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「オウロ・プレット」ってどんなところ?

オウロ・プレットはリオデジャネイロ(以下リオ)から内陸に約400㎞ほど入った所に位置するミナス・ジェライス州の古都。17世紀に起こったゴールドラッシュで栄え、一時は州都にもなっていました。
街の名前はポルトガル語で「黒い黄金」を意味しています。アフリカから連れて来られた多くの奴隷が金鉱で働かされていた事からこの名前が付きました。そんなもの悲しい歴史のある街ですが、今は観光都市として人気を集めています。

標高1000mの山間部に位置するので、リオから来ると驚くほど涼しく感じられます。朝晩の寒暖差が大きいので夏場でも長袖の上着が一枚あると安心です。




世界遺産に登録された旧市街が素敵!

オウロ・プレットの一番の魅力は何といっても旧市街の街並みです。ポルトガル植民地時代の雰囲気が色濃く残るバロック様式の街並みは1980年に世界遺産に登録されました。石畳の坂が縦横無尽に張り巡らされた街は、まるでタイムスリップしたような気分になること間違いなし!

石畳の勾配のきつい通りは足を取られやすいので、ぜひ履き慣れた歩きやすい靴で散策してくださいね。

ブラジル独立運動の先駆者、チラデンチスの名前を冠した街の中心広場。ここを起点に旧市街の観光をするとわかりやすいと思います。

どこを切り取っても絵になるオウロ・プレット旧市街。治安も比較的良いので、日が落ちてからも散策を楽しめます。夕方から夜にかけて優しいオレンジ色の光に包まれるオウロ・プレットも魅力的。ベロ・オリゾンチ(ミナス・ジェライス州の現在の州都)から日帰りで訪れることも可能ですが、1泊はされることをおすすめします。




教会群も見応え抜群

オウロ・プレットには20以上のカトリック教会が点在しています。ブラジルのミケランジェロとも呼ばれる彫刻家・アレイジャジーニョの手による教会建築も数多く残り、「ミナス・バロック」という独自に発展した様式を楽しむことが出来ます。

金で栄えた街だけあり、教会の装飾は豪奢そのもので目を奪われます。教会内は写真撮影禁止の所が多いのでぜひご自身の目に焼き付けてくださいね。見晴らしの良い場所に建てられた教会も多く、教会からの景色も必見です。




金鉱跡でプチアドベンチャー気分

金鉱は既に閉鎖されている所がほとんどですが、当時の雰囲気を味わえる金鉱跡がいくつか残っており観光客にも開かれています。

その内の一つ「ミナ・ド・シコ・へイ(シコ・ヘイの洞窟)」はオウロ・プレット中心部からもアクセスの良い金鉱跡。シコ・ヘイはコンゴから奴隷として連れてこられた部族の王で、ブラジルにおける奴隷解放運動を率いた人物です。

ガイドさんに案内してもらい、薄暗く狭い金鉱を進んで行きます。オウロ・プレットや金鉱の歴史について聞きながらの金鉱ツアーは臨場感たっぷりです。くれぐれもケガにはご注意を!

もう一つ、オウロ・プレットからバスで15分ほど行った所にある「ミナ・ダ・パッサージェン」という金鉱もおすすめ。

こちらではケーブルカーに乗って地下の金鉱跡まで下りていき、中の様子を見学する事が出来ます。ケーブルカーは結構なスピードが出るので迫力満点!

シコ・ヘイの洞窟に比べると広い空間が広がっています。鍾乳洞みたいな雰囲気。

地下水を湛えた神秘的な青色の池もあります。

現在ではオウロ・プレットでの金の採掘はほとんど行われていないようですが、宝石やその他の鉱物資源の採掘は続けられています。ブラジルの宝石の多くがオウロ・プレット近郊で採掘されているそうで、金鉱見学の後だとその希少さをより感じます。
ジュエリーショップや宝石を扱うお土産屋さんも街中にいくつかあるので覗いてみては?ピアスなどの小さいものなら比較的お手頃な値段で手に入れる事が出来ますよ。




ミナス・ジェライス料理に舌鼓

ミナス・ジェライス州はその独自に発展した料理でも有名です。ブラジル料理と言えばフェイジョアーダやシュハスコが代表的でお肉を食べるイメージが強いかもしれませんが、ミナス料理はなんともバラエティに富んでいます。
特にチーズが有名ですが、野菜を中心にした料理やスイーツも沢山の種類がありブラジル料理のイメージが覆されます。日本人の口に合うものも多いので、ぜひミナス・ジェライス州ならではのお料理を食べてみてくださいね。

おすすめはミナス料理のビュッフェが楽しめるレストラン。旧市街の中にもいくつかあるので散策がてら気になったお店に入ってみてください。わたしはContos de Reisというレストランを利用しました。


こちらのレストランはかつて奴隷小屋として使われていたこともあるらしく、かなり雰囲気のあるお店です。オウロ・プレットの歴史を感じながらの食事は思い出に残るはず。


ミナス料理は「Comida Mineira」と言い、ビュッフェはBuffetやPor Kiloという看板が目印です。(Por Kilo:ポルキロは厳密にはビュッフェではなく、取ったお料理の重量によって値段が決まる形式です)




レトロな観光列車で「マリアーナ」へ日帰りトリップ

オウロ・プレットでの滞在時間に余裕があったら訪れてほしいのが、ミナス・ジェライス州で一番最初に州都になっていた「マリアーナ」という町。オウロ・プレットからはバスで約40分、または週末(金~日、祝日)のみ運行される観光列車で約1時間。

レトロな観光列車から見える景色は緑たっぷりで心が洗われるよう。日程が合えば観光列車で訪れることをおすすめします。

可愛らしいピンクの駅舎もとても素敵!

マリアーナはオウロ・プレットよりも小さな町ですが、美しい建物が数多く残っていてのんびり散策するのにぴったりです。

特に中心に建つ2つの教会がとても印象的。こんなに近くに建てなくても…と思わないでもないですが、荘厳な教会が並び建つ様子に圧倒されます。




オウロ・プレットへのアクセス

最寄り空港はミナス・ジェライス州の現在の州都ベロ・オリゾンチにあります。ベロ・オリゾンチ市街地からオウロ・プレットへはバスで2時間ほど。ベロ・オリゾンチを拠点にミナス・ジェライス州を回るのもおすすめです。オウロ・プレットの他にもチラデンチスやサン・ジョアン・デル・ヘイなど美しい街が点在しています。

サン・パウロやリオからバスで訪れる事も可能。サン・パウロからは約11時間、リオからは約6時間かかるので夜行バスを利用すると便利です。

時間が止まったかのような街並みが残るオウロ・プレットはブラジルでも屈指の観光都市ですが、程よく静かでのんびりとした雰囲気が漂っています。リオやサンパウロなどの大都市とはまた違う、ブラジルの違った魅力を味わいにぜひ訪れてみてくださいね。




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