はじめに
絶品グルメの宝庫、台湾!
台湾に来たからには、世界に小籠包を広めたともいう名店中の名店、「鼎泰豊(ディンタイフォン)」に行かないわけにはいきません。
え?日本にもあるって?
もちろん日本の鼎泰豊も十分めちゃくちゃ美味しいのだけれど、本場台湾の鼎泰豊は、それをもう一段も二段も超える美味しさなんです!
台湾に行ったからにはぜひ足を運んでほしい鼎泰豊、頼むべきメニューはもちろん、待ち時間対策など、あらゆる点で120%楽しむ方法をお伝えします。
注文必須メニューはこれだ!
それではさっそく、数あるメニューの中から「これだけは絶対に食べてほしい!」というメニューをご紹介。(参考までに、1TWD=約3.5円 2020年3月現在)
・小籠包 110TWD/5pcs, 220TWD/10pcs
もう、言うまでもありませんね。鼎泰豊といえば、小籠包。
鼎泰豊の小籠包の特徴は、破れちゃうんじゃないかと心配になるほどの薄皮、そしてその中にこれでもかとつまった肉汁です。
小籠包の皮の厚さについては、食べ応えのある厚めもちもちが好みの方もいるかもしれません。でも私は断然薄皮派!
皮が薄いからこそ、肉汁の旨味がダイレクトに口の中に広がるんです。そしてそんな鼎泰豊の小籠包の肉汁は他店と深みが違う!旨味が何重にも重なっていて、感動する美味しさです!(日本の鼎泰豊の小籠包よりも、本場の方が美味しく感じたのは、この肉汁により奥深さがあったからかもしれない。)
・ピリ辛ゆでワンタン(海老) 180TWD/8pcs
圧倒的人気第一位の小籠包と、肩を並べるくらい、ないし実はそれを超えるくらい美味しいんじゃないかと、私の中で噂になっているのが、海老のピリ辛ゆでワンタン。
海老をぷりぷりと表現するのは【テレビの中の初心者グルメレポーター】だけかと思っていましたが、もうこのワンタンの海老といったら本当にぷりっぷりのぶりんぶりん!(最上級)
メイン具材の海老は誰をも幸せにする食感と素材のやさしい甘みがたまりません。そこにあくまで脇役の肉餡が旨味とジューシーさをプラス。そして極めつけにこのピリ辛ソース(ラー油ベース)が食欲をそそるそそる!
これから毎年誕生日はケーキじゃなくてこの海老ワンタンを食べたいと、そう思った感動の一品でした。
・空芯菜炒め 180TWD
お野菜メニューでやっぱり食べたくなるのが、にんにくの風味香るスープが特徴の青菜炒め。中でもおすすめは空芯菜炒めです。
文字通り中が空洞になっている空芯菜ならではのシャキシャキ感がたまりません!
正直これと白ご飯だけでも、立派な食事になる美味しさ・・・。
鼎泰豊の青菜炒めは、青菜の「旬に合わせて」季節ごとにメニューが異なるため、空芯菜炒めがないときは豆苗炒めにするなど、ぜひその時旬のお野菜を楽しんでくださいね!
・鶏肉蒸しスープ 210TWD
台湾で見つけたおふくろの味?ええ、これです。
幼少期から、鶏肉蒸しスープを飲んで育ってきたわけでもないのに、「ほっこりする味」という表現があまりによく合うこちらのスープ。
よく煮込まれたほろほろ鶏肉から溢れ出た旨味は、やさしくもあり、それでいて鶏の油がパワーをみなぎらせてくれるような、そんな味。
一口目から「己の注文が天才的であったことを確信する」、絶対に裏切らないスープです。
後述チャーハンなんかと合わせて召し上がってみてください、ちょっと涙腺の弱い人は一筋の涙くらい簡単に流せますよ。
・海老チャーハン 230TWD
海老のピリ辛ゆでワンタンを以て、鼎泰豊の海老が相当美味しいと分かったからには、〆のチャーハンも海老チャーハン一択でしょう!
海老の美味しさはもはや言うまでもなく、鼎泰豊のチャーハンは、「さすが!」としか言いようがない完璧さ。ご飯のパラパラ具合、お米一粒一粒から感じられる卵のやさしい甘さと香り。塩コショウ加減も文句のつけようがありません。
最後に「素晴らしい食事だった」と締めくくるために、チャーハン、特に海老チャーハンは注文必須ですね。
絶品グルメにありつくために・・・
さあ、本場台湾の鼎泰豊ではいかに素晴らしいグルメが待っているかをご説明しましたが、最後にそこに辿り着くまでの方法だけ記しておきましょう。
なんてったって、台湾の(台北の)鼎泰豊は、心が折れそうになるほど混んでいるから・・・。
台北には信義店(本店)、復興店、天母店、101店、南西店、A4店、A13店、新生店の8店舗があります。
旅のプラン別に、ないし旅行者の性格別に店舗や来店時間のおすすめを振り分けるとすればこんな感じ→
【絶対に並びたくない勢】
・信義店と101店以外の開店直後ないし夕方
鼎泰豊発祥の場である本店信義店、また団体観光客の利用が多い101店はいつだって大混雑。
どんなに美味しいグルメが待っているとしても、1時間も待つのは絶対に嫌だという方は、その他店舗の開店直後(厳密には開店少し前から待機)ないし夕方頃に行くことをおすすめします!
中でも一押しはいずれも百貨店内にある南西店とA4店とA13店。これらは百貨店のオープンする11時にならないと入れないため、おぞましい列が開店前にできることもなく、またお昼時とそう遠くはない11時オープンのため、ランチとしてもりもり食事が可能です!
(復興店、天母店、新生店は9時台~10時台オープン)
また、鼎泰豊アプリ(日本語対応あり)をダウンロードしておけば、すべての店舗の待ち時間が一目瞭然!そう離れてさえいなければ、一番空いているところに直行できますよ!
【やっぱり本店に行きたい!/待ち時間に近隣を観光したい!勢】
・信義店、101店へお好きな時間に
信義店の魅力はやはり、本店ならではの雰囲気が感じられること。そして待ち時間には近くの中正紀念堂を観光することも可能です。
101店も同様、台北の一大観光スポット台北101にあるため、待ち時間に展望台に行ったり、ショッピングに行ったりができます。
意外と知られていない近くのおしゃれスポット、四四南村(かつての集落をリノベーションし、昔の暮らしの展示をしたり女子ウケ抜群お土産を売ったりしている)に足を運ぶのもおすすめですよ。
どの時間帯に行っても1時間の待ち時間は予想される信義店、101店。前述観光スポットで待ち時間を有意義に過ごすためにも、まずは店舗へ行って整理券をゲットしましょう!
そこでおよその待ち時間目安を教えてもらえるので、それを前提に近隣で観光スタート。現在の呼び出し番号は、鼎泰豊アプリで確認できるので、店舗へ戻る途中に自分の番号が表示された場合は、ダッシュしましょう(笑)
おわりに
本場台湾の鼎泰豊、それは観光客が群がるただの観光スポットではありません!
世界中から人が押し寄せるのも納得の絶品グルメがあなたを待っています。ぜひこちらでおすすめした絶品メニューを、それぞれに合った待ち時間対策を駆使して楽しんでくださいね。