世界のいくつかの美術館では、所蔵している作品画像をオンライン上で公開し、無料ダウンロード可能にしているのをご存知ですか?
このサービスを利用すれば、美術好きの方なら誰しも一度は思う「自分のギャラリーが欲しい」という夢を叶えられちゃうんです!
今回は、特に有名な4か所の美術館から好きな作品画像をダウンロードし、自分の部屋を好きな絵画で埋め尽くしてみました!
メトロポリタン美術館(アメリカ)
世界最大級の美術館で約300万点もの作品を所蔵する「メトロポリタン美術館(The Met)」。そのメトロポリタン美術館では37万点以上の作品画像を無料でダウンロードできます!
作品の数が膨大で全部の作品を見るのはかなり大変なので、自分が好きな作家がいる方は名前で検索して作品を探してみて!大きな美術館なので有名作家だったら必ず作品が見つかるはずです。それ以外にも年代や地域などのフィルターで絞り込めば、自分の知らなかった素敵な作品に出会えるかも。
私がメトロポリタン美術館から選んだ作品は、5点。
左上がゴッホの『Cypresses』、左下がピサロの『The Boulevard Montmartre on a Winter Morning』、中央がドービニーの『Landscape with a Sunlit Stream』、右上がルノワールの『Nini in the Garden (Nini Lopez) 』、右下がターナーの『Venice, from the Porch of Madonna della Salute』。
シカゴ美術館(アメリカ)
メトロポリタン美術館と並び、アメリカ三大美術館のひとつに数えられる「シカゴ美術館(The Art Institute of Chicago)」。シカゴ美術館では所蔵する4万点以上の作品画像を無料でダウンロードできます!自由にダウンロードできる作品画像には「CC0(クリエイティブ・コモンズ・ゼロ)」表記がされていますよ。
こちらもフィルターをかけて自分好みの作品を選びやすくなっています。メトロポリタン美術館にはない「色」や「主題」といった面白いフィルターもあるので、色々なフィルターを使って自分が好きな作品を探してみて。
私がシカゴ美術館から選んだ作品は、5点。
左上がモネの『Cliff Walk at Pourville』、左下がゴッホの『The Bedroom』、中央がカンディンスキーの『Improvisation No. 30(Cannons)』、右上がスーラの『A Sunday on La Grande Jatte』、右下がモネの『Water Lilies』。
印象派などの風景画が好きで、現代絵画に対する興味はそれほど強くないのですが、『Improvisation No. 30(Cannons)』は見た瞬間にビビっときました。こういう出会いもオンラインギャラリーだからこそですね。
ナショナル・ギャラリー・オブ・アート(アメリカ)
アメリカ・ワシントンにある「ナショナル・ギャラリー・オブ・アート(NGA)」もデジタル無料公開の波にのって、4万点以上の画像作品を無料公開しています。
ナショナル・ギャラリーの所蔵品数は約12万点なので全収蔵品の3分の1の作品がオンライン上で見られるんです。
私がナショナル・ギャラリー・オブ・アートから選んだ作品は、3点。
左がフラゴナールの『Diana and Endymion』、右上がホッパーの『Ground Swell』、下がモネの『The Japanese Footbridge』。中でも『Ground Swell』はオンラインギャラリーで初めて出会い、絵画から伝わってくる清涼感に惚れこみました...。
アムステルダム国立美術館(オランダ)
オランダの名画が集結しているオランダの「アムステルダム国立美術館(Rijksmuseum)」。アムステルダム国立美術館では、40万点もの作品画像をパブリックドメインとして公開しています。
画像作品はダウンロード以外にも、サイト内にあるお気に入り機能を使って自分だけのギャラリーを作成、さらにはポスター印刷といったサービスもあります。
私がアムステルダム国立美術館から選んだ作品は、3点。
左がレンブラントの『De Nachtwacht』、中央がフェルメールの『Het melkmeisje』、右がファン・ハイスムの『Stilleven met bloemen』。昨年の春に実際にアムステルダム国立美術館で鑑賞した中で、特に印象に残っている作品をピックアップしました。
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、おうちで過ごす時間が多くなっている今日。自室を自分好みの空間に仕上げることで明るい気持ちになり、おうちをもっと好きになれますよ。