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2020-05-04

【おうち時間】自宅でアートを楽しむ方法まとめ


新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、現在多くの美術館や博物館が臨時休館中...。
楽しみにしていた展覧会に行くことができず、アートに触れられない日々に悶々としているアート好きの方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、おうちでアートを楽しむ方法をご紹介します!





自宅をギャラリーにする

世界の美術館の中には、所蔵している作品画像をオンライン上で公開し、無料ダウンロード可能にしているところがあるのをご存知ですか?このサービスを利用すれば、自分の部屋をギャラリーにすることができちゃいます!

有名なところだとアメリカ・ニューヨークの「メトロポリタン美術館」。世界最大級の美術館で約300万点もの作品を所蔵するメトロポリタン美術館では37万点以上の作品画像を無料でダウンロードできます!ゴッホやルノワールなど有名作家の絵画も多数ありました!

オランダ・アムステルダムの「アムステルダム国立美術館」も40万点もの作品画像を一般公開しておりダウンロード可能です。世界三大絵画のひとつと言われているレンブラントの『夜警(De Nachtwacht)』も無料でダウンロードできますよ。





有名絵画で塗り絵を楽しむ

絵画は鑑賞するだけでなく、有名絵画に自分の手で色をつけて遊んでみるのはいかがですか? 世界には塗り絵のデータを公開して、ダウンロードできるようにしている美術館があります。本物の絵画と同じ色で塗るのもよし、自分のセンスを爆発させて全く違った色で塗って新しい作品を生み出すのもよしです。

オランダ・アムステルダムの「ファン・ゴッホ美術館」は、世界的画家のゴッホの有名作品『アルルの寝室』や『ひまわり』などを含む13作品の塗り絵データを公開しています。元の絵画が載っているので、真似するときは楽ですね。

「ミュシャ財団」はウェブサイトでミュシャによる線画が無料で公開されています。『The Moon』などダウンロードできる6作品はどれも、優美かつ繊細なものが多いのでしっかり塗り絵を楽しみたい人にはおすすめ。大人の塗り絵って感じです。


>>ファン・ゴッホ美術館 カラーリングページ

>>ミュシャ財団 ギャラリー





オンライン上で過去の展覧会カタログを読む

過去に開催された展覧会のカタログを一般公開している美術館もいくつかあります。美術館のショップなどで販売しているカタログはだいたい2〜3,000円くらいするので、これが自宅にいながら無料で読めるのはとてもありがたいです!

▲ 《自らが輝く》 / ヴァシリー・カンディンスキー / 1924年(アーティゾン美術館所蔵)

アメリカ・ニューヨークの「グッゲンハイム美術館」では、過去に開催された展覧会のカタログ約200冊ををオンラインアーカイブサイト「archive.org」にて無料公開しています。純粋抽象絵画の雄であるカンディンスキー、言わずと知れた有名画家ピカソなどの作品を集めて開催された展覧会のカタログがありました。

▲ 《サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール》 / ポール・セザンヌ / 1904-06年頃(アーティゾン美術館所蔵)

ロサンゼルスの「J・ポール・ゲティ美術館」では、300冊以上のアート関連書籍をゲティ財団のウェブサイト内「Virtual Library」で無料公開しています。印象派の発展を支えたセザンヌの水彩静物画展覧会のカタログなどがあります!


>>グッゲンハイム美術館 アーカイブ

>>J・ポール・ゲティ美術館 バーチャルライブラリー





YouTubeで研究員の作品解説を楽しむ

臨時休館中の美術館や博物館の中には、研究員による所蔵作品の解説動画をYouTubeに配信しているとこもあります。普段はなかなか聞くことのできない研究員の作品解説を聞いて、作品への理解を深めることができたら、休館明けの美術館・博物館巡りがさらに楽しくなることでしょう!

▲【国立西洋美術館 ギャラリートーク】クロード・モネ《睡蓮》

国立西洋美術館のチャンネルでは、19本もの動画が配信されています。中でもモネの『睡蓮』は馬渕館長自ら解説してくれているので必見です!

▲【オンラインギャラリーツアー】三田研究員が語る、特集「おひなさまと日本の人形」

東京国立博物館のチャンネルでは、4本の研究員によるオンラインギャラリーツアーの動画が配信されています。10〜20分ほどと少し長めで説明も細かいので、見応えがあります!





アプリを使ってアートを楽しむ

Googleには「Google Arts & Culture」という世界中のあらゆるアートや文化に関する情報を学べるサービスがあります。このサービスの中でも特にすごいのが、スマホアプリのカメラ機能を使ったARコンテンツ!

どこにいても没入型のギャラリーを現実世界に投影する「Pocket Gallery」、原寸大の大きさの有名作品を目の前に映し出す「Art Projecter」などアート好きにはたまらないコンテンツが盛りだくさんです!

「Art Selfie」という自分に似ている絵画作品を見つけてくれるコンテンツもありました。


>>Google Arts&Culture(App Store)

>>Google Arts&Culture(Google Play)





おうちにいてもアートを楽しむことができました。
インターネットが発達している今は、とてもいい時代だと痛感しました...!
外出自粛でおうち時間が増えている今、いろいろなアートの楽しみ方を試してみてはいかがですか?




このしおりのライター

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