美術館2カ所と、ザ・ニースな景色を見られるスポットをご紹介します。



※新型コロナウイルス感染拡大の影響で、現在、不要不急の海外渡航は中止するよう求められています。外務省の海外安全ホームページ等で最新の情報をご確認ください。





美術館へのアクセス

ニースでの移動は、坂が多いためバスでの移動が楽チンです。
また、ご紹介する2つの美術館はBd de Cimiez(シミエ通り)沿いにあってバスの乗り換えなしで行けるため、はしごするのにもおすすめなんです。
パステルカラーの素敵な街並みなど、のんびりバスからの景色も楽しんでみてください。
駅のPAULの絞りたてのオレンジジュースで水分補給してニースの街中へ♩





ステンドグラスに魅せられる‐Musee National Marc Chagall‐

まず訪れたのが、シャガール美術館。

長い坂を登ると見えてきます。7月初めのお庭には、ラベンダーが咲いていて、南仏らしい雰囲気が広がっていました。カフェも併設されているので時間があればぜひ。

元々の正式名称が「国立マルク・シャガール聖書の言葉美術館」というだけあって、シャガール自身が寄贈した17の連作からなる聖書に関する絵画をはじめとした作品が展示されています。

なかでも印象的だったのが、シアタールームのシャガールブルーと言われる海のようなカラーのステンドグラス。キラキラとした夏の日差しが美術館の中に差し込み、とても幻想的でした。





色彩の魔術師の人生を辿る‐Musee Matisse‐

2つ目はマティス美術館。オリーブの木が生い茂る、公園の中に建っています。

晩年を過ごしたと言われる赤茶色を基調とした建物はとってもフォトジェニック。

外観はもちろん、美術館のエントランスの壁一面の切り絵も、「色彩の魔術師」とも言われるマティスらしい、思わず写真を撮りたくなる色遣いでした。

内部は、制作活動を始めた1890年から亡くなるまで、年代別に作風の変遷を辿れるようなつくりになっていて、彫刻やデッサンからよく知られるステンドグラスや切り絵までマティスの人生を感じることのできる貴重な美術館です。





ニースの海にも癒されて‐Promenade des Anglais‐

美術館での色鮮やかな絵画鑑賞で涼んだ後は海辺までお散歩へ。ニースの駅からは徒歩10分ほど。パステルカラーの街並みが広がっていて、海辺までの道のりも気分が上がります。

ポストカードにもなっていた「I Love NICE」のモニュメントも。ぜひ記念撮影を♩

プロムナード・デ・ザングレという遊歩道からは、美しい弧を描いた入江に色とりどりのパラソルがひしめき合う、リゾート感溢れる景色が。こんな海を見ながら作品を創っていたのかな、なんて美術館の絵画に思いを馳せながら海辺を歩くのも楽しかったです。フランスで最も太陽に恵まれた地域で海を眺めながら過ごす時間も最高なので、美術館とあわせて訪れてみてくださいね。





いかがでしたか?
ニースでぜひ訪れて欲しい美術館2カ所をご紹介しました。
比較的場所も近いため、はしごしやすく、パリのように混雑していないので、ゆったりと絵画鑑賞できておすすめです。
夏の南仏で、アートも海も、欲張りな1日を過ごしてみては?





このしおりのライター

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