徳島県西部の “にし阿波” と呼ばれる地域には、自然を満喫できるスポットが多数! 中でも「祖谷(いや)のかずら橋」という吊り橋は大人気の観光スポットです。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、祖谷のかずら橋は2020年5月31日まで閉鎖予定。状況によって閉鎖期間が延長となる可能性もあります。
山奥の人気観光地!「祖谷のかずら橋」へのアクセス
「祖谷のかずら橋」があるのは、徳島県三好市の渓谷「祖谷渓(いやだに / いやけい)」。あまりアクセスが良い場所ではなく、日本三大秘境の一つだと言われているそうですが、以前私が訪れたときには国内はもちろん海外からも観光客が訪れ賑わっていました!
かずら橋へはドライブも兼ねて車で行かれる方が多いと思いますが、電車+バスで行くこともできます。電車+バスの場合は、JR大歩危駅で電車を降り、そこからバスで20〜30分。バスの本数は少ないので、必ず事前に時刻表を確認しておきましょう!
ぐねぐねと山道を通っていくことになるので、乗り物酔いしやすい方は酔い止めを飲んでおいたほうがいいかもしれません。
スリル満点!「祖谷のかずら橋」を渡ってみた
山奥にある「祖谷のかずら橋」。入り口には、
・かずら橋は一方通行であること
・混雑した場合は通行制限があること
・幼児が一人で橋を渡ることは禁止
などの注意事項が書かれていました。
“かずら”とは、シラクチカズラという植物のこと。その昔、いつでも切り離して敵から逃げられるようにと、平家の落人がシラクチカズラで作ったのだと言われています。
え?やっぱり切れやすいの...? と不安になってしまいますが、現在は3年ごとに架け替え作業が行われており、安全のためにワイヤーや金具での固定もされているようです。
そんな情報を得てちょっぴり安心したところで、いよいよかずら橋を渡ってみます...!
足元はこんなにスカスカ...! しかもギシギシと揺れて、本当にスリル満点です。
写真を撮るのもハラハラドキドキ。カメラやスマートフォンを落とさないように気を付けてくださいね!
祖谷グルメを堪能
橋を渡り終えてホッとしたら、なんだかお腹がすいてきました。祖谷のかずら橋近くのお店で、美味しそうな食べ物を発見!
串に刺さっているのは渓流でとれた魚や、「でこまわし」という祖谷の名物グルメ。
でこまわしとは、芋やこんにゃくなどを串に刺し、味噌だれをつけて囲炉裏で焼いた郷土料理です。“でこ”はこの地域の言葉で「人形」のこと。見た目がどことなく人形に似ていて、それをまわしながら焼くことからそう名付けられたそうです。
魚は、アユやアマゴ(アメゴ)の塩焼き。皮はパリッと、身はふっくらしていて美味しい!
空気の美味しい田舎で、その土地の名物を食べる瞬間は最高に幸せを感じます...。
あわせて見に行きたい! 断崖絶壁の小便小僧
祖谷峡で有名なのはかずら橋だけではありません。この日は、祖谷のかずら橋から車で20分ほどの「小便小僧」も見に行ってみました!
高さ約200メートルの断崖絶壁の上に立つ小便小僧。とても不思議な光景です(笑)
三好市のサイトによると、昔の子どもたちや旅人が “度胸だめし” としてこのあたりで小便をしたという話をもとに、ここに小便小僧が設置されたそうです。そんな度胸試し、考えただけでもヒヤッとしますね...。
秋には紅葉とのコラボが人気みたいですよ。
おわりに
豊かな自然に囲まれ、スリルと絶景を楽しむことができる祖谷渓。また旅行を楽しめるようになったらぜひ、自然を体感しに訪れてみてください!
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