マサイマラ国立公園とは
アフリカ大陸、ケニアを訪れる観光客の多くを引き寄せるもの、それは広大な自然と、そこでのびのびと暮らす野生動物たち。
中でも特に人気なのが、マサイマラ国立公園でのサファリツアーです。公園といっても、近所の公園とは訳が違う!総面積約1,800㎢と、日本の大阪府と同じくらいの公園です。
日本からケニアの首都ナイロビまで直行便はなく、中東経由で向かいます。乗り継ぎ時間含め計22時間!さらにナイロビから国内線に乗り継ぎマサイマラ国立公園まで1時間弱!
ほぼ丸一日の移動時間をもってしても、「訪れる価値がある」と断言できるこの地の魅力を、お伝えしていきます!
サファリツアー=ゲームドライブ
マサイマラ国立公園でのサファリツアーは、そのほとんどが、公園内にあるホテルに宿泊し、ホテルが所有するサファリカーで草原を巡るというもの。1日に、朝・夕2回、それぞれ2~3時間ほどのサファリツアーを楽しむのが基本スケジュールです。
ドライバー兼ガイドの方が、長年の経験で培った嗅覚を駆使し、動物のいそうなところに連れて行ってくれるのですが、サファリカーに乗っている我々もただふんぞり返って乗っていればいいというもんじゃない!「自分が見つけてやる!」という気概で参加することで、アドベンチャー感は2倍になります。
サファリツアーが現地で何と呼ばれているか、知っていますか?それは、「ゲームドライブ」。一瞬一瞬の判断(道をどちらに曲がる?何もいない草むらで待機する?それとも別の場所に移動する?等)が、動物に出会えるかどうかの鍵になり、まさにその感覚は広大なサバンナを舞台にゲームをしているよう!
4日間の滞在での出会い
私がマサイマラ国立公園に滞在したのは、4日間。毎日の朝夕サファリツアー改め「ゲームドライブ」、そこで出会えた美しい動物たちを紹介します!
・草食動物編
広大な草原で遠くからでも見つけやすいのが
キリン
あくまで「柄」に興味があったので、カメラをズームしてみると思わぬものが撮れ、思わず「ほう」と声が出ます。
映画「ライオンキング」では大きそうに見えるプンバァ(イボイノシシ)、実物は周りの草食動物に比べてとっても小さくて可愛い!ちょこまか動く姿を見ていると自然とこちらも笑顔になります。
ゾウのファミリーにも遭遇!
常に赤ちゃんは群れの真ん中になるよう、守っているのが印象的でした。
そして草食動物の中でも最も出会うことがレアと言われるのが・・・
こちらクロサイ。ドライバー曰く、広大なマサイマラ国立公園内にたった35頭しかいないそう。クロサイはその角目当ての密猟の結果、絶滅危惧種に認定されています。
「サイの角は漢方薬として違法に高値で取引されているが、その成分は人間の爪と何ら変わりない」とドライバー。今回出会ったクロサイやその家族がこれからも安心して生きていくことを願うばかりです。
・肉食動物編
続いて肉食動物!
サバンナの肉食動物といえば・・・
そう、ライオン!サファリツアーでは実はかなりの高頻度で出会うことができました。
群れで行動するライオン、可愛い可愛い子供も発見!
百獣の王の名に恥じない堂々たる姿
また、こんな瞬間も目撃しました・・・
眼前で繰り広げられる一連の流れ(驚くことに計20秒)に目が釘付け!!!
また、レア動物のこんなシーンも!
チーターがさっき狩ったばかりであろう獲物に食らいついています。
そのおこぼれをもらおうと虎視眈々と見つめるハゲタカたち。
別のタイミングでは、こんなくつろぎシーンにも遭遇しました。
まとめ
さて、マサイマラ国立公園で出会った動物たちを一挙にご紹介しましたが、いかがでしたか?実際のゲームドライブでは、ここで紹介した動物が一気に出てきてくれるはずもなく、長らく何もない草原を駆け巡り、ふとした瞬間にライオンを草むらの陰に見つける!ということもしばしば。ゆえに出会えた瞬間の喜び、興奮は体験してみなければわからない特別なものです。あなたの次回の特別な旅行に、ケニア、マサイマラ国立公園を選んでみてはいかがでしょうか。
これだけ多くの美しい動物たちに出会えたマサイマラ国立公園でのゲームドライブ、実はここで紹介していない、もう一つの奇跡の瞬間に私は遭遇しています。それは知る人ぞ知る「ヌーの川渡り」。別途記事にまとめるので、そちらもぜひお楽しみに!