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東京都葛飾区の「柴又」は、国民的映画『男はつらいよ』の舞台として知られる地。下町情緒あふれる参道を歩けば、まるで寅さんの時代にタイムスリップしたかのような気分に。東京にいながら「非日常」を楽しめるエリアです。

そんな柴又で日帰り観光を楽しんできたので、実際に歩いたコースをご紹介します!




柴又駅前では寅さんがお出迎え!

京成電鉄金町線の「柴又駅」で下車すると、さっそく「寅さん」の像がお出迎え。

旅立つ「寅さん」を、妹の「さくら」が見送っています。
ここは柴又に来た記念にぜひ写真を撮っておきたいスポット!

柴又駅から歩いてすぐ、「帝釈天参道」に入ります。「柴又帝釈天(題経寺)」までおよそ200メートル続くこの道には、団子屋や川魚料理屋などが並び、食べ歩きを楽しむことができますよ。

参道の街並みや賑わいなどが評価され、葛飾柴又は国の重要文化的景観に選ばれています。




名物「草だんご」食べ歩き!

さまざまなお店が並んでいますが、やっぱり気になるのは柴又名物「草だんご」! 柴又では江戸時代頃から、よもぎを使った草だんごが作られていたそう。

参道には草だんごが食べられるお店が数店舗あり、今回はそのうちの2店舗で購入しました。まず向かったのは、明治・大正時代に建てられた立派な店舗が目を引く「高木屋老舗」。

「高木屋老舗」で購入した草だんご(1本170円)は、あんこがずっしり! あんこを落としてしまわないよう、大事にそーっと食べました。とってもボリューミーで満足感のある食べ歩きスイーツです。

続いてすぐ近くの「とらや」へ。こちらは、映画『男はつらいよ』第1作〜第4作で撮影に使われたお店! 建物自体は老朽化のため建て替えられたそうですが、映画に出てきた階段は今でも残っています。

店頭で食べ歩き用のお団子を注文すると、その場で焼いてもらえるのが嬉しい!

ちょっとしょっぱいものが欲しくなって注文した、土・日・祝日限定の「焼草だんご」(1本150円)。草だんごを醤油でつけ焼きし、海苔をたっぷりまぶしたものです。焼きたてのおだんごは想像以上に柔らかくて美味しい!




「柴又帝釈天」の彫刻に魅せられる

賑やかな参道にワクワクしながら歩いていると、あっという間に「柴又帝釈天(題経寺)」へ到着! 1629年(寛永6年)に創建された、日蓮宗のお寺です。

門をくぐって境内に入ると、目に飛び込んでくる立派なマツの木。「瑞龍のマツ」といって、東京都の天然記念物に指定されています。

さて、「柴又帝釈天」を訪れたなら見ておきたいのが「彫刻ギャラリー」と「邃渓園(すいけいえん)」。この2つは有料エリアとなっていて、共通のチケット(大人400円 / 小中学生200円)を購入して見学させていただきます。

“彫刻の寺” として知られる柴又帝釈天の、圧巻の彫刻がこちら。

帝釈堂に施された彫刻は、10人の彫刻師が分担して制作し1934年(昭和9年)に完成したもの。関東大震災で欅の彫刻材が消失するなどの被害に遭いながら、十数年の歳月を費やしてようやく完成したそうです。

拡大してみると、彫刻の細かさがよく分かります...!

彫刻ひとつひとつにストーリーがあり、奥行きまで再現されていることにびっくり! 説明を読みながら鑑賞すれば、なんだか美術館にいるような気分です。

もう一つの芸術作品といえるのが、柴又帝釈天の庭園「邃渓園」。趣のある廊下をぐるりと歩きながら、美しい日本庭園を鑑賞することができます。

ベンチの置かれた休憩スペースには、セルフサービスのお茶(無料)が用意されており、庭園を眺めながらほっと一息。東京にいることを忘れてしまいそうな空間です。




「矢切の渡し」で江戸川を渡る

「柴又帝釈天」から5〜6分歩き、江戸川の河川敷へ。有名な「矢切の渡し」を一度見てみたかったのです!

