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「Virada Cultural(ヴィラダ クウトゥラウ)」とは?

今回紹介する「Virada Cultural」は、サンパウロ市で毎年開催されている文化&音楽イベントです。2005年からスタートして今年で15回目を迎えるようです。イベントタイトルの“Virada”は「日にちをまたぐ」という意味もあり、その名の通り、日にちをまたいで「24時間ぶっ通しで行う」という、なんともブラジルらしいイベント。笑
会場はサンパウロの街中全部!といったら少し嘘になりますが…、中心街であるPaulistaから広範囲のエリアが車両交通止めとなり、道路や公園など至る所にステージが設置されます。

この日はあまり天気が良くなかったので、どんより空の写真しかないのが残念なのですが…。普段は交通量も多い(しかも荒い運転が多い)道路も、この通り歩行者天国!


開催時期は毎年夏が終わった5月頃。季節は日本と真逆になるので少し肌寒くなり始めた頃ですが、盛り上がり具合は夏真っ盛り!


政府(サンパウロ市)主催のイベントということもあり、あらゆるジャンルの音楽ステージやダンス、演劇、映画など様々な催し物がありますが、全て無料で鑑賞できてしまうという市民に優しいもの。無料だからといって期待外れなわけでもなく、規模は桁違い!「これぞ文化大国!」と呼べるイベントのひとつではないでしょうか。




雨の中でも盛り上がるオーケストラ!

イベント会場は“街中全部”ですが、私達はその中でも旧市街地にあたるSé(セー)へ向かいました。そして、到着すると同時に雨がポツリ…。
歴史博物館であるAnchieta Museumの広場に設けられたステージから鑑賞をスタートしようとしていたのですが、まずは雨を凌ぐために到着早々、博物館のカフェでコーヒータイム。ステージから時折聞こえてくるジャズやクラッシックの音楽に耳を澄ませていました。雨が止んだのを見計らって外へ出てみると、オーケストラを囲む人、人、人。これが、雨が降っている間も集まっていたというのだから驚き!


少し明るいノリの良い音楽に切り替わると、観客達は椅子に座っているにも関わらずノリノリになって踊り出していたので、思わず見ているこちらが笑顔になってしまいました。
それに、小さな子供や若者の姿も多くあることに驚きました。ブラジル人が音楽や芸術に溢れているのは、幼い頃からこのような環境が近くにあるからなのかなぁ?とも感じました。


街を歩いているとイベントのタイムテーブルを発見!時間帯によっては有名な歌手やアーティストなどのステージもあったりするようですが、私には誰が有名人なのかわからず…。





観光に持ってこい?!歩行者天国のセントロ(旧市街地)

普段は車の通りも激しいので、歩行者天国になるこの日は市内散策に最適なのではないでしょうか。


歴史的建造物が多いエリアなので街歩きをしているだけでも楽しいですが、それに加え、各所で音楽やショーを楽しみながらの散策は最高です!青空が広がっていたらもっと気持ちが良かったはず…。笑


街中にはウォールアートもたくさん!


それに、イベント開催のために普段より多く警察官が配備されているので安心感もあり、治安面での心配が軽減したようにも思いました。私は日中の時間帯にしか行っていないですが、各所で盛り上がりを見せているにもかかわらずカーニバル(*1)の時に感じた危険な空気はなく、純粋にイベントを楽しめました。
ただ、夜の時間帯は人も増えて更に盛り上がりも増すようなので、昼間以上に治安対策をしてイベントに臨んだ方が良いとは思います。


(*1)カーニバルとは、「ブラジルといえば!」のサンバカーニバルのこと。煌びやかで華やかな反面、現地の友達ですら「治安が悪すぎる…。危険。」と敬遠するほどです。それでも一度くらい、本場のカーニバルは観てみたいと思うのですが…。




五感で生きる!

今回は音楽ステージを中心にあちこち歩いて回ったのですが、ジャズやクラシックをはじめ、ショーロ、フォホー、ロック、パンク、MPB、サンバ、ヒップポップなど…挙げればキリがない程、様々なジャンルの音楽が街中に響き渡っていました。

ここはかなりの盛り上がりを見せていたロックの会場。私自身も一緒になって楽しんでいたので、盛り上がり具合が写真を通して伝わらないのが残念なところ。笑


こちらはアンビエントミュージックに合わせて妖艶なダンスをする人達。ここでは観客が踊り出すというのは見かけませんでしたが、多くの人が集まってダンスを見ていました。


街中が会場!ということで、駅(のすぐ上)にもステージが。ここはヒップホップが流れていて、若者はもちろん、年配の方も音楽に合わせてノリノリなダンスで楽しそうにしていたのが印象的でした。むしろ踊っていない方が浮いてしまうほどで、ステージを囲む多くの人が音楽に身を任せてダンス、ダンス、ダンス!たくさんの笑顔も見ることもできました。
こちらでもまた、私自身楽しんでいたので、楽しさの伝わる写真を撮れなかったのが残念なところ。笑


「音楽(ジャンル)に年齢は関係ない!」と感じたと同時に、大げさかもしれませんが、ブラジルの人々が文化や芸術を大切に(というか、当たり前の環境なのかも?)、“五感で生きている”ことを感じ取れた1日でもありました。


日本にいると各国で行われる市民イベントの情報まであまり耳に入ってきません。今回紹介した「Virada Cultural」もブラジルに移住して初めて知ったイベントです。しかも当日に。笑
とても楽しい時間を過ごすことができたので、「もっとたくさんの人に知ってもらいたい!」「同じような経験をしてもらいたい!」と素直に思いました。
年に一回なので来年以降、ぜひこの日程に合わせてサンパウロを訪れる旅を計画してみるのはいかがでしょうか。





おまけ 〜 ビザ情報

今までブラジルは数日間の観光滞在であっても入国ビザ(観光ビザ)の取得が必要な国でしたが、2019年6月17日よりビザが免除されます。ブラジルは日本からサクッと旅に出れる距離ではありませんが、ビザが免除になるだけでも旅行がしやすくなるんじゃないかな、と思います。

個人ブログにもビザ免除についての記事を書いているので、もしよかったら覗いてみてください。
>>https://mic-brazil.com/visa-menjo




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