先月ポルトガルを旅し、スペインとの国境に近い小さな村
「モンサント(Monsanto)」
を訪れました。
ここは、巨石と共存する不思議な村。
隕石が落ちてきたような建物や、城跡から見た絶景など、モンサントで心に残った風景をご紹介します。
“最もポルトガルらしい村”
ポルトガルの首都リスボンから、バスでおよそ4時間。岩山の中腹に位置する村「モンサント」へ到着!
バスを降りるときに、運転手さんが「モンサントは
最もポルトガルらしい村
と言われているんだよ、楽しんでね!」と声をかけてくださいました。
バスを降りて少し歩くともう、岩の迫力に圧倒されます。
屋根の上に岩!!!
宿に荷物を置いたら、さっそく村を探検!
地図アプリの位置情報があまりあてにならなかったので、スマホを見ずに散策してみました。見晴らしの良い場所の付近には「Miradouro(=展望台)」と書かれた案内看板があります。
この村では、屋根の上に大きな岩がのっている不思議な建物をいくつも見かけました。
▲ モンサントの広い展望台「Miradouro do Forno」から。このインパクトある建物はレストラン。
▲ 絵本に出てきそうな建物。モンサントのお土産ショップではこの建物のポストカードが売っていました。
屋根に岩がのっている、というよりも、「岩を屋根として利用している」と表現するのが適切かもしれません。
壁として利用している建物も。岩にめり込んでいるみたいで面白い・・・!
モンサント城
巨大な岩がゴロゴロしている道を歩き、山頂にある「モンサント城(Castle of Monsanto)」へ。
岩に飲み込まれているような、お城の外観。なんだかRPGの世界に迷い込んだ気分です・・・。
要塞として活躍していたモンサント城は、爆発によって破壊され、現在はその一部だけが残っています。
お城の跡に登ると、ずーっと遠くまで見渡すことができました。想像以上の絶景!
柵などはありませんので、足元に気を付けながら景色を楽しみましょう。
モンサントの猫たち
村を歩いていると、可愛らしい猫たちに出会いました。
ヨーロッパの小さな村には猫が似合う。
村人や観光客からとても可愛がられているようで、人懐っこい子ばかりでした。
モンサントの夕焼け
サンセットに合わせて展望台へ。
夕日に染まるオレンジ屋根の家々、山の麓に広がる広大な平地・・・。リスボンやポルトなどの都市とは全く違ったポルトガルの顔。
この日の夜はモンサントの宿に泊まり、翌朝再び、村をぐるっと歩いてみました。朝は日帰りツアーの団体客がいないため、村は驚くほど静か。鳥のさえずりに耳を傾けながらお散歩する、とても贅沢な時間でした。
せっかくモンサントへ行くのであれば、日帰りではなく1泊されることをおすすめします。
おまけ
モンサントからの帰りは、カステロブランコ駅までタクシーを利用しました。運転手さんがふとタクシーを停め、窓の外を指さして「フォト! フォト!」と言うので見てみると・・・
遺跡のようなものが!
どうやら私がカメラを持っているのを見て、「あれ写真撮りなよ!」とわざわざタクシーを停めてくれたみたい。有名なフォトスポットなのでしょうか?
運転手さんがせっかく説明してくれたのに、私がポルトガル語を全く理解できないせいで、あれが一体何だったのかは謎のまま・・・(無能)
カステロブランコのガソリンスタンド近くにあり、モンサント行きのバスやタクシーから見える場所なので、モンサントへ行くときはぜひ探してみてください。