「矢切の渡し」は、千葉県松戸市矢切と東京都葛飾区柴又とを結ぶ渡し舟。江戸時代初期から地元民の移動手段として利用されており、現在ここが、都内に残る唯一の渡し場となっています。

この日は午前中に少し雨が降っていたので運航しているのか不安でしたが、渡し場に着くと川のほうから、「営業してますよ〜」と若い男性の声が聞こえてきました。

手作り感満載の渡し場にドキドキしつつ、渡し舟に乗ってみることに。

渡し舟の料金は片道200円(子ども100円)。ただ舟に乗りたいだけの私たちは、千葉県側で降りずにまた柴又に戻ってくるので一人400円、船頭のお兄さんに手渡します。

対岸の千葉県へはあっという間! 写真右上、旗が立っている場所が千葉県側の渡し場です。この写真だけ見ると現代の日本じゃないみたいですね...。

千葉県側で他のお客さんが降りていき、舟は貸切状態に。帰りはちょっと回り道をしながら、周辺の案内をしてくださいました。

こち亀のテーマソング『葛飾ラプソディー』に登場する「とんがり帽子の取水塔」も発見!

乗り場の注意書きに “渡し舟の中では 音楽・説明等はありません” と書いてありましたが、船頭のお兄さんがこの地域の豆知識をいろいろと教えてくださって楽しいひとときでした。

「矢切の渡し」の運航時間は10:00頃〜16:00頃。天気の良い土日は満席になるほどお客さんが来るそうなので、時間に余裕を持って行くのがおすすめ!(※荒天の場合のほか、臨時でお休みになる場合があります。冬季は土日祝日と庚申の日のみ運航。)




「山本亭」でお抹茶タイム

続いて向かったのは、「矢切の渡し」から徒歩約5分、美しい日本庭園で知られる「山本亭」。大正末期から昭和初期の特色を色濃く残した近代和風建築で、東京都選定歴史的建造物の一つです。

「山本亭」の庭園は米国雑誌の日本庭園ランキングで第3位に選ばれるなど、海外からも高い評価を得ています。

その美しい庭園を眺めながらお抹茶をいただく至福のひととき。写真で見て想像していたよりも素敵な場所でした。




懐かしの駄菓子屋さん

「山本亭」で休憩したあとは、再び参道を通って柴又駅方面へ戻ります。

柴又駅近くにある駄菓子屋さんは、外観もレトロ可愛い。

お土産に駄菓子を購入。子どものころに食べていた懐かしい駄菓子がたくさんあり、選ぶ時間も楽しい! 店内にはピンボールなどのゲームもあり、大人も夢中になって遊んでしまいます。




「おじぎ茶屋」で生ビールを。

帰る前に、駄菓子屋さん近くの「おじぎ茶屋」へ。どうやら最近オープンしたばかりのお店のようで、Google Mapで調べても表示されませんでした。

店先の小さなテーブルで「生ビール」(500円)と「もつ煮込み」(500円)、「ホンビノス貝浜焼き」(500円)をいただきます!

お店で食事するときって「メニューの写真と違う...」とガッカリすることがときどきありますが、ここではメニュー写真の貝が3つだったのに対し、実際は5つもお皿にのって出てきたのでめちゃくちゃ得した気分になりました(笑)

このほか焼き鳥やコロッケ、ソフトクリームなど、食べ歩きにもぴったりなメニューが揃っていましたよ。





また来たい 柴又

東京都内にいながら、ちょっとした旅行気分が味わえて楽しい1日でした! 浅草ほど混雑しておらずのんびりと散策できる柴又は、デートにもぴったりのエリアだと思います。

今年は22年ぶりに『男はつらいよ』の新作映画が公開されるようですし、この機会に柴又へ足を運んでみてはいかがでしょうか!




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